世界遺産のワデン海に浮かぶ島 - テルスヘリング

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旅の後半は母子二人でフリースランドの島、テルスヘリング島へ。だんなは行きたくない、というので二人だけで行きました。

だんなのお父さんは皮膚がんで亡くなっているので、だんなは、日に焼けることを極度に恐れているのです。どこかの都市ならともかく、海に浮かぶ島なんてとんでもない、ということなので、じゃ、二人で行こっかーということになりまして…苦笑。

白人が大半を占めるオランダでは、皮膚がんは毎年5万人以上がかかる恐ろしい病気です。日本の人口に換算すると、毎年20万人~30万人という計算になるので、相当な数です。海外へのバケーションが以前よりメジャーになった今は年々数が増えているそうです。日焼けしすぎると20代でも癌になります。

人種が違う日本人からするとピンと来ないことも多いですが、彼らは簡単に日焼けしますね。酷いと火ぶくれになります。うちのだんななんて、日本人合同運動会に来ただけでヤバくなっていますので、、、彼が極度に恐れるのも無理はないのです。

…と、気の重い話はおいておいて、、、そんなわけで、オランダでは初めての母子二人旅でした。

だんなが来ないなら、人数も二人だし、ちょっと奮発していいホテルに泊まろうか、と島一番のリゾートホテルを予約してテルスヘリング島に行くことにしました(←おいおい…笑)。

オランダには観光客が訪れることができる島が北海に5島あります。日本人にもメジャーなのが北ホランド州から簡単に渡れるテッセル島。あとの4つは日本人にはかなりマイナーなのではないかと思います。

私はずっと一番東の島、スキーモニコーグ島へ行ってみたい、と思っていたのですが、いろいろ調べているうちにテルスヘリング島の写真を見つけ、こちらに行ってみたいという思いが強くなりました。

どの写真か、というと、丘の上からウェスト・テルスヘリング街を眺めた風景。これが…ちょっと魔女の宅急便のキキとジジの町の雰囲気に似ているな、と思ったのです。オランダの魔女の宅急便の島、なんていいかも?どんな感じなのかな?妄想がどんどん広がり(笑)、行きたい気持ちがどんどん強くなりました。

テルスヘリング島は、ハーリンゲンというフリースランドの町からフェリーもしくは高速船で渡ります。私たちは、せっかくなので行きはフェリー、帰りは高速船で帰ってくることにしました。ちなみにフェリーは2時間、高速船は45分です。

レーウワーデンからハーリンゲン港まで電車で行くのですが、レーウワーデンでハーリンゲン港行きに乗り、まずビックリ。島へ行こうという人々なのか、めちゃくちゃ混んでいるのです。特筆すべきは、彼らの持つ荷物!!自分より大きいのでは?という大きなリュックやらテントやら、、、なんじゃこりゃ?の世界。

大賑わいの人々の合間を縫って、電車の一番奥に空いていた席にちょこんと二人で席につきました。周りは10代の男の子たち10人グループで、めっちゃ盛り上がっている~~(というか、うるさい…笑)。ともかく活気に満ちていて、なんだかワクワクしてきました。

ハーリンゲンの町は、港町というにふさわしいかわいらしい街です。少し時間があったので、メインストリートを見て歩きました。こちらもたくさんの人々でごった返していました。

フェリー乗り場に行くと、人、人、人。若い人が多かったのですが、家族連れも多数いました。車で渡る人もいるようですが、多くは徒歩乗客で、多くの人々が船に乗り込もう!とゲートに詰め寄っていました。そうそう、ワンちゃん連れも多数いました。島内はあっちもこっちもワンちゃんだらけでした。

最近は、空港や駅の厳重な警備になれていたので、どうも警備が気になってしまうのですが、ここは警備と思わしきものは何もありません。しかも…大きい荷物はここに預けてくれれば無料で運びますよ~ってな具合で、スリさえ警戒していないご様子。

ちょっと怖いよねえ、、、なんて、行きこそ私と子供は荷物を絶えず持って警戒していたのですが、滞在しているうちに安全で平和な島に慣れてしまい、帰りはそこら中に荷物を預けて身軽に歩き回っていました。

ここは99%くらいがオランダ人白人観光客で、あとの1%が外国人もしくは白人以外の人々って感じでした。アジア人観光客といえば、、、わたし一人で、他はだーれもいない。最近は、どこへ行っても世界中の観光客であふれているので、こういう状況はなかなかレアになってきたのですが、まだあるのですねえ。

しかも、みな、とってもフレンドリーで、お互いすれ違うと挨拶したり、平和で素朴な雰囲気がそこら中に漂っていました。うちの子が、本当にいいところだね!と喜び、帰るときにはため息をついて、戻りたい、戻りたい、と懇願するのも無理はない、てくらいいい感じでした。


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写真左上 引き潮の時に残された貝やカニ。ここワデン海もフランスのモンサンミッシェルと同様、引き潮になるとそこら中が浜辺になります。
写真左下 島の真ん中あたりにはヒースがたくさん咲いています。まだちょっと早かったけど、、、。
写真右上 行きのフェリー内にて。カモメも人間ものんびり。
写真右下 ウェスト・テルスヘリングの風景。ちょっと魔女の宅急便みたいでしょ?ちなみに左の塔は時計塔ではなく、灯台です。

島では、ほとんどの観光客が自転車を借りて、自転車で移動します。いや、そのハズです。それくらい、そこら中が自転車だらけ。どこに行っても、レンタル自転車が止めてあるので、そういうのもオランダらしいなあ、と笑ってしまいました。私たちも当初1日だけレンタルする予定だったのですが、どうせなら帰る日まで借りてしまおう、ということになりました(バスもあり、移動はそれほど大変ではありません)。


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この島の特産品はクランベリー!…そんなわけで、クランベリーを使った料理とか、クランベリーの特産品加工品がたくさんあります。サイクリングの途中で訪れたクランベリーを扱う森の中のティーハウス。ケーキも甘すぎず美味でした。

