日本企業誘致に力を入れるロッテルダム

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今週はロッテルダム市長やロッテルダム港湾局のお偉いさんが日本に出向き、大きな会議を開催しています。メトロ新聞にロッテルダム市長のコラムが載っていて、日本とは長い交流の歴史があり、今後も日本企業がロッテルダムに進出して、港が発展していくように力を入れていく!と書いてありました。

最近のオランダは他のヨーロッパと同様、どこもかしこも中国に向いてしまっていて、日本はすでに斜陽の国…という感覚があったのですが、こうやって日本誘致に動いてくれて、なんだかめっちゃ感動~…!やっぱり自分の国が「来て、来て!」と言われると素直にうれしいものです。

実際、ロッテルダムはここ2年でずいぶん変わりました。私は毎年、駐在員さんの在住許可関連の手続きをするのですが、今まではエクスパットと呼ばれる駐在員もそのほかの移民、難民もすべて同じラインで処理がなされていたため、何事もやったら面倒くさく、ひどいサービス&時間ばかりがかかっていたのですが、この2年は…エクスパットは最優遇されるようなっていて、何事もす、す、すーーーーー!と過去と比べると、あまりにもスムーズに何事も進むようになってしまったのです。

しかも、今年度は…「ようこそ!ロッテルダムへ!!」と笑顔のサービスまで付け加わって、いったいどうしちゃったの~~…???ロッテルダム周辺の町は以前と変わらないため、余計にロッテルダム市内に住む駐在員の最優遇ぶりが目立つようになっています。

そのうえ、ちょっと前には、ロッテルダムの担当者がわたしの働く職場にもやってきて「何か困ったことがあったらいつでも言って。どの部署にもコネクトするから!!」と信じていいのかどうか分からないような力強い発言をされて帰られ、なにやら彼らが本気でエクスパットを呼びたい意向が伝わってきました。…いや…。ここまで行くと、かえって不気味だ…。過去15年のダークな記憶をぬぐい切れないワタクシ…(苦笑)。

オランダというのは、こうとトップが決めると、トップダウンで、下までとととーーーんと降りてきて、すぐに変化しますね。ここ数年のさまざまな事案に対するコンピュータ化にも目を見張るものがあります。まぁ、変化が激しすぎるのはどうもいただけませんが、なかなかいろんなことが変わらない日本のさまざまな事情をみると、素直にうらやましいと思います。

話は変わりますが、今週は、大使館で在外投票が実施されていますね。実は、あなたの清き一票は、大使館の方がスーツケースに詰めて、直接日本まで運んでくださいます。しかも、チェックイン荷物として預けることはせず、手荷物で片時も目を離さず、です。

その話を聞いたときは、「ま、マジかーーー?これぞ旧体系な~~~~?!」と驚いてしまったのですが、後からじっくりと考えてみると、大事な投票を決して失うことはできない…それほど大事な一票なんだ、と改めて認識させられました。しかし、日本についてからはどのように各地に渡るのでしょうね。ここで郵便、だと意味がないような…???…いやいや、深くは考えまい(苦笑)。

後日談: 速達でした。

そんなわけで、お時間がある方はぜひこの週末に投票に出かけましょう~。お天気もよいようですよ。

原発事故に備え今週よりヨウ素剤配布開始

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写真: マーストリヒト市内で見かけた反原発ポスター


オランダ政府によりますと今週よりヨウ素剤が各家庭に配布されることになりました。配布対象者は各原発から20キロ圏内に住む40歳未満の人々、100キロ圏内に住む18歳未満の子供です。

対象となる原発はオランダ国内のBorssele原発、ベルギーアントワープ近郊のDoel原発、リエージュ近郊のTihange原発およびオランダのエンスヘーデの国境近くにあるドイツのEmsland原発で、そこから20キロ圏内、100キロ圏内の住居が対象となります。

