イマドキのオランダ中学生の日常

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昨今は、たくさんの日本人がオランダに在住しており、色んな方が色んな情報を発信しているので私が書くトピックもない…という感じになってますが、オランダの学校情報、特に中学という難しい年頃の記事はないんじゃないかなーと思うので、ちょっと書いてみます。といっても、うちの子の周りの話、になってしまいますが。。。💦

1.オランダの中学校とは?

まず最初にオランダの中学校、と書きましたが、中学校というカテゴリーはありません。高校というカテゴリーもありません。オランダは小学校を卒業すると、中等教育課程に進みます。

中等教育課程はすでにレベルが分かれており、大学進学を主たる目的としたvwoからすぐに職業につくことを主たる目的としたvmboまで、大きく分けてレベルが3に分かれています。また各レベル内でさらに細かくレベルが分かれてます。

まず最初に、これだけは知ってもらわなければ!ということなのですが、日本は多くの人が大学に進んで、その後、一般企業に就職しますが、オランダの場合は一般企業に就職するのが目的であれば、レベルは中間のhavoになる、ということです。サラリーマンやOLになるためには、、、その専門学校に行けばいいのであって、大学の商学部、とか経済学部、なんかに行く必要はナイってワケです。

それでも多くの日本人は、やっぱり何が何でも大学へ!と思うかもしれません。でも、、、オランダは個人業が盛んなので、商業熱心な人は、むしろ大学で下手に勉強を続けるよりも、早くから技術を磨いて会社を立ち上げるほうがよっぽど儲かる、という方式があります。

例えば、一番下のvmboに行って、そこで庭師の技術を学んだとしましょう。卒業後、まずは親方のところで修業をしたとしても、そこで手先の器用さ、センスの良さがあれば、あれよあれよと仕事を請け負うことができます。そして独立。経営の才能もあれば、どんどん会社を広げて…というのがよくあるサクセスストーリー。ちなみにうちの子の友達も、驚く金持ちがいますが、みんな経営者です。普通の会社で働くリーマンは、郊外の一軒家は買えないのが通常なんですよね。。。

さて。こうやって若いうちにレベルを分けるのはいいことなのか、どうなのか。それは一長一短あるのではないかと思います。が、日本の受験のように競争が激化しない理由は…

その1.途中でもレベル変更可能(1、2年生はブリッジグラス)
その2.入るよりも出るほうが難しい(落第も普通にあり)

最近は、どこもレベル変更がかなり緩くできるようになっています。今まで問題となっていたのは、落ちてしまった人々を受ける皿がない、ということだったので、違うレベルの学校で提携してレベル変更を簡単にできるようにしているところが多いです。うちの子の学校もそんな感じなのかな。

オランダは、卒業試験も難しく、合格しないと卒業できません。また、毎年赤点が多い場合も次の学年に進むことができません。日本は高校だと落第アリですが、中学はたぶんほとんどないんじゃないかな…そう考えると、かなり厳しいと思いますね。結局、無理してレベルの違うところに入っても、1年、2年と経つと自分の適合レベルになってしまう、、、そんな感じでしょうかね。うちの子の学校でも、落第かレベルを下げるか、の二者択一者はけっこういるそうです。

2.オランダの中学校・高校は何年制?

中等教育は全部で何年なの?という質問もけっこう面倒くさいです。日本みたいに中学3年、高校3年と決まっていればいいのですが、オランダの場合はこれまたレベルによって合計年が違います。一番上のvwoは6年、真ん中のhavoは5年、一番下のvmboは4年です。なので、中学校は何年あるの?とか…そういう質問をすると、オランダ人は面倒くさいと思うかもしれませんのでご注意を(苦笑)!

うちの子はvwoに行っているので6年間のカリキュラムになります。話を聞いていると…日本でいうところの、中高一貫教育みたいな感じですかね~。学校に行って驚きましたが、一番上の学年の子たちは、スクーターなんかで通っているんですが、、、失礼を承知で言えば…「もう、、、どうみても(汚い)オッサンにしか見えないやん!」みたいな人がけっこういて、ガガーーーン。ヒゲが~、髪の毛が~…💦もうちょっとなんとかせーやーーーーって私に言われたくないってか。。。苦笑

一方、一番下の子たちは、え?これが中学生なの?!?!みたいな、カワイイ小さな男の子がいたりして、、、その学年ギャップがスゴイ。でも、考えてみると、オランダは落第も飛び級も普通にあるので、2年(1.5年くらい)飛び級してくると10歳、11歳くらい?なんだよね。。。なんか、子供から大人までの学校、みたいな雰囲気で不思議ですね。

3.学校の勉強事情

普段は、クラス単位で授業を受けます。ただ、時間割が毎日8時半から3時まで、と決まっているわけではなく、その日によって開始時刻や終了時刻が違います。日本でいうと、大学みたいな感じですかね…。普通に試験があります。小テストのようなものもあれば、公式テストもありますが、成績は小テストなども含む全体のテストの結果で決まってきます。ので、テスト一発勝負!ができません。。。

驚くのは、宿題の出し方です。先生が教室で「〇〇ページまで」なんていうわけではなく、学校のサイトにログインして自分の授業の内容を確かめなければなりません。授業の休講状況もネットで知らされるので、携帯(スマホ)は必須。スマホ携帯率は100%だと思います(そうじゃないと、生活できない)。

日本はいまだにスマホ禁止、と言って、親も学校もスマホに否定的ですが、オランダにはその論理はありません。ゲームをやりすぎて生活が日夜逆転するなんて話はほとんど聞いたことありませんし、SNSによる被害も…日本ほどありません。それが可能なのは、SNSの危険性を早いうちから指導することにあるのではないかな?と思います。ちなみにうちの子の話を聞いても、警戒心は私以上に強いし、これはやってはいけない、ということも非常に熟知しています。どこからその情報を得たんでしょうか…友達同士でもよく情報交換はしているようです。また知らない人と会って危険な目にあったというニュースもよく知ってます。

4.教科書は貰えない?

オランダの学校で驚くことは、教科書がもらえないということでしょうかね。教科書は貸出制なのです。こう考えると日本って超贅沢~。でも、あの豪華な教科書の裏には、税金を巡っての出版業界と教育界のズブズブな関係がありそうです💦。みんな、ここ注目したほうがいいですよ。そもそも教科書なんて1年で使用期間が終わりなんだからさ、昨今のあの豪華な教科書はいらないんじゃない?と思います。そのお金を先生の給与に回したほうがいいと思うのは私だけ?

ちなみにオランダの教科書は貸出制のため、落書き・折り曲げ厳禁です!!き、厳しすぎる~。1年の最初に教科書を受け取り、1年後に返却する際、汚れていたら罰金を支払わなければいけません。き、き、厳しすぎる~。また、表紙が擦れて汚れてしまうため、ブックカバーをかけてよいことになっています。新学期前の夏休み、スクール関連グッズ売り場には、ラッピングペーパーが山のように売られますが、それはこの教科書ラッピングに使用される、てことですね。

自分らしさを出すために、シールを貼ったり、いろんなことしてよし~。…そんなわけで、親バカな私は、彼女のために日本から大量のフレークシールを購入してしまったという追加エピソードアリ…苦笑。ちなみに、彼らは鉛筆も使わないので、鉛筆、消しゴム、シャープペン類のお土産はまったく重宝されませんので(←使い道がない)、お気をつけあれ~。

5.部活ってあるの?

あるわけないじゃないですか。そんなの、あるわけ、ありません💦。でも、日本に行くと、よく聞かれるんですよね~。意外と部活は世界共通!て思っている人が多いのかな…(笑)。むしろ日本独特のものだと思うけど~。

スポーツは、個人的にやりますね。ただ、あまりにすごいレベルの人、ただプロサッカー選手になるような人はどうするのか?という話なんですが、そういう人はどんどんスカウトされて上のレベルに上がっていきます。そして…これは是非強化選手に!というレベルまでくると、スポーツ専門学校(vmboに相当)に入ります。ちなみに今旬のサッカー選手、フレンキー・デ・ヨング(FCバルセロナ)はラブラブの彼女とこの専門学校で出会ったんですよ。そーか、その手があったか…!!…ん?

6.服装とかお化粧とか…?