森の中のティーハウス: De Bessenschuur


料理、、、といえば、オランダの田舎の料理はま~~ったく期待していかなかったのですが、これがビックリ。この島で食べた料理はどれもアタリでした。ラム肉なんか、ほんと柔らかくて…こんな美味しいラムは初めて食べましたよ?って感じ。これは、本当にびっくりだったなあ。どうしたんだろう?(←…ってそこまで言う?)。

ただ…数は限られているので、夏にここを訪れたい、という方はレストランの予約をしていったほうがいいと思います!わたしはそうしました。絶対おすすめは…ここです↓

テルスヘリング島のレストラン: Restaurant De ZEE

サービス、お値段、味、すべてにおいて◎!!荷物を預けてしまったので、写真は取れずじまい…だったんですが~…(涙)。


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テルスヘリングの海岸は、北ヨーロッパでは一番長い海岸、だったかな?ともかく島の半分が海岸?てな具合に広大に広がっています。砂は真っ白で、本当に細かく、カメラがヤバいかも?と思うくらいだったので、数枚ぱちりと撮ってしまいこみました。

北海だから水が冷たい、風が強いことが多い、ということで、わたしなんかが泳ぐのは絶対無理なんですが(よほど暑い日ならイケるかもしれんが、、、)、砂はともかくきれいなので、裸足になって歩くのは気持ちよかったですよ。泳ぐのはリゾートホテルの室内プールで(笑)。


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最後に街で見かけた美猫ちゃん。クールで全然私に興味を持ってなかったんですが、写真を構えて「撮らせて~~」って懇願したら、カメラ目線に態勢を整えてくれました(笑)。絶対、猫のほうが格が上だと思うわ、、、。

そんなこんなのテルスヘリング島。いいところだとは思ってはいましたが、想像以上でした。またぜひとも行きたいです。



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そらのおらんだ通信HPでもたくさんの観光情報を載せています。
是非こちらもご参考ください♪

133.gif オランダ観光はこちらから → オランダ観光
133.gif ヨーロッパ各都市の観光情報 → とっておきのヨーロッパ
133.gif ヨーロッパ旅行記はこちらから → ヨーロッパ紀行

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勝手に格付!ヨーロッパ5カ国の鉄道状況

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写真:どこの列車でしょう?

I love Europe
なーんて、声に出して言えるほど世の中単純ではありません。

体を壊してから、
「考えない」
「頑張らない」
「逃げろ、忘れろ」
「現実逃ー避
などをモットーに生きている私ですが、
ここのところ、ちょっとストレスを溜めている感じです。
いかんなーーーー。

しかし、こういうときにこそ、思いっきり皮肉・毒舌発想が出るのも事実
(←え、それはいつもですか…笑)。
ということで、今日は思いっきりいっちゃいます。

ザ!ヨーロッパ5カ国の鉄道悪口大会~~~!!!

基本的には。
私は鉄道は大好きです。
まー、我が家は車もない、という状況もありますが…(汗)、
でも、鉄道は好きですヨ。
車窓を眺めながら、今はどのヘンかなーなんて思いにふけるのもいいし、
周りのお客さんを見て、その国の事情を垣間見るのもとても楽しい。

た・だ・し。

それは、普通に予定通りに運行されていればっ!!の話です。
これが、遅れだ、故障だ、ストだーーー、といろいろあると、、、
もうストレス・マックス200%!!!
最近は、私は「ひやり」とイヤな思い出がよみがえるトラウマさえあります。

というわけで、私がヨーロッパで比較的行く国の鉄道状況を
ボロクソと言わせていただきます。。。

ちなみにこの5カ国とは、イギリス・フランス・ドイツ・オランダ・ベルギーです。

まずは…。


1.鉄道会社の分かりやすさ

旅行客がその国を訪れて、その国の鉄道がすぐに使えるかどうか。
切符購入がラクかどうか。


イギリス - 非常に分かりにくい (分かりやすさ 30%)

この国は…日本と同じで色んな鉄道会社が存在します。
目的地によって出発場所、値段、切符、運行状況が違います。
前もって調べておかないとダメでその場気分での旅行はほぼムリ。
わっかりにくいんだよねーーーー。イギリス!!!


フランス - 分かりやすい (分かりやすさ 80%)

フランスはほぼ同じ鉄道会社が運行しているので難しいことはありません。
(パリは地下鉄、郊外列車などがありますが、、、)
切符も前もって買えるし、駅員さんもけっこう親切。
まー、行列していることも多々あり、で時間に余裕は必要ですが。
あのいつでもどこでもバリデーション!!は意味不明だけどね。


ドイツ - 分かりやすい (分かりやすさ 70%)

こちらもほぼ同じ鉄道会社が運行しており、別会社もほぼ必ずDBと
提携しているので難しいことはありませんね。
ただ、、、この提携が時々、、、切符購入時の混乱を招いたりしますが…。
DBは地方地方で、いろいろお得券を出してくれているのはいいのですが、
これがめちゃくちゃ不明なことが多く、、、このお得券を買わないと割高、
という現実も、うーーーーん、、、だったりするんですが。


オランダ - 分かりやすい (分かりやすさ 90%)

こちらもほぼ同じ鉄道会社が運行しており、別会社も同じ切符を
そのまま使用できるので難しいことはありませんね。
単純明快だと思います。


ベルギー - 分かりやすい (分かりやすさ 90%)

こちらもオランダやフランスと変わらず。。。
国鉄の駅員さんも非常に親切な方が多い、というのが私の印象。


2.ホーム確定率・時刻表

駅に行っても何番線から列車が出るのか分からない~。
時刻表を探しても見つからない~。
日本では当たり前の出来事が、、、ここでは当たり前でない現実(涙)。


イギリス - 非常に悪い、悪すぎ (10%)

ロンドンの大きな駅なのに発車10分前になってもホームが決まらない。
ありえないっつーーーね!!!
最後にようやく出発ホーム番号が出ると、大きな荷物を持った人々が
駅改札口に殺気立って殺到するという、、、
ありえないっつーーーーね!!!
ここには余裕をもってコーヒーを飲みながら、、、という世界は
存在しませーーーーん。

また列車に乗っていても、駅の手前で突然止まり、
「今、どのホームに入るか調整中です」
なんていうのよね、、、しかも10分以上待たせたりして、、、。
おめーら、毎度じゃんけんかアミダくじでもやってんのかー?
ほんっと、ありえないっつーーーーーね!!!!