オランダの新聞が提供している地図によると、アムステルダムは対象外、ロッテルダム、デンハーグ、ティルブルク、アイントホーヴェン、マーストリヒト、フローニンゲンなどが対象となります。

詳しい情報は下記のオランダ政府の情報をご確認ください。お住まいの家が対象かどうか確認されたい方は、下記のサイトで、郵便番号を記入すると対象になっているかどうかが分かります。

なお、この配布はオランダ在住者が安心して暮らせるようにという配慮の下、数年前オランダ政府によって決定されたものです。ヨウ素剤が届きましたら、有事に備え、大切に保管ください。


オランダ政府 - Rijksoverheid

数字で見るオランダの犯罪事情

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今週、わたしは4連休です。天気もどうしたんだ、オランダ?というほど良いお天気です。なので…庭でペンキでも塗るか!と張り切っています。初日の本日は、とりあえずペンキに備えてお掃除その他…を行いました。すでにお疲れ気味…(汗)。

写真トップはクジャクチョウという蝶です。我が家には比較的よくやってきます。かなり大きく、動作もゆっくり優雅。落ち着いて止まっていることが多いので、比較的写真を撮りやすい蝶です。

さて、このブログはあくまでも写真がメイン、ですが、本日は先日新聞に載っていたオランダの犯罪に関するデータ資料についてご紹介したいと思います。写真とギャップありすぎ…て感じなんですが…。ご興味ある方は、文章も読んでみてください。

まずは。

オランダ犯罪率の高い安全でない市トップ10

不名誉を獲得したのはもちろんあの都市。

10位 Utrecht (ユトレヒト)
9位  Roermond (ルアモンド)
8位  Den Haag (デンハーグ)
7位  Maastricht (マーストリヒト)
6位  Heerlen (ヘーレン)
5位  Arnhem (アーネム)
4位  Gouda (ゴーダ)
3位  Rotterdam (ロッテルダム)
2位  Eindhoven (アイントホーフェン)
1位  Amsterdam (アムステルダム)


大きな都市に交じって堂々4位を獲得してしまったのがゴーダ。ここは他の街より飛びぬけて泥棒に入られる率が高いとのこと。なんと住民1万人に対し100軒の住居侵入が報告された、というのですから相当な数です。

実はゴーダは、イスラム系住民(モロッコ系)のトラブルも近年目立っていて、彼らの失業率が一般のオランダ人と比べてもものすごい高いのだそうです。今、ヨーロッパではイスラム系住民によるテロが相次いでいますが、ホームグロウンテロリストが誕生する原因はこういった明らかな差別が原因であることが多いので、市を挙げてなんとかうまく対処していってほしいです。

不名誉な1位に輝いたのはやっぱりアムステルダム。オランダ一の観光都市なので仕方ない、といっちゃ仕方ないかもしれませんが…ここの犯罪はやはりスリがダントツなのだそう。しかし、スリはまだマシなほうで、路上強盗、暴行がほかの都市に比べて多いのも特徴だそうで…アムステルダム=怖い、はやっぱり本当なんですねえ。

オランダ国内では、1日当たり69人がスリに遭っていて、そのうち22人がアムステルダム市内で起きる計算となるそう。みなさま、気をつけましょう。

2位のアイントホーフェンや10位のユトレヒトで目立つ犯罪は、なんといっても車上荒らし。多くの駐在員さんも犠牲になってます、、、(涙)。うちは車がないから盗まれる可能性がないんですが…(←喜んでいいのやらよくないのやらちょっと微妙ですが…汗)。

さて、この車上荒らしですが、一日どれくらいの車が被害に遭っていると思いますか?なんとオランダ全土で一日212台の車が車上荒らしに遭遇する計算だそうです。ゲゲゲ…これはかなり大きい数字だと思いますが、みなさんはどう思われますか?年間換算にするとすごい数だよね???