オランダには制服なんてものはありません。でも、何を着ても自由!ってわけでもありません。おへそが見えちゃうようなぴちぴちのTシャツとか、ミニスカートはたぶん禁止。なので、日本の制服も危ないカモ…???しかし、割と自由は認められています。お化粧だって、髪形だって自由!!

そんな状況じゃ、いったい、、、みんなの格好はどんなものか?と思うでしょう?…ところがどっこい。意外と地味なんですよね~。私は彼女の学校に行って、拍子抜けしてしまったくらい…(と、これは私の服装が濃い~というわけではありませんよ)。

下は…男も女もジーンズやパンツ。ほとんどの人がスキニーと呼ばれる系のものを着ていますね。そして上はTシャツやパーカー。スポーツブランドが人気でナイキ、とか、アディダス系のパーカーなんかが多いです。なんか、拍子抜け、じゃないですか?もっと個性を出せーーーー!と私なんかは言いたくなってしまいますが、それを言うと、うちの子は「ママー、変だよ。」と冷たい一言…ううう、、、そうなのね…。

こう考えると。日本の中学校なんかは、多くの学校で厳しい校則で生徒を縛ってますけど、たぶんほとんどの校則がなくなっても…そんな奇抜なカッコする人、いないんじゃないかな~って思う。反抗して今、そういうカッコしている人も、みんなが自由になったら、意外と普通になっちゃうんじゃないの?とすら思います。

まー、でも、今、日本はヘンな方向に向かってますけどね。可愛くなりたい!と、お化粧するだけならまだよいですが、プチ整形・整形まで行ってますしね。このきれいになりたい願望は、今も昔も根本は変わらないとは思いますけど、でも、、、方向性が悪い方向へ向かっているような気がしますね。きれいにさえなれたら!は、お金さえあれば!…とあんまり変わらないタラレバ願望ともいいますかね。でも、意外とそのタラレバ、って幸福には向かわない気がします。ハリウッドの子役(たとえばリンジーローハン)なんかの行く末を見るといつもそう思いますね。。。整形するのは自由と思いますけど、そうすれば幸せになれる、と思っているんじゃ、辞めたほうがいいのでは~???と思います。そもそも可愛くてちやほやされるのなんてほんの何年かだけですしね…。

整形までして可愛くなりたい、て思うのは、コンプレックスの裏返しだと思いますけど、なんでこうなるのか?と考えると、中高の厳しい校則も影響しているんじゃないかな、てそんな気もするんです。みんな、同じ格好するように強制されると、かわいい子とそうでない子の差が激しくなってしまうでしょう?どうしても比べざるを得ないんです。ほかの生徒と自分の状況を。これが、個性で競うことが許されていたら、自分に似合う格好をすることが許されていたら、ここまで差が激しくなることはないと思うんです。顔はイマイチ…でも髪が奇麗な人は、可愛い髪形で競うのもよし。何色が似合うと思えばその色で決めるとか。足が奇麗な人は、ズボンですらっと見せるとか…いろいろできますよね。

だから…私は、日本の校則には反対です。若い人たちを不幸に陥れ、結果、日本の未来に大きな損害を与えているから一刻も早く辞めて、日本の中高生を解放してあげなければ!といつも思っているんです。いや、マジで。今の時代に合ってませんよ。

7.オランダのスクールカースト

オランダにもスクールカーストのようなものが存在するんでしょうか?…ハイ。存在します。しかし、全生徒の頂点に立つか?ていうと、ハッキリとした境界はないでしょうね…。オランダはゴーイングマイウェイ(死語?)な人も多いから、それぞれが自分の好きなことに没頭してますし。だいたいクラスで賑わう目立つグループとそれ以外に分かれ、それ以外の人は数人のお友達でこじんまり…てのが多いです。まー、日本もそんなんじゃないかな?と思いますけど。

うちの子の学校で目立つのは、モテグループ、そして賑やかグループ。賑やかグループは、みんなで動画を作ったりしてるんですよ。うちの子にもその動画を見せてもらいましたが、けっこうお笑いセンスアリ、で感心しました。ちなみに学校でも動画作ってます(汗)。突然、全員で意味不明の動作をしたりして、ほんと、変態丸出し(爆)?この自由さはいいなぁ、と思いました。

ちなみにうちの子も、クラスでは相当目立つメンバーらしいです。…モテグループ?いえ、お笑い系で(爆)。実は私、本当にお笑いが好きなんですよね。関西が本当に好きだったし、ジョークが面白い欧米も大好き…で、今、ここに住んでいるって感じなんで(汗)。好きな俳優も…結局、イケメンがいい!とかいいつつ、ずーっと好きなのはアダム・サンドラーなんです。。。というわけで、うちの子は、私の血をひいてしまった、ということで。家でも毎日二人で変態ギャグかましてるしなあ…仕方ないか💦。

8.オランダでモテる中学生・高校生とは?

少女漫画好きの私にとって、楽しい話題になってきました!(?)。…これが。まぁだいたい想像できると思うんですが、男性はやっぱりサッカーをやっている人はモテますね。アメリカではアメフト。日本ではスポーツ全般。やっぱりそうでしょうよ。

上で日本では整形が…といいましたが、残念ですけど、顔が良い、というのはモテのトップ条件ではないですね。まずは背が高い。これに尽きるでしょう。え?身長が170センチ~、、、ハイ!それはまったくもってダメです~~!!!最低180センチはないと。

…と、ここまで書いてお分かりでしょうけど、この条件でアジア人男性は厳しくなっちゃうんですよ。人種差別ではないんですけど、アジア人はなかなかモテない。それはなぜか、といえば、まずもって身長が足りない!これに尽きます。モテたいアジア人は、まずはミルクを飲め!睡眠時間は長めに取ろう!!…いや、半分冗談で言ってますけど、でも、オランダだとこんな感じです(汗)。

実はこの話題は、9月に日本に帰った時、美容院で盛り上がったんですよ~。オランダの男性の平均身長は185センチくらいですよ~(正式には183.8センチらしい)と何気なく言ったら、そこにいた美容師さんたちが全員ホント驚いちゃってまして、、、。さらに女性の平均身長は170センチを超えている、と言ったら、そこにいた男性陣が、みんな、すごくガッカリされていて。。。(なんと、全員170センチなかったのだった、、、💦)

でも、オランダ人も50年くらい前はかなり低かったんですよ。なので、大きくなるのは可能なんです。頑張れば。その根拠はうちの甥っ子にアリ、で、純ジャパですが、186センチ?だかなんだかあります。彼はオランダ人並みに大きくなりたかったので毎日頑張りましたよ。この努力、ちょっと語りたいくらい(笑)。

人種別に言えば、モテる男性は、白人も多いですが、褐色系も強いですね。やっぱり褐色系はスタイルがいい人が多いですしね。私がフーッと振り返るのもたいてい褐色系かなぁ。

女性がモテるのは、きれいな人、てのもあるけど、髪の色が魅力的、てのも大きい要素かもしれませんね。人種がいろいろ混じっているだけあります。きれいな人の要素の中には、目の色というのもあって、魅力的な目の色をしている人はそれを自慢にしている人もいますね。女優さんとかモデルさんでもそういうの、よく聞きますし。純ジャパの私には縁のない話ですが。あとは顔の形とか、頭の形、魅力的な体系スタイルもきれいの必須要素ですね。

だから、日本でいうプチ整形ってこっちでは通用しないんですよ。もし自分の顔が魅力がない、て思っている人は、むしろ頑張って魅力的なスタイルや美しい髪を手に入れたほうが良いのかも。こちらは日ごろの努力で少しずつ変化するもんじゃないかな、と思います。美しい身のこなしって世界に通用するものです。

…と、そんなわけで、うちの子に見せてもらう、学校でもモテる男子・女子のレベルは、本当に高いですね~~。日本だったら全員モデル?て感じ。ともかくスタイルいいですしね~。

あ、私の好きな話題だけあって、やけに長くなってしまいました。

9.なるほど!ビックリ!!オランダ事情

オランダはLGBTに非常に寛容な国だと思われますが、自分がLGBTかどうか?はだいたい中学生くらいで薄々と分かってくるようです。ま、好きな人がいて気になる…みたいなのが顕著に表れるのは思春期ですしね。非常に寛容な国であっても、やはり本人は悩むようで、そうなのかな?どうしようかな?みたいな…葛藤があるようです。ただ、周りはなんとなくもう分かっちゃうみたいですが。まー、ゲイなんか…女性のほうが察知しやすいですよね。私も本人がカミングアウトする前でしたけど、すぐ分かりましたよ。だって、二人っきりになっても全然怖くない(ある種の緊張感がない!)!