フランス - 非常に悪い、悪すぎ (20%)

フランスもイギリスと同じく番線がなかなか決まりません。
イギリスほど土壇場、ということもないような気もしますが…
しかし、この国の問題点は、、、、!!!!
時刻表がない、という現実!!!
(あるところもあるかもしれませんが…?ないことも多いです。)
往復しようというとき、帰りの時刻は何時かな、と気軽にみられないのは
本当に不便ですね~~~(涙)。
アプリのなかった昔はいったいどんな世界だったんだろ、、、。
列車は1番線ですよ~なんて親切に教えてもらえるのは有難いですが…
最初から書いてあれば問題ないんだよっっっ!!!


ドイツ - ほぼOKです (70%)

ときどきドタバタしますが、基本OK。
時刻表も番線もほぼ合っており混乱することはほぼありません。
(たまに遅れが発生するとホームが変わったりするのですが、、、)


オランダ - 非常によい (90% - 100%)

いや。贔屓しているわけではないんですよ、、、。
でも、オランダの時刻表は単純だし、どこにでも表記があるし、
毎時ホームも確定しているので、迷うことはありません。
あるはずの列車がない!!!と走りまわることもありません。
日本と同じ、と言っていいレベルだと思います。


ベルギー - 十分よい (80% - 90%)

こちらも時刻表がきちんと分かりやすく貼られているし、
ホームもほぼ確定していますね。
ただ、メインステーションだけダメなところもあるのですが、、、。
でも私的には十分OK!


3.発車時間の正確さ

ふ、ふ、ふ、ふ、ふ、、、。
これは、日本を基準に考えてはいけない世界です。
日本は、、、ある意味異常です(笑)。
日本の鉄道で、3分遅れがあってイライラされる方は
ヨーロッパの鉄道旅行を計画してはいけません!
きちっきちっの予定を立ててはいけません!!


イギリス - 非常に悪い、悪すぎ (10%)

これは路線(鉄道会社)によるのかもしれませんが、、、
ケンブリッジ方面はけっこうOKです。
が、しかし、、、オックスフォード方面~(ロンドンより西方面)…。
時間通りにやってくる列車がナイという現実。
ありえないっつーーーね!!!(…汗)
電光掲示板を見ると、遅れ時間がつらつら書いてありますが、、、
上から見て行くと、10分遅れ、20分遅れ、27分遅れ…(絶句)。
時間通りはGoodと書いてあるんだったかな。
でも、時間通りじゃないですよ。3分は遅れてます(笑)。
Goodは5分以内、ってそんなイメージ???

始発駅でも時間通りに進まないですよ。
一向に発車する気配がないので、これって32分の始発ですよね?
と乗り合わせの方に聞いたら、「うーん、そうだったと思うよ?」
とのお返事。。。
さすーがイギリスのジェントルマン!!!
15分遅れだろうと一切気にしちゃぁいけないのだ!!!!


フランス - まあまあ (60% - 70%)

フランスで列車に乗った回数が少ないのかもしれませんが、
意外と定刻通りに到着・発車していた記憶がありますね。
TGVも意外と普通どおりっていうか、それほど遅れない、ていうか。
タリスは15分くらい遅れますけどね。


ドイツ - ちょっと、、、悪い (30% - 40%)

普通は普通に来ますが、特急ICEやICは遅れますね~。
ほぼ遅れるんじゃないですか???
乗り換え間に合わない、、、と思いきや、乗り換えのICも遅れていたり…
20分くらいの遅れは普通にあると思いますね。


オランダ - あまりよろしくない (40% - 50%)

5分、10分遅れはけっこうありますが、30分遅れってあんまりないですね。
ただ乗り換え時間が無謀なのが多いんですよ。
たいてい1分、2分!!!しょえーっと走ること多いですね。
待ってくれること多いけどね。待つ=遅れるってことじゃんね。
あ、それに特急はダメです。まだ信用できません。


ベルギー - あまりよろしくない (40%)

こちらもオランダとほぼ似たような状況???
ただ、数字にするとオランダより発着遅れは多いという現実だそうです。


4.ハプニング発生率

突如の故障、ストライキ、列車運休…。
日本の首都圏の積雪による列車ハプニング並みに、、、
ヨーロッパでもハプニング起こります。
いったいどおなってるの???


イギリス - 悪い (40%)

故障、多いです!
でも、列車の運休には出会ったことがないな。
運がよかっただけ、かもしれませんが…(笑)。


フランス - 悪い (50%)

フランスのイメージどおり、、、ストライキ、多いです!


ドイツ - 悪い (30%)

たまたまかもしれないけどね。
私たちが乗ると必ず何かが起こるDB。
昨年は2往復して4回とも不幸に出会いました。
1回は列車運休(ちゃんとシートも取っていたのに!!!)
1回はストライキ
1回は故障により3時間以上の遅れ
1回は30分遅れ

もう、、、今、私はDBトラウマです。
今年もドイツに行こうかな、とページを開いたら密かに指が止まりました。
やっばいーーーー体が恐怖を忘れてないよ(汗)!!!!
どーしてくれるんじゃっ!


オランダ - 悪い (40%)

オランダはストライキはあんまりないけど、天気に弱いね。
すぐに運休・間引き運転にしちゃう。
運休にはよく出会うから、こりゃ贔屓できません。
ダメ~~~の喝っ!!!。


ベルギー - 悪い (40%)

ストライキ、この国もけっこう多いね。


…というわけで。
ボロクソ・ボロクソーーに書きました。
オランダに長く住んでいる方たちの間では、いろいろ文句があっても
「でも、イギリスよりはマシじゃねー?」というのが一種の合言葉なんですが、、、
上の鉄道状況を見てもなんだかそれは明らかかも…。
イギリス在住者さん、スミマセン(汗)。

こうやって見ると、オランダってけっこうマシなほうでしょ???
オランダ在住者さん、オランダに住んでいることを感謝いたしましょう(笑)。
するとストレスもスーッと消えるハズ…?