車上荒らしで盗まれるものはどんなものか?それは、もちろんコンピュータ関連のものですね。パソコン、スマートフォン、タブレット等々。どんなときでもこれらのものは車内に残さないほうがよいでしょう。

トップ10に入った都市で比較的有名でない都市が二つ入っています。それは…ヘーレン、およびルアモンド。まぁ…ルアモンドは大きなアウトレットモールがあるので、日本人駐在の方はよくご存じかもしれませんが。ヘーレン、ルアモンドとマーストリヒト、この3都市はオランダの南部に位置しますが、これらの都市で特徴的な犯罪はなんといっても車の盗難です。

トップ10には入っていなくとも、周辺都市はどこも比較的犯罪率が高い順位に位置しており、ベルギーとドイツの国境近くはまさに車の盗難(&海外逃亡)が顕著な場所柄なのです。

さて。車強盗に人気の車種はどんな車種でしょうか。うわーん、車強盗に人気なんて…そんなん嬉しくないわい!という感じですが。

ちなみに私は車を持っていないので車事情にはめちゃ疎いです。人気車種なんでしょうか、これらは???これから車を買おう!と思われる方。これらの車は避けたほうがよいかもしれません。

※ 数字は2016年に盗まれた台数

5位 ルノー Clio 234台
4位 オペル Corsa 292台
3位 BMW 3 Serie 352台
2位 フォルクスワーゲン Polo 929台
1位 フォルクスワーゲン Golf 1212台


フォルクスワーゲン、ダントツ!!めちゃ人気ですね!!…って喜んでいいのやら…。1年で1000台ってものすごい数のような気がするんですが。この辺りで盗まれる、ということは、見つからずにヨーロッパ南部(もしくは東部?)に行くルートが確立されているんでしょうね、きっと。

最後に家屋侵入(泥棒)によって盗まれるものベスト10をご紹介します。けっこう変なものも含まれています。

10位 日曜大工(電動工具)
9位  自転車・スクーター
8位  ベッド関連(マットレスなど)
7位  車の鍵
6位  ID関連(パスポート、IDカードなど)
5位  ハンドバッグ
4位  テレビやステレオセットなど
3位  スマートフォン、ラップトップ、タブレットなど
2位  宝石・アクセサリー類
1位  お金


いかがでしたか?オランダの犯罪事情を知る数値アレコレを追ってみました。オランダ在住の方、旅行者の方、みなさま気をつけましょうね!!


↓今週の庭の様子 暖かい日が続き花も続々咲いています↓

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終わっても楽しいロッテルダム・マラソン

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先週末はロッテルダム・マラソンが開かれました。ものすごいよいお天気で、というか昨日は真夏のような暑さで、マラソンランナーにとっては少しキツイくらいだったかもしれません。私の知り合いの人も、総合するとかなり出場していたような…?

マラソンは42.195キロのマラソンだけではなく、子供マラソン、1/4マラソン、シティマラソンなど実にさまざまな種類のマラソンが用意されており、本当に多くの方々がこのマラソンに参加します。

今年は、ヨーロッパでテロが相次いでいることもあり、何か月も前からテロ対策を行ってきたそうです。きちんと対策は取りたいけど、楽しむ人々の心を萎えさせるような物々しい雰囲気にはしたくない、そこのところに一番気を使った、という市長のインタビューが出ていました。

確かに、昨年と比べても変わった点はほとんど見受けられず、ちゃんと対策しているのかな?という感じすらしました。でも、ちゃんとトラックや車が入ってこられないように要所・要所に工夫がこなされていたのですね。

さて。うちの子は、去年に引き続き、子供マラソンに参加しました。子供マラソンは土曜日に開かれます。補習校の帰り道、マラソンに出る子供たちが一斉に集ってスタートするのを見て、次の年は自分も出たいと言い出したのです。