この間、子供と二人で電車に乗っていたら、別の駅で子供の友達の友達みたいな人が乗ってきました。男の子と一緒だったので、「あの子、電車でデートに出かけるんだね?」とあとで言ったら、「違うよ~、ママ。あの男の子はゲイだから、女の子同士のお買い物なの!」と言っており、ある意味衝撃を受けたというか。ザ!日本では考えられないシチュエーション!!じゃありませんか?うちの子のコメントも想定外ですし。こう考えると日本はLGBTに寛容になってきた~とはいえ、まだまだと言えるのではないでしょうか。


最後に。最近、うちの子に聞いて、大変驚いたこと。それは…学校に警察がしょっちゅうやってくるってことかな。うちの子の学校はそう滅多に来るわけではないようですが、隣の学校にはなんらかの事情で毎週のようにやってくるそうです。

エーーーー?と、驚きましたけど。そこでふと気がつきました。日本の学校が聖域と呼ばれる理由が。今まであんまり分かっちゃなかったんですね、結局のところ。最近、日本の学校では、不祥事が相次いでますけど、みんなの不満は「校長先生が~~」「教育委員会が~~」…てとこなんですけど、これって今の時代、、、おかしいことなのでは?

最近話題になっている神戸の教諭のいじめ事件。これはいじめじゃなくて、学校外に出たら立派な犯罪行為ですよね…。なのに、校長先生が何もしてくれなかった、とか、教育委員会に伝わってなかった、とか…。

オランダ視点でいうと、、、いやいや。あそこまでひどい被害にあった時点で警察を呼ぶのが普通なんじゃない?なぜ通報しないんだ?ってことなんですよ。でも、実際に誰かが通報したら、どうなっちゃうんですかね?「ここは治外法権の聖域だから警察は介入できません!邪魔はしないでください!」て校長が慌てふためく、てことなんですか?生徒を指導すべき教師があんなことをしている時点で、もう…それはおかしいのでは?!

私は、警察介入がそろそろ必要になってきたのでは?という気がしますけど、やっぱりダメなんですかね。これだけいろいろ問題が起きている中、もっと議論してもいいんじゃないかな、と思います。

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毒親に育てられた私たち

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最近、日本は誰にとっても生きづらい世の中らしい。子供は不登校が増え、大人はストレスが増え、ともかくやってくる未来に期待が持てない楽しくない社会らしい。

ここのところ流行っている言葉に毒親というのがある。その手の本が大流行りなので知っている人が多いと思うが、毒親とは、ざっくりいうと「子供を支配する親」という定義らしい。例えば、子供を自分の自慢の商品とみなし、子供に自分の思う通りに人生を進ませるような親は毒親に当たる。

…と、こうやって書くと、、、日本の多くの親は毒親に属するのではないか?と、私は思う。少なくとも、私の育ってきた環境には、毒親はけっこういたなあ…と思ってしまうのだ。

…と、こんなことを書きながらも、自分の親や人様の親を毒親呼ばわりしてよいのか?という躊躇はある。しかし、今、海外で子育てしていて、過去を振り返ってみると、やっぱり子供にとって日本の色んな要素が毒(悪影響)だったのでは、と思うところがたくさんあるのだ。それらは日本でどっぷり日本の生活に浸かっている人には気づかない些細なことなのではあるのだが。しかし、こういう些細な塵が積もり積もって社会に蔓延しているからこそ、日本は生きにくい社会となっているような気がするので、敢えて書いてみようと思う。

私は田舎育ちであるが、中学からかなり遠くの中高一貫の私立女子校まで通った。なぜそこに行ったか?というと、前も書いたかもしれないが、地元の中学に行きたくなかったからである。なぜ地元の中学に行きたくなかったか?というと、姉が通っているのを見て、幻滅することが多かった、校則とか先生の指導とか先輩後輩の上下関係とかダサいジャージとか…いろんなことがともかく嫌だったのである。あと、当時文通していた東京の女の子(年上)が、私立の学校に通っていて、なんとなくふわーんと憧れがあった、というのも理由だ。

ともかく自分の意思で母親に私立に行きたい、というとすぐに学校を選んできてくれた。学校選択、といっても田舎なので数は少なく、志望校は1校だった。ちなみにうちの両親は、両方とも東京育ちのいわゆるおぼっちゃま、お嬢様で二人ともエスカレーター式の私立に通っていたので、私が私立を受けることに何の障害もなかった。

しかし、その私立の学校にこうやって自分の意思でやってくる人はほぼ皆無であることが高校卒業前に判明した。卒業前になぜこの学校に来たのか、この学校に来てよかったか?を発表する場があったのだが、どの子もみんな「親に勧められて」と答えていたのだった。それを聞いて「ヤバ!私のような理由で自分で進んで来ている人、いないじゃん!」と思ったことを今も鮮明に覚えている。

それでは、何故親は子供を私立に入れようと思ったのか?いろんな理由はあると思う。その学校はクリスチャンの学校だったので、クリスチャンの親が通わせたい、というのが最も妥当な理由だろう。それ以外には、あまりにも子供が可愛すぎて思春期男子のヘンな騒動に巻き込まれたくない、と思う親もいたかもしれない(←…と、そんな風に思えるくらいかわいい子がかなりいた…(笑))。

でも、その中には、自分の子供を自分の思う通りに操りたい、自分の子供が(お嬢様学校と呼ばれる)私立の学校に通っていることを自慢したい、自分の子供を完璧に育てて自慢したい…こんな風に考えて子供を送り込んだ親もけっこういたと思われる。

その学校は我が家からはかなり遠く、通学のためには毎日6時半には家を出なければいけなかった。そんな遠方のエリアから通う人はそれほど多くなく、みんな親も知り合いで、子供も親も顔見知りだった。

遠くから子供を通わせる人ほど、教育熱心…これは私の憶測だが、ともかく親たちの会話はすごかった。うちは姉妹を皆私立に通わせているんです~、うちの上の子は〇〇大学(難関大学)に通ってます~…美しく着飾った母親たちはともかくハイソ感が漂っていた。お互いに勝負したい!と面と向かっては言わないものの、けん制しつつもお互いにライバル意識を持ってメラメラ状態だった。今思い出してみても、私たちはかなりすごい会話の中を潜り抜けてきていて、正直ウンザリ、嫌で仕方なかったことを覚えている。

そんな中にAちゃんがいた。Aちゃんは超美人で頭もよく、会話も楽しく、大好きだったお友達だ。現役で難関国立大学に受かり、その後、疎遠になってしまったのだが、また再開したいと心から願った友達のひとりだ。SNSで彼女を見つけ、うれしくなって彼女に再会し、いろいろ語り合ったのだが、彼女のその後の人生も人がうらやむような人生だった。

イケメン年下クンと結婚し、これまた将来有望のイケメン男子を育てていて、言うことなしだねえ~…と思える彼女なのだが、しかし、そんな彼女がこんなことを言うのである。母親と折り合いが悪い、と。実家はそれほど遠くないのに、ほとんど家には帰省せず、行っても日帰りで帰ってくるとのこと。何がそんなに?と思いきや、何度か彼女が口にした言葉は「うちの母親は学歴でしか人を判断できない」ということだった。

彼女は十分に才女ですぐれた経歴をお持ちの女性だが、実は、彼女にはそれをさらに上回る超出来るお姉さんがいた。思うに、母親にとって自慢の子は姉であり、その姉を誇りに生きてきたんじゃなかろうか。母親がAちゃんの何が気に入らないんだか分からないが(もしかしたらAちゃんの旦那さんが気に入らないのかもしれないが)、どれだけ子供が完璧になれば親は満足するんだろう?世間では十分に輝く宝石が一番認めてもらいたい親から埋もれた宝石のように扱われるのはなんとも悲しいことだ。

しかし、彼女はすでに親の存在が毒なのを気づいているのが幸いだと思う。子供が親を毒親呼ばわりしてはいけない、と思っているのが世間の風潮なので子供は後ろめたく思うのが通常なのだ(キムタクが静香が毒親呼ばわりされているのに激怒…って書いてあったし…(笑))。