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京都 - にゃんこが女将の宿

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おいでやす - 私が女将のりりぃどす。

年末年始の日本滞在中、京都に行ってきました。
京都は今回約11年ぶり?
私にとっては大学時代を過ごした青春の地です。。。
というと、ちょっと恥ずかしいか(笑)。

東京では、家族・親戚以外誰にも会いませんでしたが、
久しぶりのおひとり様京都、ということで
「go back to university days」と自分で命名し(笑)、
お友達にも集まってもらいました。
わざわざ遠方から集まってくれて、ほんとうれしかったです。


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久しぶりの大学訪問…なんじゃ、このこじゃれた学食カフェは?!
パフェ550エンなんて…学生は払えるのでしょうか??
(ちなみに先生や外部者が利用する率が高いカフェなのだそうです、、、)


高校時代、私はかなりの閉塞感を感じていました。
女子の進学校に通っていて、
「いい大学に行かなかったら私の将来はもう終わり」
そんな言葉を述べるクラスメートが何人もいたのです。

今、そんな言葉を聞いたら、笑って一蹴してしまいますが、
当時はその確証もなく、「そんなハズはない」と思いつつも、
それを否定することもできない自分がなんとも中途半端で
イヤでした。

まー、今でも、進学が大事、と思う人が多いと思うので、
私の考えに「?」と思う方もいらっしゃる方もいるかもしれません。
でも、今、こうやって海外に住む日本人のひとりとして言えること。
どんな環境に行くことになっても、その場所でNo.1になれるように
努力をしている人は絶対にどこに行っても成功するんじゃないかな、
と思います。

ぶっちゃけ。
海外で日本の大学名知っている人なんてほとんどいませんから。
海外で日本の企業名を知っている人なんてほとんどいませんから。
(まあ、日産とかトヨタは知っているかもしれませんね。)
肩書きにしがみついている人は、それが通用しない場所に行く
ことはできないのです。

あー、なんか話しが逸れてしまいましたが…いつもながら…。

私は小5までは英語=ローマ字だと信じていた田舎の少女ですが、
小6くらいから急激にアメリカの音楽が好きになりました。
中学くらいまでは一般的な洋楽を聞いてましたが、
それ以降は周りの誰とも話をシェアすることができないような音楽に
ハマり(苦笑)、地元のレコード屋で個別注文してCDを
購入しているような女子高校生でした。

今考えると…どうやって情報を得ていたんだろう?って不思議
なんですがー…ネットももちろんナイ時代ですし。

音楽を通して、アメリカの映画にもハマり、、、
現実の高校が上記のような閉塞的な雰囲気だったこともあり、
海外への憧れは募るばかり。
現実逃避をしたくても、逃げられないような、、、
そんな日々でした。

そんなときに出会ったのが、関西のとある大学のガイドブック。
田舎にでーんと大きなキャンパス、そしてレンガの校舎。

コレや、コレ!!!
アメリカみたいやーーーーん!!!!

一目見て、とても気に入り、そこに行くのが夢になりました。
今考えると、、、大学キャンパスのイメージで即決って、、、汗。
高校生とはいえ、単純すぎますね(笑)。

そして、晴れて合格!

イエーイ、ついにアメリカン生活~~!!!
と、、、思ったワタシを待っていたのは、
…もちろん、アメリカン生活なんかではありませんでした(爆)。

…そりゃ、当たり前なんですが…。。。
そこは、どっぷり関西文化だったのであります。
そして、、、田舎少女は、、、予想外にも
怒涛の関西文化にすっかりハマってしまったのであります。

今でも覚えているのは、1年目の頃は、あんまり聞きとれなかったこと。
よく難聴扱いされて、自分でも耳がおかしいのかな、って思ってました(笑)。
10人くらいの関西人に囲まれると、話がぽんぽんと飛んでいくのですが、
私なんかは聞いているのが精いっぱい。
相当ボケたんな田舎少女だったと思います。

お友達が増えてくると、おせっかいな彼らは
「何言うてんねん!」か「それ、ちゃう、ちゃう~」のどちらかを突っ込め!
と私に手ほどきをし、会話のキャッチボールが飛んでくるたびに
「それ、ちゃう、ちゃう~」と連呼しました。。。
今考えると、騙されていたんだろーか。私。。。苦笑

何か面白いこと、バカバカしいことを言わなきゃ…と常に考え続けたことは
今、こうやって海外に住んでいる上でも役に立っていると思います。
西欧人のジョークって関西人のジョークのノリと似ているのよ。意外と。
私は映画もコメディが一番好きなんですが、関西のジョークも
アメリカン・ジョークやイギリス・ブラックジョークも同じように楽しいですね。

ともかくも楽しい4年間で、この時代以上に楽しい時代は
やってこないだろうな、、、と20代頃から思ってはいたのですが、
遠い海外での生活が長くなるにつれて、忘れるどころか
懐かしさが募るばかり。なかなか行けない場所だけに、
思いがずんずん募っていきました。

そんな中訪れた今回の京都は懐かしさとオドロキでいっぱいでした。

驚いたことは…なんといっても、外国人、観光客がものすごいということ。
なんだこりゃ???のものすごさで、ほんと、オドロキマシタ!!!
耳にする言語も、ほんと多彩で、何語か分からない言語も多数。
彼らはいったいどこから来たのだ???ハテナ。

ともかく、どこに行っても英語を話す店員さんを見かけ、
今、京都に住むみんなはインターナショナルなんだな、、、?!
と思いました。バスの運ちゃん(ほぼ定年近しと思われる)でさえ、
「ショーッ!!デートッ!(1日切符の有効日を見せろ)」と言ってました。
すげ、そんなんでもちゃんと通じてるよ。。。おっちゃん!!!(笑)
(別に通じりゃいいのよ。。。ほんとーに。)

懐かしいな…と思ったのは、これだけ観光客が溢れかえっていても、
やっぱりこじんまりとした雰囲気が変わらなかった、ってことです。
京都ってやっぱり東京なんかに比べると、ほんと、こじんまり。
そして日本の良き地方都市なんです。
改めてこのこじんまりとした雰囲気に触れて、やっぱいいなぁ、という
気分でいっぱいになりました。

こんなところで大学生活を送れた自分は幸せだったな、と思ったのと同時に、
4年間もあったのだから、もっと色んなことに挑戦しても良かったな、
という気分にもなりました。

例えば、巫女さんバイトをするとか、三大祭りに参加することとか。。。
今、やりたくてもこういうことって出来ないでしょう?