まあね。ガンガンに音楽がかかって、DJがノリノリで、お祭りモード一色なんですよ。あれを見たら、わたしもやりたーいと言うに決まっています。それに、ロッテルダムの一番の目抜き通りを大声援を受けて走るなんてそんな経験めったにできません。子供にとっては、いえ、大人にとってもマラソンがハレの舞台になるのです。

わたしにとっては…自分の子供の姿を探すのも楽しみですが、ほかの子供たちが精一杯走ってくるのを見るのも楽しみ!今年も望遠レンズ片手に、良い場所を確保して写真を撮りました。

子供は年齢別に男女混合で走るのですが、まあどの年齢でも男の子がトップを走ってくるのが通常です。ところが!今年は、一番最初の7-8歳の部は女児がトップを走ってきたので、度肝を抜きましたね(最期のフィニッシュ写真では、男の子と同時ゴールだったようですが)。

しかも、彼女、貫禄の笑みすら浮かべているのです(↑写真トップ)。走る姿もとても美しくて、サングラスもかっこいいし(←走るのに関係はないけど)こりゃ、もう将来の有望株!!オランダ南部のアスリートクラブに入っているようで、すごいなあ、、、うちの子とは違う…ただただ脱帽です。

わたしは、といえば、レンズを覗きながら涙が…。最近は涙もろくて、小さい子供たちの必死の姿が見えただけで、もう涙がボボボ…。なんなんですかね、これは(汗)。


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↑うちの子が走った2.5キロクラスのトップ陣。一番の男の子は白人の男の子、二番目はインドネシア風の血筋、三番目はドレッドヘア…それぞれ三者三様の男の子たちが走り抜けてきたけど、どの子もすごくカッコよかった!

小学生の頃、スポーツができる子がクラスでモテた記憶があって、それは何故?と思ってたけど、こりゃ、当たり前だわ、、、と妙に納得してしまった瞬間でした(笑)。←おばさん、ここで一人昔を振り返って萌えてどうする、、、。


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暖かい週末。これが天気が悪かったら最悪だけど、今まで大雨、とかそういう日は不思議となかったような記憶が、、、。


さて。
ロッテルダム・マラソンはオランダの一大記念イベント・お祭りイベントに位置付けられており、さまざまな付加価値サービスが加えられているのをご存知でしょうか?実は参加者たちは走って終わり、ではありません。

ロッテルダムマラソンの公式サイトを検索すると、全参加者のレース結果が載っています。そこで参加者は自分の名前を検索すると、なんとあなたの情報が…ダダ漏れ・・・!!!

…というのは、半分冗談ですが(笑)、ともかく個人の結果を全部見ることが可能です。また、SNSで情報をシェアすることも可能ですし、ビデオを見ることもできます。また、ロッテルダムマラソンの完走記念に…!!と思えば、フィニッシュ写真を購入することも可能です。

…って、おいおい、写真はタダで分けてくれるのではなく売っているワケ?しかも、かなり高額なお値段~~!!さすがは…ダッチ。

ロッテルダム・マラソン公式サイト 2017結果

しかし、こんな…子供の名前と写真を全部ババンと載せてしまうなんて、今の日本じゃ考えられない!!アブなすぎるかもしれませんね。マラソンを見に来て、「うひひ、、、あの可愛い子は誰だろう?」と思えば、検索できてしまうワケですから。

オランダは、子供たちもユーチューブにじゃんじゃん自分の家やら学校をアップしているし、情報はダダ漏れですけど、それによる大きな問題はありませんね。その代わり、不審者が子供に声をかければその情報はただちに学校に伝えられ、学校は警察と保護者通知し、そこから近辺の学校にも全通達されるので、不審者も不審な行動を取りにくいということが言えます。

この間、日本でベトナム人の可愛い女の子が殺されてしまったけど、彼女は友達に不審者がいるから怖い、と言っていた、といいます。オランダだったら、この時点で、市内の全学校および保護者に不審者情報が通知されるので、どうして日本はそこがダメなんだ?と残念で仕方ありません。