ちなみに彼女はテレビを見ることを禁止されていて、大人になってからその反動でテレビを消すことができなくなってしまった、と言っていた。私が遊びに行ったときも確かにテレビはついていた(笑)。ゲーム中止、ユーチューブ中止、漫画禁止…多くの親はいろいろ制限をかけるけど、やりすぎは危険。大人になると溺れる可能性が大きい(汗)。

同じエリアから通う子供にBちゃんがいた。Bちゃんは…最初の3年間は仲良くしていたが、高校に入って私のほうから絶縁してしまった。なぜ絶縁したか、というと、彼女は時々私を無視したからである。その無視は、いつも突然始まった。だいたい1週間くらい続くであろうか。その間、友達をうまーく取り囲み、私は仲間外れになって何も発することができないことがよくあった。

最初はなんで無視されるんだろう?と思ったけれど、だんだんとこれは私が悪いんじゃない、ということに気がついた。そして、無視されるターゲットは私以外にもいたので、その子と話をしてますます確信した。ともかく彼女に振り回されるのはごめん、と最後には絶縁してしまった。

話が面白くて、楽しそうなBちゃん。たぶんターゲットにされたことがない人はBちゃんがそんなことをするなんて夢にも思わないではなかろうか。私自身は特にコトを大きくして、彼女に仕返ししたりすることもなかったから、彼女はずーっとクラスで人気者だった。しかし、私はだんだんと気がついた。彼女は、人が見ている前では特に楽しそうにキャピキャピしていたりするのだ。絶縁してからも同じクラスになったので、たまに彼女をボーッとみていたが、これはもしや演技なのでは?と思えるほどであった。

何故彼女はいじわるしたのであろう?そう考えてみると、やはり思い浮かぶのは親である。彼女の親もこれまた教育熱心な親で、彼女は成績を下げることは許されなかった。成績が下がると、遊びに行くことすら禁じられた。つまり彼女は親にペナルティを与えられる環境におり、これは…もはや教育虐待のひとつではないだろうか?家で気を抜けず恒に勉強を続けなければいけなかったBちゃん。ストレスが溜まっていじめをしても何らおかしくないのである。

彼女もまた難関理系大学に受かり、そこに進んだ。親としては自慢の種であろう。しかし、その引き換えに…友達を平気で傷つける行為をした。これは、人間としていかがなものだろう。この親は子育てに成功したと言えるのだろうか。今、いい学歴を持つ人間が驚くような事件を起こすのも日常茶飯事であるが、立派な肩書があっても中身が伴っていない人がいても大して驚くことではないのではないか。教育熱心な親は子供に勉強は強いても、生きるために必要な大事なことを教えていない…これは親として失格だと思う。

ちなみに彼女とはSNSで再会した。再会、といっても相変わらず絶縁状態なので直接やり取りはしていないのだが、共通の友達がいるので再び接点を持ってしまったのだった。これが…彼女が書き込んだコメントを見て、ウゲッと思ってしまった。中学からの友達なのに、褒め殺しか?というくらいおべんちゃらを述べているのである。「〇〇ちゃん、スゴイ!本当に尊敬する!!私、〇〇ちゃんの友達で良かった!!」…とまあ、こんな感じのコメントだったかな?このキャピキャピ感、まだ続いているのか…(汗)。もしかしたら彼女は純粋にその友達が大好きで、それを素直に述べているのかもしれない。が、しかし、私は相変わらず彼女は演技を続けている…そう思ってしまった。

学生時代に仲良かった友達にCちゃんがいる。Cちゃんとは同じ部活だった。彼女はおとなしくてクラスで目立つほうではなかったけど、美人で、実は負けず嫌いでもあった。負けず嫌いの彼女は一年浪人して希望大学に入学、これまた当然難関大学なのであるが、、、彼女はそこを卒業し、予定通り希望職種についた。

ともかく美人だし、男性にモテるのだろうなあ~…と思っていたら、大学卒業に再会した時、やはり大切な男性がいるのだといっていた。ともかく大事な人なので、結婚したい、親に紹介したい…そんな感じであった。

しかし、である。彼女は一方でこんな風に言うのであった。「母親が彼を気に入るとは思えない。紹介するのは気が重い。」そう言ってため息をつくCちゃん。どんな人なのかはよく分からなかったが、彼女が選んだ人である。自信をもって紹介できないものだろうか?と思ってしまうが、親の期待値が高い中で育ってきたいい子ちゃんたちはどんな彼であろうとあまり自信が持てない。ともかく自分の子の人生がより完璧なほうが良い、と思う親に反対されたら、、、と思うと躊躇してしまう気持ちは私もよく分かるのであった。。。

よくありがちな話に、自分より年収が低い男とは結婚できない、というものがある。しかし、高学歴女子はすでに高い年収を得ている場合が多く、それより高いレベル…とはすでにほぼ無理ゲ-なのだ。そもそも、どうしてこんな無謀な思いを抱いてしまうのであろう?自分がいっぱい稼いでいるんだから、相手男性は自分の好きな人だったら誰でもいいじゃん!…等と考えてみると、その陰に毒親アリ!!という場合が実は多いのかもしれない。親の期待に必死に沿ってきたいい子ちゃんにとって、結婚相手は親の望む形でなければならない…こんなガチガチ思想ですでに固められているのである。

さて、次に紹介するのはDちゃんだ。彼女もこれまた教育ママに育てられた才女である。かなり厳しい親、というのは当時噂で聞いたことがあるぐらいだ。教育ママに鍛えられ、それに応えてきた子供はけっこうプライドがあり、負けず嫌いであることが多い。そうでなければ心が折れてしまうのだ。彼女は典型的なそんな才女だった。

彼女の負けず嫌いはどこに反映されたかというと、自分自身に対して、であった。ともかく自分をより完璧にしたい、と必死で頑張り続けた。大学受験では、彼女は現役で難関私立大学に受かったのだが、、、それじゃ満足できない、とそれを蹴って浪人。翌年晴れて超難関国立大学に合格したのである。この様を見ても、彼女は相当の努力家で負けず嫌いなのが分かるかと思う。

その彼女がどんな風になったのか?非常に気になってはいたのだが、去年卒業以来初めて再会することができた。しかし、再会前、なんとなく怪しい風潮があった。私が会いたい、と言ったら最初はすごい乗り気だったのに、直前になって外出するのは難しい、と言い出したのだ。

こういう風潮に私は覚えがあった。私自身、出産後、心身のバランスを崩してしまった…というのは、すでにこのブログでは何回も言っているが、その時の私の状態がずっとそんな感じだったのだ。

もしかして、彼女…体調は大丈夫なのかな?すごく心配になって、無理しないで近くの喫茶店で少ししゃべるだけにしよう、と提案して会ってもらえることになった。再会した彼女はもしかしたらメンタルに問題があるのかな?と思ったけど、実際はもう、、、そんなレベルではなかったのだ。

彼女は20代のうちに大病に侵され、なんとか生き延びたという。大学卒業までは前途洋々だったDちゃん。いったい何がどうしてこんなことになったのか?と問えば、仕事で頑張りすぎてしまったのだという。ともかく中途半端な自分に満足できず常に完璧を求め続けたDちゃん。彼女が極限のところまで頑張り続けてしまったことは容易に想像できるのであった。

ともかくプライドが高く、完璧な人生を送りたかった人だから、そんな自分をもしかしたら自分自身が許したくないのかもしれない。きっと幸せな人生を送っているに違いない学生時代の同級生にはあまり会いたくないというようなことを言った。実は最初、一緒に学校に行こう!と誘っていたのだが、それもやんわりと断られてしまった。ともかくひっそりと、地元で、時折やってくる後遺症と戦いながら、半分人生を諦めながら生きていた。

たぶん、彼女は私のことも、海外で華々しく生活する同級生、と思っていたのかもしれない。でも、内実、私もずいぶん長い間、壊れていたし、そんな話をすると、彼女は自分のことで精一杯なはずなのに私のことも非常に心配してくれた。やっぱり、どんな状況になっても真面目な優等生ぶりはずっと続いているのだった。