そして、それ以上に思ったことは…4年間もいたのに、
全然京都を回りきれていなかった、ということ。
これは、なんか後悔が大きいですね。

そしてこれはたぶん、、、今、オランダにいる方がも同じかもしれません。
オランダに住んでいる方は意外とオランダを回っていないんですよ。
そんなこと、ありませんか???

今回の2泊3日の旅行では、これらの願いを全て叶えることはムリにせよ、
やりたいことは全部やって帰るゾ!!との意気込み強く…
早朝の新幹線に乗り込んで、京都を目指したのでした。

今回泊まった宿は、ずーーーーっと泊まってみたかった宿。
ともかく観光客が多く、なかなか思う宿が取れないだろう、との予測の元、
なんと早々5カ月前くらいには予約しました。

駅近くにある5部屋しかない小さな旅館です。
ここの目玉は、、、なんといっても、女将がにゃんこだということ!!
やばいっす~~、そんなの。。。

猫目当てにやってくるお客さんも多いようで、私が泊まっている間も、
「あれ、猫はどこだ???さっきはいたよね?」
と探していらっしゃるお客様がいらっしゃいました。

二代目にゃんこ、りりーちゃんは、、、けっこうお澄まし系ですかね。
身だしなみ(毛並みというのか?)もぴしーっと、、、!!
美しい気品溢れる猫ちゃんでありました。うん、立派な女将でした。
そして、ここも国籍不明の方がたくさん宿泊されていたのが印象的でしたね。


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お澄ましさんでなかなか正面を向いてくれないの。


久々に会った長年京都に住むお友達の案内で…
お茶カフェとか、町屋風居酒屋とか、、、
京都らしぃぃ~!!!場所に連れて行ってもらい、、、京都満喫!


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大学訪問から場所を移し、伊右衛門カフェ。
ここでもしゃべくりっぱなし。



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こちらは居酒屋。雰囲気いいねー。

ヨーロッパに長く住んでいると、、、こういう古さがやっぱりうれしい。
地震も怖いけど、オリンピックもあるけど、、、でも、なんでも新しいものに
作りかえちゃうのって、なんだか淋しいよ、東京さん。

ヨーロッパは古い家やアパートを信じられないような快適空間に
リフォームするからなあ。このリフォーム力をいつも見ているせいか、
新しくしてしまうのってちょっともったいないと思ってしまう、、、。

まあ、でも今、こうやって外国人の目が入ってきているので、
今まで価値がナイと思っていたものが重宝される、とか
そういう意外な形で再評価されるものも今後増えるかもしれませんね。

オランダに住み始めて以降は、時々持ってきた「あさきゆめみし」
(全巻ではないけど)を読むのが、心の支えのようになっていて
これがまた、年を取ったからか、海外にいるからなのか分かりませんが
号泣しながら読んでいることが多いんですが…(苦笑)。
しかし1000年も昔に現在の人間をも唸らせるような本が
存在した日本って、、、改めてすごい文化を持ってますね。

今回の旅行では、まだ行ったことがない源氏物語のゆかりの地を
訪ねたいなぁ、という気持ちもあって、時間の合間を縫って
あちこち足を伸ばしました。

これらの写真はまた次回に。



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おひとりさま日本

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明けましておめでとうございます。

またまたすっかりご無沙汰してしまいましたが…。
実は年末年始の2週間は、事情により(?)私ひとりで日本に行ってました。

いやー…単身での日本。
楽しかったです。いえ、、、正直、楽しすぎました。
娘が何度も何度もスカイプや電話で
「りすちゃんをミスする?(=会えなくてさびしい?)」と聞いてきたのですが…
口では「寂しいよ~」と言いつつ、、、実際は、頬が緩むのを隠すのは難しかった。
ここだけの話、全然寂しくないのよ…苦笑。
ほんと、ひどい母親かも~、、、(汗)。


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今年の年末年始はお天気にも恵まれましたね。
本来であれば、こちらに帰ってくるとどよーーんとしてしまうところですが、
今回はトランジットのヘルシンキがマイナス17度と最悪のお天気だったお陰で
「暗くったってフィンランドよりはマシ」という、、、立派な比較が成り立ち
それほど暗い気分にはなっておりません(笑)。


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それにしても、、、。
今回の日本は全然久しぶり、という気分がしませんでした。
昨年の年末年始以来1年ぶり、ということもあるけど、
何よりこの1年間、家に籠ってオタク暮らしをしていたせいか。。。
古本屋の漫画コーナーでは、困ったことにほとんどの漫画を知っているし(汗)、
友達や家族、親戚と話をすれば彼等以上に芸能情報に詳しく
「僕たちより詳しいってどういうコト?」等と言われてしまうし(汗x2)、
ほんと、私って一体どこで何してるん?という感じでした。
やばいですわ…(苦笑)。


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まあ、こんなんでも海外生活が出来るってことで…(苦笑)。

さて。
今回はカメラで写真を撮るのも楽しみのひとつでした。
あちこちファインダーを覗いていると、ときどき、
「あぁ。自分はちょっと外国人っぽい目で日本を見ているかもなあ。」
なんて思うことがありました。


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たとえば、やたら漢字や文字に反応してしまうところとか。


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浅草雷門では、雷門よりも「特」に反応。
あ、それって私だけ(笑)?


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ファインダーを通すと、日本らしい風景を多数見つけることが出来て、
なんだか新鮮に楽しいカメラ@日本でした。

オランダブログなのに日本の写真ばっかりってどうよ?って感じですけど
せっかくなので次回も日本の写真を紹介したいと思います。
まぁ、日本がご無沙汰の方に、日本気分を楽しんでいただくということで(?!)。



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英国らしさを満喫する日



私がヨーロッパに住み始めて以降、いちばん訪れた回数が多いのが英国。
なんやかんや大好きで、何度も何度もリピートしてます。
…というか、今までリピートした国は、ドイツ、イギリス、ベルギー、フランス、、、
なんじゃ…近隣国ばっかり(汗)!