警察は現行犯逮捕じゃないと捕まえられないから動かないことになっているの?それとも、子供のいうことは「半人前」で大人に信用されないのかなあ。「子供のいうことだからあんまりアテになりませんが。」よくそういうセリフ使われるよね。日本って。でも、子供の命を守るために、子供の話をもっと聞かなきゃいけない、私はそう思います。

あれ?話がなんだかマラソンからずいぶん逸れてしまいました。

そうそう。最後に、子供をマラソンに参加させる方へ。フィニッシュのところで、子供とうまく合流できず、子供が迷子になりかけた、という話を何度か聞いています。

ともかく人々でごった返しており、それでなくとも子供を見つけるのが大変…なので、前もって集合場所を決めておくのがいいと思います。「このビルのここの前」とか「この標識の下」とか具体的で子供がわかりやすいところがいいと思います。子供たちはフィニッシュ付近からちょっと先まで誘導されて、そこでジュースやら食べ物を受け取るので、ゴールの前ではなくもうちょっと先で待っていたほうがいいです。また、当日はフェンスでがっつり固められていて、反対側には行きにくいので、その点も要注意です。

なお、トイレに行きたい場合は、スタート地点目の前にあるデカトロン内に無料トイレがあります。

オランダは移住するのも簡単、追い出されるのも簡単

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最近海外移住を目指す日本人の間で、オランダが移住候補先として熱い視線を浴びている、という話をたびたび耳にします。人生一度きり、夢に向かって挑戦したい!という気持ち、よくわかります。

わたしは永住権を持っているので、いまさら移住情報はどうでもよいといえばそのとおりですし、移住したいという方々のお世話をしているわけでもないので、日本人の間でいったいどのような情報が交わされているのかは、100%定かではありません…。でも、たまに目にするネットでの情報を見て、心配になることがありますので、今回は老婆心ながら!書かせてもらいます。

何が心配か?といいますと…。まず、海外に住む日本人のよくないところとして挙げなければいけないのは、よく分からないのに日本人同士で安易に結論を出してしまう傾向がないか?ということです。

「わたしが大丈夫だったから大丈夫」
「ネットに(日本語で)書いてあったから大丈夫」
「たぶん大丈夫」

これらの大丈夫は本当に大丈夫なのでしょうか?わたしは全然大丈夫じゃないと思います。そして、今、オランダ移住の日本人間の情報はこんな状態だなあ、とつくづく思います。だから今回書くことにしました。

わたしは、職場の仕事で移民手続きを行っています。あとはニュースでオランダの移住関連のものをたまに目にするくらいです。なので、弁護士のようなエキスパートではありません。ただ、何も知らない一般人よりは情報を持っています。

まず、最初に言いたいのは、オランダは移住許可は比較的簡単に出ます。特に近年はかなり簡単に出る傾向があります。ただ、これを鵜呑みにして「オランダは移住しやすい」としていいのでしょうか?答えはNOです。

例えば簡単な例をあげましょう。

オランダ人とパートナーになり、オランダに移住することになりました。申請したところ、5年の許可が下りました。

ところが、オランダ人のパートナーとはうまくいかず、1年後にパートナーは解消となりました。

残りの4年間、まだ許可が下りているから、オランダで好き放題に暮らせる。

これは正しいでしょうか?多くの人は「無理じゃないか?」と思うのではないでしょうか。まったくそのとおりで解消された時点で、あなたを保証してくれる方がいなくなるわけですから、滞在許可が下りた大前提がなくなってしまいます。そして、その情報が移民局に流れた時点で、滞在許可は取り消しとなります。

わたしがこちらに来た頃は、一度許可が下りると、なかなか取り消し作業は行われませんでした。市役所や移民局、労働局などがそれぞれ独自のデータを持っており、そのデータが交換されることがないため、確認作業ができなかったのです。そのため、許可自体、下りにくい状況になっていました。