さて。最後になったが我が家のこと。我が家は上に書いた通り、おぼっちゃま、お嬢さまを父母に持つかなりのエリート家庭である。私には姉がいるのだが、この姉が…見事に親の期待を裏切る成長っぷりなのであった。勉強もできず、何の取柄もない…困ったことに両親は姉のことをそんな風に判断し、小さいころから何の期待もしていなかった。まぁ、できないのに必死で尻を叩いて勉強させるよりはマシかもしれないが、しかし何も期待されていないのも大問題だ。

そこそこの公立高校に行き、そこそこの大学を卒業した姉は、よく父親にこんなことを言われていた。「お前は出来が悪くて、取柄もないんだから、早く結婚しろ。」…ハッキリ言ってこの言葉は立派なモラハラである。親だからといって、子供にそんな言葉をかけることが許されるであろうか?そんな状況でも姉はよく耐えていた。

小学生低学年の頃までは自分は生きる価値がない、となんとなく思っていた姉を救ったのは学校の恩師だった。その先生は姉の優れているところを見つけ出し、積極的に伸ばすようにアドバイスしてくれた。家庭訪問で先生がその話をすると母親はきょとんとしていたそうだ。その先生がいたからこそ、自分らしく生きることを見出した姉は、よくできる妹(←私のこと)がいても、割と地に足をつけて自分の道を進んだように思う。姉のいいところと私のいいところは全然違うので、自信を持っていいに決まっている。ただ、長い間親には理解してもらえなかっただけなのだ。それはとても寂しいことなのだけれど。

今は、かつてよくできる妹だった私が、オランダに行き、心身のバランスを崩して、いい子から完全脱落してダメな子になってしまった。ダメだから最初から自分の不戦敗。不戦敗だから誰とも戦う必要もなければ、誰かをうらやましいと思う必要もない。私がそんな風になったら、なんと私たち姉妹は前よりもずっと仲がよくなって(毎日snsでやりとりするくらい…)、親との関係もよくなった。心身のバランスが崩れてから何年も悶々と暗い道を歩いたけど、結果は良かったのだなあ、と思う。今思うと、私が高校生の頃はかなり仮面家族っぽかったような気がする。こう考えると、やり直しは、いつからでもできるのだと断言できる。

毒親育ちの特徴はこんな感じだそうだ。
1.自分に自信がない
2.人と比べてしまう
3.楽しむことに罪悪感がある
4.がんばりすぎて無気力
5.裏表がある

上にあげた私の友達の例を挙げると、うーーん、けっこう当てはまるなあ…という感じ。特に2、3なんて周りにはゴロゴロいるような…???私もいまだに3は当てはまる気がする。こう考えると、毒親というのは、普通に社会に浸透していて、今や毒親も子育ての主流のひとつ、といってもいいのかもしれない…。

先ほど、いい学歴を持つ人間が驚くような事件を起こすのも日常茶飯事…と書いたが、大きな事件の犯人も、少し掘り下げてみると、ほとんどの人が親に虐待された、もしくは親が毒親だった、の二つに分類されるような気がする(最近、私は必ずこれをキーワードに事件を読み解くようにしている)。

例えば、最近裁判が行われていた目黒女児虐待死事件の船戸雄大被告の親はきっと毒親なんだろうな、と思う。なぜ彼に二面性があるのか。親に結婚を猛反対され、親に認めさせるため連れ子である結愛ちゃんをしっかりしつけなければ、と思った後、彼がなぜあそこまで暴走したのか。もちろん普通の人はあそこまでやらないので十分おかしいのではあるが、いずれにせよ彼を支配しつづけるのは両親なのではないか、そんな気がした。

元官僚事務次官が引きこもりの息子を殺害した事件。これは確実に母親が猛毒親である。難関私立中学を受験させ、中2の時に成績が悪いからと言って彼の大事なものを勝手に捨てた、というエピソードを見て、私は息子さんに同情した。ところが世間は引きこもりで暴力を振るう息子が悪い!のオンパレードだったので、日本は毒親に支配されている、ちょっと怖いな…と思った。たぶん、オランダではこのニュースの概要を知ったら、親は子供を二度殺した、と書くんだろうなと思う。誰も親に同情はしないだろう。親が100%悪い。

他人にしてはいけないことは、自分の子供にもしていけない。

ここの部分が、日本はかなり欠けている気がする。もともと子供は親の所有物、という思考が強いこともあって、「立派に育てなければ」といいながら、自分の意見を押し付けることが完全に許されている。しかし、ハッキリ言うと、親の価値観はすでに30年前のもの。古い価値観を押し付けてどうする。私たち親世代は、子供を信じて次の世代に主役を譲っていかなければいけない。

良薬は効果あり。しかし、やりすぎ、もしくはその病気に合っていない薬を与えてしまっては毒にしかならない。親世代である私たちがこのことを理解して、子育てしていけば、きっと生きづらさは少しずつ減っていって、次世代の日本は変わるはず。日本の先行きは暗い、と人々は口々に言うが、若い世代にぽーんと任せてしまえばきっといい方向に変わっていくに違いない。いい歳したおじいさんたちがいつまでも偉そうに古めかしいことを若い人たちに強要してはいけないのである。

あー、力説したら、すごく長くなってしまった。。。最後まで読んでくださった方々、どうもありがとうございます。
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中学1年生修了間近

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うちの子の中学1年目がほぼ終了しました。本人の希望した学校で、お友達もたくさんできて楽しい1年だったようです。

今13歳、日本でいうと中2ですが、中2って中二病と言われるくらい、背伸びしたがる年頃だと言われますが、うちの子はけっこう…いやかなり地味かなーと思います。

まず選ぶ洋服が…やけに保守的。もっとナイの~?と親の私のほうが派手なのを選びたくなってしまう、、、けど、そんなのを見せると「ギャー、そんなの肩が丸見えじゃん?」「おへそが見えちゃうよ」とか、、、。それでいて本人が選ぶのはいたって普通のTシャツ。まぁーブランドもの(スポーツブランド)が好きですけどね…。

お化粧もまったく興味ないし、インスタで加工とかもしないし、なんというか、、、地味!!

もっと自分をよく見せたくなったりするもんじゃないの?と思いきや、あんまりそういうのも好きではないらしい。変顔は相変わらず好きだけど(汗)。

周りの子も割と普通、とでもいいますか、割と地味、といいますか、よく言えば妙に落ち着いていて地に足がついている、とでもいいますか、悪く言えば夢見る向上心みたいなのがない、とでもいいますか…。

日本だと、モデルになりたい!とか、芸能人になりたい!なんていう夢見る夢子ちゃんが普通にゴロゴロいそうなんですが、うちの周りの子はとりあえずインスタで周りで少し話題になればそれでオッケー!みたいな感じですかね~。

とりあえず毎日幸せに、自分の意思で色んなことを決めて生きていると、現状維持でいいと思うのが普通なのかもしれません。ありのままの姿を親や友達が受け入れてくれるから、自分を飾る必要もなければ、無理に誰かに対して対抗心を燃やしたりする必要もない。まあこんな感じに肩の力を抜いた環境で良かったなあ、と思います。

こう書くと、多くの日本人はやっぱりオランダ学校はいいのね~…と思うかもしれません。しかし、実際にここで子育てして思うことは、学校っていうのはどこも似たり寄ったり(むしろ日本よりひどい可能性もある)。基本はやはり各家庭の子育てにかかっていて、、、日本のように「学校が〇〇だから~」というのは、むしろ各家庭の単なる言い訳に過ぎないのだな、と思うのです。

というのも、今年うちの子の担当だったメンター(担任)は、全然相談なんてできるような人じゃなかったそうですし。しかも、春先、うちの街で青少年たちのリンチ事件があり、その映像が全国に流れて、オランダ中、大騒動になりました。…それが、、、なんと被害者はうちの子の学校の生徒で、加害者もご近所、周りの学校の子供たちだったんです。…マッジ~?!ですよ、親としては(汗)。その映像も見ましたが、途中で気分が悪くなりました、、、。リンチという名のごとく、ほんと傷害事件でしたから。

それに対する学校のお知らせがーーーー。1通のメールのみ。いやいやいやいや?日本だったら、そんなんでいいんかーーーい?ですよ、、、汗。ま、学校内でリンチが起きたわけではないので、学校としては、何の責任もない、ということなんでしょうけど。それにしてもねえ?