英国は…着くと、あー変わらない、変わらない、と思うくらい。。。
けっこう身近な国となっております(笑)。

家には英国のガイドブックがたぶん20冊くらいはあるんではないかと?
なので、情報量は相当持っているのではないか?と思います。
まだまだ行きたいところ、山のようにあります(笑)。

イギリスで好きなこと、といえば。

ガーデン。
ティールーム。
そしてアンティーク?

お城も好きですけど、最近はちょっと飽きてきたかも…(苦笑)。
お庭も有名なお城はいいけど、それ以外は、もういいかぁ?という
気分になってます、、、。

さて。
この夏のイギリス旅行ではケンブリッジに行ったので、
そのついでに近郊の町、イーリーに行ってきました。

ケンブリッジも良かったけど、なんせ観光客がものすごくって。。。
少し郊外のこのイーリーは、観光客と呼べる人はほとんどおらず、
閑散としておりました(天気も悪かったし)、が、しかし、
私が好きなものが満載のこの街の散策は楽しいひとときでした。

まず。
この街にはわざわざ足を伸ばすにふさわしい有名なティールームがあります。


CIMG5868.jpg

なんか有名な賞も取ったことあるティー・ルーム「Peacocks」。
ずーっとここに来てみたかったんだ~~。


CIMG5878.jpg

中は私の好きな雰囲気が溢れていました。
あー、いい居心地、、、。


CIMG5874.jpg

クリームティー。
朝食を食べ過ぎたせいか、途中でお腹がいっぱいになるくらい
大きなスコーンでした、、、。


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腹ごしらえを済ませた後は、このティールームのとなりにある
巨大なアンティーク倉庫「Waterside」へ。

3階まであるこの大きなアンティーク倉庫には、公式幽霊も住んでいるのだとか。

でたーー!!!

イギリス人の幽霊好き。
ほんっと、好きだよね。
家に幽霊が住んでいるってことはプレミアムなのか?!?!
…と思えるくらい、幽霊自慢しますね(苦笑)。

どんな雰囲気なんだ、、、と思いきや、別に普通でしたよ?
写真は撮りませんでしたが…(苦笑)。
色んなアンティークが揃っていて、見ていて楽しかったです。

その後はぷらぷら街を散策。


CIMG5924.jpg

突如現れたミス・マープル?とワンちゃん。。。


CIMG5865.jpg

川沿いもいい感じです♪


CIMG5936.jpg

大きなイーリー大聖堂。
入場料が8ポンドもするのがいただけませんが、、、(怒)
でも、綺麗な大聖堂でした。

よく映画撮影を行っているらしく、私たちが訪れた翌日からも撮影日と
なっていました。なんの映画かな?ドラマかな?誰が来るのかな???


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パブと大聖堂。
イギリスっぽい画像ですね。


CIMG5938.jpg


大聖堂の裏側にひっそりと広がる庭。
誰もいない中、歩いていたら、突然風もないのに木の枝が
ざわざわ~と不自然な感じに揺れました。
鳥かなーとも思ったけど何も見えなかった。
も、も、も、も、もしや…????
ちょっと不思議な感覚、涼しい~感覚に襲われました(苦笑)。
うーーーん、最後にまさか登場してくださったのですか?
もしや?!?!

ほんの半日でしたが、すっかり英国気分♪を満喫できた半日でした。



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ドイツ・イギリスを旅して感じたこと

長かった夏休みも今週でおしまい。

私たちは、ドイツ旅行のあと、なんとイギリス旅行にも行きました(!)。だんなが失業中の割には超華やかな生活送ってます(爆)。まぁ~でも、来年のことを考えると、、、来年は心理的に余裕を持って旅行したりする気分でもないかもしれないし、時間的に余裕がないかもしれないし、何よりお金が全然ないかもしれないし。。。(汗)。

。。。

そんなワケで今年思い切っていっちゃいました。

しかし、イギリスの物価高。。。すごい物価の安かったドイツの後だけに、うへーーーー!という感じでしたね。正直、2倍~3倍はしたんじゃないでしょうか~(汗)。

今は不動産もものすごくあがっているみたいで、ロンドンでは大好きなB&Bとか、もう泊まれないんですよ、、、高すぎて。実際新しいお店も出店する余裕があるのはチェーン店ばかりらしく、歩いてみると、あるのは同じ系列のカフェばかり。前はここまで偏ってなかったんじゃないか、と。。。でも、確かにあんなに高かったら個人のセレクトショップなんてとても中心街には出店できないですね。今はトレンディエリアがどんどん郊外に移っている、というのも納得でした。淋しいけどね。

さて。
今、ヨーロッパでは移民・難民問題が毎日ニュースになっています。海から、陸から、多数の難民・移民が押し寄せて入り口であるギリシャやイタリア、そしてバルカン半島の国々はもう大混乱になっているとか。

ハンガリーでは今、大々的な「壁」を築いていて、壁がなくなって喜んだのはほんの25年前のことなのに、新たにまた壁を築かなければいけないなんてなんと皮肉なことか、という気分です。一度EU内に入ってしまうと、あとは行き来自由なので、彼らは行きたい国を目指して移動を続けます。

私の旅行先ドイツ、イギリスはどちらも移民・難民にとても人気のある国なようです。

…が。

しかし。

今回、二国を旅行して、両者には大きな隔たりがあるのを感じました。本当に全然違う雰囲気だったんです。国が違うんだから、当たり前、、、ていえば当たり前なんですけど。まー、旅行した場所も大いに関係していると思います。

片や旧東ドイツ圏でもっとも保守的と言われるドレスデン。片やイギリスの中でも中心のロンドン。これが、ドイツのミュンヘンとイギリス南部のコーンウォール辺りの旅行だったらまったく印象が違っていたと思いますし、、、(苦笑)。

ドレスデンは移民らしき人はあまりいませんでした。特に黒人系を見かけることはほとんどありませんでした。ゴミ回収やお掃除といった仕事は、オランダでは普通移民系の人がやっていますがここでは普通にドイツ人がやっていました。