この事件で、世の中の大人たちが何よりも驚いたのは、その暴力性ではなく、その様子を見ても、周りの子供たちはスマホ片手に平然と撮影していた、というところでした。同世代の青年たちをテレビに招いて、青少年に話を聞くトークショーも何度もありましたが、その映像を見ても、どの子供も「こんなの別に大したことないんじゃない?」と平然と言う有り様に大人たちはショックを隠し切れない様子でした。明らかにどの大人たちも子供と自分たちの世代ギャップというものに頭を抱えていました。

でも、オランダの素晴らしいところは、親である大人たちが子供たちを理解しようと歩み寄る姿勢を見せていることなのかな、と思ったのです。今の子供たちは自分たちの世代と違って当然だ。だからしかりつけたり、自分たちの価値観を押し付けたりするのではなく、自分たちが子供たちに歩み寄り、彼らを理解して、それで彼らと一緒に問題を解決していかなければいけないんだと。

最近、日本では部活での虐待やら体罰が大問題になっていますが、、、俺たちが受けてきたんだから、次の世代も受け入れて当然だ、と一方的にしごきという名の体罰を行ういうのは非常に傲慢な方法なんじゃないかな、と思います。最近の子は我慢が足らん!とか…そんなん違って当たり前じゃ!ボケ~!!こんなん、ほんと、負の先送りです。こんなことをやっていては、誰も幸せにならない。

子供が関係する事件が起きるたびに、ニュースを追いますが、なんというか、、、日本の場合、大人の押し付け理解が多いんじゃないかな?としょっちゅう思います。子供がひとりの一個人として扱われてない、というと言いすぎかもしれませんけど、大人の歩み寄りがない、というか、子供が大人の解釈に歩み寄って当然だ、という態度がオランダに比べて強いんじゃないかな?て思います。

言い方を変えると、大人が勝手に子供というもんはこういうもんだ、と定義づけて、だからこうしなければいけない、と勝手に大人だけで解決策を練ろうとしているような、、、。子供のことなのに、子供がその当事者になっていないって感じですかね?もっと子供を信頼していいと思うし、もっと大人が子供の信頼を勝ち得ていかなければいけないのでは?と感じます。

子供って意外といろいろ考えているし、意外と色んなことを分かっている。もっと小さい小学生や幼稚園児であっても、小さい子だからどうせ分からない、と思っていても、子供たちは敏感にあれこれ感じ取っているんですよね。私はそれをうちの子からすごく学んだし、それで反省して、後悔して、、、の繰り返しで今に到達したかなー、と思います。

今思えば、小さいころ、私はあんまり彼女に対して愛情表現を見せることができなくて、彼女をかなり不安にさせていたんだな、あの頃、ああしていればあんなこともなかったのかもしれない、と思うことが多いです。ずいぶん歩み寄れるようになってから、彼女は1年以上、毎日、毎日「ママ、私のこと、好き?」と聞いてきましたが、彼女も積もりに積もったものがあったのかもしれない。。。

と、こう書くと、いったい私はどんな子育てをしていたんだぁ?オイオイオイ?と言われそうですけど、普通だったと思いますよ(笑)。世間から見ると。でも、彼女的にはまだまだ私の愛情に100%の絶対的な信頼がなかったのかなあー、と思います。

今はそれが確立されたので、毎日彼女の話を聞くのも楽しいし、何かやるときも必ず私の意見を一番参考にして、物事を決めている感じです。この一年はお互いの信頼をさらに確立できた、て感じかな?あ、でも、もしかしたら、彼女なりに不満があるかもしれないので、これは単なる自己満足の域ですけどね。

そんな感じに、1年を終えて、夏休み間近です。

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オランダ流 叱らない子育て

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最近、叱らない子育て、なるものがあることを知りました。私は、子育ての本は基本読まない、〇〇主義という主義にははまらないタイプ(いうなれば臨機応変主義…)なので、自分自身が何かの子育て論に賛同したりすることはないのですが、ふと考えてみると、オランダは日本に比べて叱らない子育てを実践している国かな?と思ったので、それについて書いてみようと思います。

オランダにやってきて実際に日本人から聞く言葉として

「あんまりグズッている子供を見かけない」
「怒鳴り散らす母親を見ることはあまりない」

…こんな言葉が挙げられます。実際に、日本のお母さんは余裕なさそうだなー、と思うことは多いけれど、オランダのお母さん(もしくはお父さん)は小さい子供を3人を連れていてもけっこう悠長にしているイメージなので、これは本当なのだと思います。

じゃ、いったい全体どうしてオランダのお母さん(もしくはお父さん)はのほほーんと子育てをしているの?と考えてみると…。これは、オランダ人親の多くは、子供が親の言うことに素直に反応できるようになるまで「撤退主義」を貫いているからかな、と思います。

撤退主義…オランダでは、子供が小さいうちは無理して外出しません。行動範囲もとても狭いです。そしてほかの子供たちとの接触も極力避けています。

例えば、外へ行ったとしても、行く範囲が狭く、ほぼ同じところしか行きません。そして母親はその範囲内で徹底的に子供にやっていいこと・やってはいけないことを教えます。

「ここでは必ず停まる」
「ここは走ってもよい」
「ここに来たらお母さんを来るのを必ず待ち、お母さんがいいよ、と言ったら進んでもいいよ」

公園も誰もいなければ、一通り遊びますが、誰か子供がくるとすぐに撤退を選びます。その子が「順番」をきっちり守れるようになるまで撤退し続けるのです。他の子供と関わらないので、子供同士でケンカになったり、揉めたりすることはありません。なので公園も静かです。

私の甥っ子は小さいころ、落ち着きがなく飛び回ってしまうタイプでした。まぁ…普通男の子はそうだよね。なので義妹も撤退を貫いていました。

つまり…甥っ子が飛び跳ね始めたら、即!家に帰る!を実践していたのです。なので、毎日おばあちゃんの家に行くのですが、滞在時間はたったの20分…。我が家に来た時も、あわただしく帰っていきました。20分って、、、ちょっと日本じゃ考えられないかな。

行く場所も決まっていました。ロッテルダムの動物園とおばあちゃんの家。買い物には子供を連れては絶対行きません。休みの間行くのは、バンガローパークのみ。

つまらん生活やな~…正直、思っていました。積極的にお出かけしていた私からすると限りなくつまらない。甥っ子、姪っ子がかわいそうだな、とすら思っていました。

でも、大きくなった今は、義妹家族は海外も含めていろんな場所に行っています。今、思えば…そういうことだったんだな、、、と。かわいそうだな、と思っていた自分が恥ずかしいぜぃ…そう思ってしまいます、、、ハイ。

今も通勤途中に子供たちをたくさん見かけます。小さい子が思いっきり飛び出していくので「あ、あぶない!大丈夫かな?」と思いきや、その子はきちんとお母さんの言いつけを守って停止しなければいけないところに来ると、静かにお母さんを待っているのです。あー、ちゃんとそういう風に言い聞かせられてきているんだな、と改めて思います。

毎日年子らしき姉妹も同じトラムに乗ります。その子たちも、かわいらしくよく眺めていますが、うるさいと思ったことがない!どうしてかな~、と思いきや、同行する親(母親か父親のどちらか)が、彼女たちが座る席を決めているんですね。そして、その子たちが一緒に並んで座らないように細心の注意を払っているのです。

一緒に並んで座ると大騒ぎになってしまいますが、離れて座るので二人が接触することはありません。二人はお母さんの言いつけ通り、きちんと座っています。下車した後、いつもと違うことをするとき(直接学校に行くのではなく、スーパーに立ち寄るなど)、停車駅の少し前にお母さんが子供たちに

「今日は下りたら、まず手をつないで道路を渡って、そのあと、スーパーに入るからね。スーパーではこれを買うから、おとなしくしなくちゃダメよ」

と詳しく説明しています。前もって子供に言い伝えてあるので、その場に来て子供の思わぬ動作に「ダメダメ~!」「これをやったら危ないでしょ!!!」「先に行ったらダメでしょ!」なんて大声を出したりしないのです。

こうやって、親がきちんと子供に説明・伝えることによって、親子の絆が深まっていきます。その場の感情でがなり立てたりしないので、子供も安心して親を恐れることなく同等の立場で親に話しかけることができるのです。

オランダの子育ての基本はこれかな、と思います。…日本もこうやって子育てすればよいんだよ。。。そう言いたいけど、ちょっと待って?

こんなつまらない、親子だけの対話状態がずっと、2年も3年も続いたら親(日本の場合はほぼ母親でしょう)はたぶん参ってしまうでしょう。だって、ママ友は作れないわけですから(ママ友と接触、ということは、子供同士も接触してしまいます)。

オランダでは、お父さんとお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんが積極的に子育てに参加し、役割を分担することでそれぞれが子供の対話から離れる時間を持ち、その時間は買い物にいったりして羽を伸ばすことができます。ですが、日本は…多くの親がワンオペと呼ばれる状態ですからねえ。

そう考えると。日本で叱らない子育てを実践する、というのはかなり難しいことが分かります。

育児に参加するお父さんも昔より増えてきた、とは思いますが、まだまだ…こちらと比べるとダメですよね。母親も…今日は子供を置いて(父親に預けて)遊びに行こうよ、と誘ったとして、それを実践できる親がいったいどれくらいいるのか?ちょっと疑問です。

日本では、まだ育児の孤独さをママ友同士で支えあっているのが現状なのかなあ。本当は、頼るのはママ友ではなく、パパでなくちゃいけない、と思うんですけどね。核心はココですよ。

さて。我が家は…小さいころ、積極的撤退はまったくやっておりませんでしたので、ときどきドタバタの大変な事態が発生しましたが、中学生になった今は叱ることはほとんどありませんね~。勉強してなくても、テストの点数がひどくても、一日ずっとスマホ漬け、ゲーム漬けでも怒ったり叱ったりすることは皆無です。

叱るときは、もう決まっていて。

約束を守らない。
うそをつく。
ごまかそうとする。
他人のせいにする。

こういう時だけ。ともかく「自分の行動(言動)に責任を持ちなさい!!」ということは徹底しています。前はちょっと大きくなって、ずる賢くなったのか?けっこうの割合で「そんなことは言ってない!」「そんなの聞いてない」「覚えてない」と誤魔化そうとしていたけど、さすがに何度も雷を落としたので、最近はしなくなったかな。うん、成長を感じます。

まあ、その代わり、私もごまかせなくなっちゃったんで…別の意味で厳しいものもあるんですけどネ…(^_^;)。

明日は母の日。世の中のお母さんがステキな一日を過ごせますように。
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学校選びの時期

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ずいぶんご無沙汰してしまっています。実は10月に私自身にアクシデントがあり、今はより多くの休息時間を取りたいためにブログはちょっとお休みさせてもらってます。今後しばらくこんな状況が続きますのでご了承ください。

さて、そうこう言っていても、時は流れ、またオランダにシンタクラースがやってきます。この時期になると、やっぱり子供が小さかった頃を思い出します。今は…あんな風にシンタクラースを楽しむことはもうありませんが。。。(涙)

今年小学校の最上級生に上がった娘の次の学校選びの時期がやってきました。ロッテルダムやアムステルダムの大都市ですと、選択肢がたくさんあるのでグループ7から学校選びを始める方が多いですが、うちはロッテルダム郊外とはいえ、田舎なので学校も限られており、最近始めたところ、って感じです。

ちょっと前までは2月に行われるCITOテストが進路に大きな影響を与える大きなテストでしたが、最近はひとつのテストで決めるのもどうか…という感じになっているらしく、10月に1回目のテスト、2回目にCITO(これはもう人によっては受けなくてもよい???)、そしてさらにもう一回テストがあって、この3つのどれかで自分の希望が通るように頑張ればよい、みたいな感じになってるとのこと。つまりは、もう10月の1回目で希望通りの結果が出れば、年内には学校が決まるような感じらしいです。

実は私のアクシデントが起こったのがこの大切な10月の1回目のテストの日で…娘は大号泣で、精神的にボロボロ状況で学校に行くことになってしまいました…(汗)。彼女に多大な影響を与えてしまい(もちろんわざとではなかったですが…)、ほんと親として、自分はなんてアホなんだ、と思いました。でも、「ママのために頑張った」って帰ってきたので、まぁ結果は大丈夫かな(…)。

まぁ、ともかくもそんなわけで、彼女は学校フェアみたいなものに参加したり、学校主催の学校見学に出かけたり…忙しい時間を過ごしています。

子供によっては、もう絶対この学校しか選択肢は考えられない!!という子供もいるようで、そういう子はその学校に入れるためにGO!GO!と勉強を頑張るだけですが、うちの子は今のところ、どこかの学校に強い憧れ、というようなものはないみたいで、全部見てから~~…てな感じになっています。

子供は…本当にあっという間に成長していきますね。そうこうしているうちに…あれ?もう家から出ていく日が???なんてことになっちゃうのかな。今はまだ性格も小さいコみたいに可愛いけど、あと数年もするとずいぶん変わってくるのかもしれません。

そんなわけで子供との貴重な時間。大切に過ごしていきたいと思います。

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オランダの学校の悪いところ

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オランダの教育…をネット(日本語)で調べるとやけに称賛型が多いのが気になります。これこそ、「隣の芝生は青く見える」の典型なのではないかと…。そんなわけで、今日はオランダの学校の問題点を敢えて書いてみようと思います。

私は、オランダの学校にも悪い面はたくさんあるなあ、と感じています。たぶん、教育熱心な日本人の方で、100%オランダの教育に満足している方ってあんまりいないんじゃないかな。

結局、日本の教育も然り、オランダの教育も然り…で、いい面があれば悪い面もある。この一言に尽きるのではないかと思います。

私は中学・高校時代、日本の学校が嫌でたまりませんでした。そうはいっても、いい子ちゃんでしたので、きちんと受験もしてきちんと学校に通いましたけど。地元の中学に行かなかったのは、あまりにもダサかったから(笑)。ダサいジャージ。おかっぱ頭。男の子は坊主刈り。今はないかもしれませんが、そういう規則のすべてがバカバカしいと思っていました。ポニーテールが非行の元とか…いまだにアホちゃう?って笑っちゃいます。

制服はあってもいいと思うけど、それ以外の細かな規則はなあ。髪の毛は結べ、だの、お化粧はダメ、だの…そういうことやっても、結局学校外で悪いことしたりするわけでしょ。隠れて悪いことをするっていうことを覚えさせるだけなら辞めたほうがよくないですか?

一方、日本の教育のいいところは、オールラウンドに授業を受けられるっていう点。美術、音楽、理科、社会、家庭科、礼儀、そしてお掃除まで学校で習える範囲は非常に広く、その結果、日本人のベーシックな知識の幅は広がり、そこから興味・趣味を掘り下げられる点はやはり世界に誇れるのではないでしょうか。

オランダに来て、オランダ人の興味・知識範囲が狭いということを常に感じさせられるけれど、これはやっぱり学校で好きなことは伸ばすけど、それ以外はやらなくても生きていけるっていう教育が災いしているのではないかなあと思います。それは確かに合理的でいいのかもしれないけど、それ以外のことになると「そこは僕の専門外だから知らない」とポイっと放り投げてしまうのってどうなのでしょう?