トラムに乗ってもほとんどの乗客はドイツ人でした。あとは私みたいな旅行客、、、。この結果、、、得られたものというのは、、、皮肉なんですけど

「安心感」

だったんですよね、、、。

実際、なんだかとても安全な場所でした。どこに行っても何の心配もないくらい。たぶん私は普段、何かしら危機アンテナを立てて暮らしていると思うんだけどそこは海外にも関わらずアンテナがほとんど必要ないくらい、安心・安全を体感できる場所で。つくづくいいところだなー、と思っちゃった。保守的な場所らしいので、実際に住んだらどうなのかな、とは思うけどね。

移民や難民を差別しちゃいけない!!って心の中でいつも肝に銘じているけど…ここのところ続くテロ事件などでやっぱり心のどこかで若干の疲れ、みたいなものがあるのかな。正直、移民が少ないところはやっぱり平和でいいのかも、と思っちゃいました。

また、この地方は、もともと共産圏だったわけだけど、共産主義としてイヤだった部分は、見張られる生活、自由がない生活で東ドイツ崩壊後、それらを放棄することができ、共産主義のいいところだけを残すことができたここの人たちはとても幸せな人々だと思います。。。

え?共産主義のいいところって何、ですと?

それはですねー。人間は平等でお金がなくても幸せになることができる、という思想ですかねえ~。

今回も旅行中彼らの生活を見て…なんちゅーか、そんなんでいいんだ!ってすとーんと抜けた気分になったことが何回かありましたね。

全部トラムの中での発見でしたけど。。。あまりの飾りっけのなさに仰天!!!したことが3件。

一回は、持ちこみパーティをやるんだかなんだか知りませんが、トラムに料理を持ち込んでいたんですが、なんとその入れ物がバケツ(!!)。蓋はできるものでしたけどね。バケツの中に大量のパスタが入っているのが見えてびっくりしました。こんなん持って移動するかぁ~普通?って。。。日本でやったら、確実にヘンな人と思われるんじゃ、、、とさえ思えるバケツだったんですよ~…。

一回は、友達にプレゼントなんだか知りませんが、なんとビールケースを1ケース持ちこんでトラムに乗りこんできました。その中のビール瓶ひとつひとつにテープの飾りがついているんですよ。それもお世辞にも綺麗に飾られているとはいえないテープ、、、。こりゃ、どう見てもプレゼントなのだろうけど、こんな、、、プレゼント、ありなワケ~?ビールケース持ちこみ、しかもそれがプレゼントなんて初めて見ました(…汗)。

しかも、持っていた男女がけっこう美形の若いカップルで、、、。美形カップルなのにビールケース&ビールのプレゼント!!!このギャップがもうわたしにゃ、、、充分鮮烈で、なんか妙にうれしくなっちゃうっていうか。

一回は、これからどこかいい場所でバーベキューをするらしく、バーベキューセット一式&具材&お酒をゴロゴロとトラムに持ち込む若い人々発見。これは、、、もう、、、さすがに笑っちゃいました~~。家に庭がなくたっていいんだよ!車がなくたっていいんだよ!!自分たちが好きなところにいってやればいいんだから!!!

…そりゃ、そーだ(苦笑)。

。。。なんというか、どれも飾りっ気がまったくなくて。。。他人のことなんか気にせず、自分のできることを好きなようにやっているなー、って。お金がある、ない、にあまり惑わされることなく、悲観することもなく、自分の好きなことができる生活って、、、実は本当に幸せなことなんじゃないか、と。。。これは以前ベルリンに行った時も感じたので、たぶん共産主義時代のいいものがいい形で残ったんだと思う。

それに比べると、、、ロンドンはパリと同じ、まさに資本主義の象徴の街で。お金がないと、幸福感を得るのは相当難しい街なんでしょうね。今や不動産バブルで、小さな1部屋でも5000万円以上、とか言っているし…スーパーで食品買うのもやたらくたら高いし、、、。住む・食べる、の基本が高い国・都市はやっぱり厳しいのかなあ~。

日本は…ロンドンに比べると物価はいくぶん安いし(不動産を除けば)、賃金も高いほうだから、幸せに暮らそうと思えば充分できると思う。…ただ、お金がなければいけないと人々が信じる生活になっちゃっているよね。

子どもができたら、習い事に通わせなければいけない。
おもちゃや携帯を持たせなければいけない。
塾に通わせなければいけない。
大学に行かせなければいけない、、、。

…いやいや。本当は別にいいんじゃないの。それぞれの価値観・それぞれの懐具合で生きて行けば。「XXしなければいけない」なんて必須なものは何もないはず。だけど、そういうことをやらせないと「かわいそう」と親が、他人が感じる世界になっちゃっている。

きっとドレスデンの人は、お金がないから子どもは大学に行けない(行かない)、と言っても誰も可哀想とも何とも思わないんじゃないかな。幸せの道はそれぞれなんだから。ドレスデンは、そういう当たり前のことを再確認させてくれる場所で、しかもなんでもとても安かったので、私にとっては、とってもいい場所でした。

イギリスは、大好きだからやっぱり楽しかったけど…なんせこの物価高なんで、当分は行けそうにないかな(涙)。

そんなこんなの今年の夏でした。



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一枚の花の写真に導かれた旅 - ドイツ

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皆さんは、どうやって旅行先を決めますか?
観光地や行きたい場所は山のようにあれど、最終的に○○を選ぶ。
それって、やっぱり何かに導かれているんでしょうかね~。

今回のドイツの旅行は、面白いように何かに導かれている、
そう感じた旅でした。

きっかけは、「世界で行きたい名園1000」なるオランダ語の本で
見つけた一枚の写真。

一面藤の花でした。
その、、、艶やかな紫色の藤の花に私は心を奪われてしまったのです。
一生懸命その本の解読を読んでみると、ドイツにある小さな庭
ではあるが、ガーデン好きであれば、一度は訪れてみたい名園 ----。

さっそくインターネットでその庭園を検索。
インターネットでその庭園の写真を見て、ますます心を奪われました。
いつか行かなければ。絶対に行こう。。。!!
ところで、どこにあるんだ?この庭は???ドイツのどこ?!