うちのだんなは一応オランダのトップレベルのVWOを出ているけど、苦手の理科・算数(数学)の話になると、中学生レベルの話もついていけないっていうのが現状。それでもほかの人に比べたらマシなのかもしれないけど…。でもなあ~。

義妹や義母は、私はなんでもできるスーパーウーマンと思ってるみたいなところがあります。それは、お裁縫やらケーキなどのクッキングなど、一応一通りなんでもできるから。こんなの日本人女性だったら、多くの皆さんは普通にできると思うんですけど、一般オランダ人はできないってことなんでしょうね。一般家庭で作る料理レシピの幅も非常に狭くて、挑戦したいっていう気持ちもないのかね?と思ってしまうこともありますね。

うちの子は、この夏から小学生の最終学年グループ8になりました。通い始めて2週間になりますが、今のところ楽しいようです。グループ7は、大好きな先生が途中でやめてしまい、代わりに来た先生がサイアクだったらしく、日本でいう学級崩壊状態になって面白くない半年を過ごしました。

先生が学期途中でやめるって、日本の学校ではほぼあり得ないのですが、こちらは普通にあります。自由な権利、といえば聞こえはいいかもしれませんが、無責任という言葉も紙一重な気がします。

オランダの学校は自由に選択できる、というのがウリになっていますが、グループ7、8の途中で変わることは、生徒にとってメリットがあまりありません。

何故なら、学校を変える、というのは、なんらかの問題・理由があるからです。引っ越しなど物理的な問題であればいいですが、新しい学校で、転校理由が本人の諸問題と捉えられてしまうと、問題児扱いされて、進路に不利になってしまいます。

実際に、新しく学校に転校してくる子は、定着率が低く、多くの子が1、2年で別の学校に移動していきます。これが…本人や家族の意思だったらいいのですが、半ば学校から追い出されるような子供もいるので、要注意です。

学校が生徒を追い出すのは原則禁止です。でも、学校側の本音として、欲しくない生徒は欲しくない。さらに、その生徒が問題を起こすと、ほかの優秀な生徒が辞めて出て行ってしまう可能性もある。

そういうわけで、学校側はその子が辞めて出ていくように工作するわけです。言い方は非常に悪いですが…でも、そんな感じ。実際、うちの子の学校ではさまざまな子が転校して出て行ってます。多くの子が移民の子っていうのが、悲しい現実…。たまたまだったのかもしれませんがね。

一番最近出て行った子は、グループ7に上がる前だったのですが、先生がみんなの前でその子の悪口を言うなど、ちょっとあり得ない状況でした。その子の母親は何度も学校に呼び出されて、もうこりゃ、辞めろよ、と脅されているも同然…。

その子は、もともとグループ5になるときにブラックスクールと呼ばれる移民が多くいる学校から転校してきました。うちの子も同時期に別の校舎からその学校に転校したので、最初の顔合わせの日にお母さんに会ったのです。

お母さんはブラックスクールでの教育に満足しておらず、この学校に転校できてよかった、と何度も言っていたのを覚えています。しかし、結局この学校になじむことができず、再び別のブラックスクールに逆戻り。厳しいなあ、と思います。

昔は、なぜブラックスクールと呼ばれる問題学校が存在するのかが分かりませんでしたが、結局受け皿のない子は、そういうカタチでブラックスクールという学校に流れていく仕組みができているのだなあ、と分かり、ちょっとガッカリしています。

自由に学校を選ぶ権利があるという素晴らしい発想も、やっぱり完璧にはなりえず、どの子も幸せになれるっていうのは、やっぱり幻想なのでしょうかね。でも、それでも、より多くの子が幸せに学校に通える、という点を追求している成功国なのだとは思いますが。

それにしても、移民の子が多い学校をブラックスクール(問題学校)と呼ぶのって、なんとも…ちょっと差別的で嫌だなぁと思います。実際、ブラックスクールを出ても、トップクラスのVWOに上がれる可能性はほとんどない、というのも厳しい現実を表しています。以前、敢えてブラックスクールに入ったロッテルダム在住の白人の女の子がVWOに入れた、なんていうことが新聞で話題になっていたくらいなので、よほど珍しいのかもしれません。

日本の小学校は、とある公立小学校に行ってしまったら、そこから這い上がることが難しい、、、ということはありません。どんな問題児でも、日本語が話せない外国人であっても公立学校から放校されることはないのです。そんなこと、日本では当たり前すぎて話題すらなりません。ですが、オランダの問題を考えると、実はそれこそ素晴らしい平等教育のひとつである、ということを私たちは理解し、日本の教育の良いところである、と肯定しなければいけないのだと思います。

一方、日本では引きこもり問題があります。放校される心配はありませんが、学校に行けなくなってしまうのは大問題です。学校にいけない子を拾い上げる…そこがもうちょっとなんとかなったら、日本はもっと柔軟で素晴らしい国になると思うんですが…なかなか進まないのが残念なところであります。


<現在の庭の様子>
いろんな花がかわいらしく咲いています。多種類の種が入った袋の種をまいて育てたので、何の花かわからないものばかり…。

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オランダ合同運動会

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写真は毎日庭で存分に遊んでいる近所の猫ちゃん

昨日は、オランダの日本人社会恒例のオランダ合同運動会が行われました。関係者の知り合いが多い、何より顔出しで素性がバレているうちの子も参加している、ということで、例年この話題はスルーしていたのですが、今回はうちの子も最後?ということで、話題に挙げておこうと思います。

オランダでは、全国の日本人学校・補習校および学校に通ってない一般現地校の生徒が一同集まって合同の運動会をやります。まぁ、国の面積が小さいからこそ可能なことではあるのですが、冷静に考えてみるとこれってスゴイことだな、と思います。

最近まで日本に住んでいて、日本以外の文化なんてほとんど知りません!という日本人から、(母親・父親が日本人といえど)家での会話に日本語はなく、自分の名前もロクロク言えませーん、というほぼオランダ人まで、一斉に徒競走に出ちゃったりするこの運動会。日本の学校の運動会ではちょっとあり得ないユニークなシチュエーションだと思います。

一番遠くはマーストリヒトからやってくる方々ですが、以前「今日は3時半に起きてお弁当を作ったわ。」etc.…という会話を聞き、私も早起きしたつもりだけど、上には上がいる、、、と驚いた記憶があります。

たぶん、昨日あそこに集まった皆さんひとりひとりが、いつもより早く起きてお弁当を作って出向き、また、関係者の皆さんもこの運動会のためにあれこれ準備して大変だった一日。そういう皆さんの努力が結晶となって反映される運動会だからこそ、毎年楽しく、感動できる一日になるんじゃないかなあ、と思います。

うちの子は、運動会が大好きで、そのために補習校に通っているようなありさま(…)。今回も、6週間くらい前から「あと何週」「あと何日…」と数えて楽しみにしていました。運動会が終わってしまった今、燃え尽き症候群になるんじゃなかろーか…今後の補習校のモチベーションが…(汗)。

毎年、人々の注目を集めるのがアムステルダム日本人学校・ロッテルダム日本人学校両校の「いろどり」というパフォーマンス。毎年アムス校はソーラン節でロッテ校は和太鼓を披露します。

知り合った頃はまだ赤ちゃんだった子供が立派にみんなの前で踊りを披露したり、和太鼓を力強く叩く姿を見ると、もう…涙、涙、涙(←たぶん親のほうがよっぽど冷静なのではないかと、、、苦笑)。子供って本当にあっという間に大きく成長していきますね。

以前、円陣を組んでいる子供たちがこんなことを話していました。「今日、このメンバーで太鼓をたたくのは最後です。みんな、悔いのないように、精一杯頑張ろう!!」

…子供たちは十分に分かっているんですね。日本から遠く離れたこの地に今、集まっているそのメンバーで何かをやるというのは何事も一期一会だということを。来年はない。その瞬間に散ってなくなっていくのです。

今回、アムス日本人学校の中学3年生は、皆さん、お揃いでオレンジのリストバンドをつけていました。ソーラン節の時も、左手につけたオレンジのリストバンドが映えていて、この運動会への意気込み、楽しもう!という姿勢が十分に伝わってきました。知り合いはまったくいませんが、それでも私は彼らの意気込みを受け止めましたよ。

卒業したら、大半は日本の高校に進学されるのでしょう。いずれにしても、日本に帰ってしまったらもう二度と足を踏み入れないかもしれない遠い国。皆でそろってこの地に集まって同窓会なんて、夢もまた夢でしょうしね。

わたし自身、生まれ育った出身の学校は今は縁もゆかりもない場所になってしまい(親戚も誰もいない父の転勤先で育ったので)、今や訪れるのも一苦労となってしまいました。それでも、脳裏に断片的に焼き付いている記憶映像が消えることはなく、ときどき懐かしい思い出がポッと浮かび上がってきます。

今、ここにいる子供たちも、この運動会のことが楽しかった思い出として記憶に刻み込まれればいいなあ、と願ってやみません。


PS.
…今年が最後、と思っていた子供の運動会ですが、興奮げに子供の口から語られる言葉といえば「来年のローハイドは、ぐるぐる回すのが楽しそうだけど、背が大きいから下しかなれないかもしれない。」

…あーそうですか~…(苦笑)。ただ、同級生が一緒に上に上がらないと中学部には進まないらしいので、、、微妙ですが、もしかしたら来年も参加しているかもしれません。
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