調べてみると、ハイデルベルクの近くのヴァインハイムという町でした。
聞いたことないなー。ヴァインハイム?!
かなり詳しい海外のガイドブックを見ても、地図に名前しか載っていません。

まぁ、私の場合、ハイデルベルクも行ったことないし、日帰りで
その公園に行けばいいか。最初はそんな予定だったのです。
ところがハイデルベルグで安くていいホテルが見つかりませんでした。
どこも高すぎ!!貧乏我が家の範疇を悠に越えてる!!!(涙)

仕方ないな~。
じゃ、そのヴァインハイムという町にホテルがあるか調べてみよう…。

で、ヴァインハイムの町のことやホテルのことを調べて行くと…。
なんと驚いたことに!!そのヴァインハイムは、いかにもドイツらしい
可愛らしい町だということが判明。さらに、その可愛いマルクトの
ど真ん中にまさに私好みのドイツらしいプチホテルがあるではありませんか。

ウッソーーーー。
なんでガイドブックに何も載ってないんだ~???

これは、以前訪れたミルテンベルクの流れとまったく同じかな。
ミルテンベルクも一枚の写真に心を奪われて、必死に探したっけ。

ミルテンベルクの情報は: ミルテンベルク

ともかくも。
こんな風に流れるように旅行先が決定して行きました。
最後は、いつ行くか?
藤の花の季節…これがイマイチよく分からずに最後の最後まで
悩みましたが、ええい、一か八かっ!!と5月最初の週に決定。
結果的にこれが大正解でした。

町に夜着いて、翌朝庭に行きました。
お目当ての藤の花が咲いていて、どんなにうれしかったか。
ぴょんぴょん飛び跳ねてしまったくらいです(苦笑)。

実は…この藤。
中国原種と日本原種が共演しているのです。
で、私が訪れた初日は中国原種がほぼ満開。
日本原種はまだ1、2分咲きといったところでした。

しかし、ここに連泊していたお陰で、毎朝・毎夕この庭を訪れることができ、
どんどん開花していく日本原種を毎日眺めることができました。
そう、この庭、本当に素晴らしい庭なのに、日中は出入り自由なんです!!
駅とホテルの中間に位置するので、いつも寄ることができました。

なんと、贅沢なっっっ!!
花や庭に興味のないだんなでさえ
「うちの家と駅の間にもこんな庭園があったらな~…」
とぼやいていたくらいです。

藤の花は、あちこちで咲いているけど、ここまで見事な色合いのものは
滅多にないような。。。この辺りの藤はどちらかというとくすんだ色合いですし。
どうやって育てているんだろう。
よっぽど土と気候の相性がいいのかな。
なんでも、、、この辺りはドイツで一番マイルドな気候なのだとか。

この庭の魅力は藤だけではありません。
なんと2500種もの植物が植えられているのだとか。
小さいけれど、もう、、、立派な植物園に域です。


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チューリップと勿忘草の共演。


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春爛漫のシーン。


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いつ行っても何かの花が咲いている庭園なのだとか。


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藤っ子?…ていうと、あれ?煮物になっちゃいますな(汗)。

今回、花のシーンだったので、だんなの一眼レフでっ!!と
思いきや、、、なんと、だんなさま、カメラさえ持参しておらず…(汗)。
カメラくらい持ってこ~~い!!!…という私の内心の叫び。
仕方ないのでいつものカメラで撮りました。
でも、ま、そんなに黄色っぽくなってないかな。

~ 以下はヴァインハイムの街並み ~

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夕暮れ時のヴァインハイムのマルクト。


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このマルクトから丘の上に立つ廃墟城が見えます。
このヴァインハイムは二つのお城の町なのだとか。


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夜の廃墟城(…笑)に向かう途中でパチリ


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別に観光地化されているワケではないみたいですが…可愛い街並み。
連休と言うこともあってドイツ人観光客はけっこう多かったですね。


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塔のある家…って、うわ。漫画の題名だわ!!
萩尾望都さん…「ポーの一族」等描かれた方ですがご存じですか?
私は「トーマの心臓」などの漫画を数点持っているのですが…
ヨーロッパに暮らしていて、こういう町を歩いていると、、、
ふと彼女の漫画の世界が交錯するんですよね。
日本の漫画なのに、、、すごいなあ、と思う瞬間です。
私は、ずーっと日本に住んでいて、ヨーロッパに来たことがなかったけど
漫画を通してずっと昔からこういう世界を知っていたんだ~。。。
なーんて、ちょっと大ゲサ?


CIMG4900.jpg

今回泊まったプチホテル。
オールドファッションな、そして驚いたことに親日ホテルでした。
何故かオーナーさんたちは「おやすみなさい」とか
「おはようございます」とか、、、色んな日本語を知っていて、
朝食時には大きな日本の旗を飾って歓迎してくれました。

い、いったい、、、ここにやってくる日本人とは?!?!

色々考えたんですが、きっとここが好きな方がいらっしゃるのね。
ドイツが本当に好きな人は毎年ドイツを旅行されますから。
(フランスが好きな人は毎年フランス、イギリスが好きな人は
毎年イギリスなんです。)

でも、分かる気がしました。古き良き世界なんですよね。
朝食もビュッフェスタイルではなくて、もったいないんじゃ?って
思うんだけど、彼らが好きなスタイルをずっと維持しているのかな、とか。
どんどん変わっていってしまう世の中で、変わらないものがあるって
やっぱりうれしいものです。
毎年同じ風景、同じ人々、そして同じサービスが待っている安心さ。
そんなワケで、とりたてて宣伝もしていないのに客がどこからか
集まる宿でした。

(ホテルの情報・町の情報はまたHPのほうにアップしておきますね。)

一枚の写真から流れるように辿りついたヴァインハイム。

…てこういうと聞こえがいいんですが、実際はDB(ドイツ鉄道)の不調で
本当に大変な道のりでした。トラウマになりそうで、、、思い出したくもなく、
なので、ここでは詳しくは書きません(…涙)。
あー疲れたよ。。。(苦笑)

そんなこんなのドイツ旅行デシタ。


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そらのおらんだ通信HPでもたくさんの観光情報を載せています。
是非こちらもご参考ください♪

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133.gif ヨーロッパ旅行記はこちらから → ヨーロッパ紀行

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そらのくも

Author:そらのくも
オランダ生活も15年目に突入しました。

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