ところが、今は違います。以前もテロ対策のことで言ったかもしれませんが、今はすべてのデータが交換される仕組みが出来上がっており、どこかで何らかの不都合があるとただちにデータが上がってくることになっているようです(以前、移民のデータ監視関係者から聞いた話)。

データが上がってくると、ただちに書類が本人に送られ、そこで証明しなければいけません。モタモタしていて対応が遅れる、証明ができない場合、あっという間にいわゆる「滞在許可取消 退国命令」が送られてきます。そして、それが送られてきたら最後、どのような事情があれ、国を立ち去らなければなりません。

もちろん不服申し立てを行うことも可能ですが、この理由は例えば「自国に帰ると殺される可能性がある」など、相当深刻なものでなければなりません。しかしながら、たとえこのような深刻なケースであっても、認められないことがほとんどです。この不服申し立ての裁判はよく新聞に載っているし、ドラマなどの題材でも使われているので、日常的な話です。

以前見たドラマでは、ティーンエイジャーの女の子がオランダ人の里親の元で長年暮らしていたけど、法的にやらなければいけない処理をひとつ忘れてしまった、とかで、退国命令が出たという話でした。

学校や里親、弁護士が一体となって裁判を起こすのですが、結局結果はX。その女の子は記憶もない自分の国に帰らなければならなくなった、、、という話だったかと思います。それはティーン向けのドラマだったので、その女の子が帰ったとたんに、その子のことを好きだったということに気づいた男の子が、彼女を再びオランダに連れてくるために俄然勉強を頑張りだす、、、というドラマちっく(漫画ちっく)な胸キュン追加がありまして…それで記憶に残っているんですが(スミマセン…苦笑)。

ともかく、個人的事情などおかまいなしにコンピュータはデータを監視し続け、もし何か問題があればいとも簡単に退去命令が出されるということです。そして、一度それが出たら覆すのはほぼ不可能だということです。それは、移民でも難民でもどの国から来ていようと同じ。だから、どのようなビザであっても、「わーい、許可が下りた、簡単、簡単、あなたもやってみれば?」などと安易なことを言うべきじゃないとわたしは考えるのです。

こうやって簡単に許可が下りて、取り消しをするようになっていったい誰が一番得をしているか?というと、移民ビジネスをやっている人でも弁護士でもありません。これはもう…絶対に移民局当局(オランダ政府)なのです。申請をした時点で、申請料という名目で多額の現金をふんだくり(許可が下りようが下りまいが結果は関係なく)、許可が下りたと家族みんなで移住してみれば、あっという間に許可取り消し。

詐欺とも思えるような鮮やかな手法で国家的に移民ビジネスを行い大儲け、とは…さすがダッチ・アカウントと呼ばれるオランダらしいかも。オランダが日本を優遇しているのは、実は日本人(日本企業も含む)はたくさんお金を持っている上、素直にいうことを聞くことを分かっているからじゃないかなあ~。つまり、もう確信的にやっているのでは、等と考えちゃったりします。

オランダ移住を考えている方はぜひその事実を知った上で、挑戦していただきたいです。上記でオランダ政府を思いっきり皮肉ってはいますが、門戸が開かれているという点で挑戦できる国なのかな、と思いますし。私自身の考えとしては、日本で個人事業(商店など)をやっていて、成功している人はオランダでも成功できる可能性が高いのでは、と思います。ただ、日本人相手のみのビジネスというのはオランダにはそれほど日本人がいないので厳しいんじゃないかな、と思ったりもします。

なお、このブログ・HPでは移住に関する質問は受け付けておりません。質問にもお答えいたしませんので、ご了承ください。

オランダ選挙&オランダとトルコの関係について

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水曜日にようやく選挙が終わりました。毎日「Stem」という文字を見なかったことがなかった今日この頃。ようやく終わってホッとしています。

さて、今回はオランダという超マイナーな小国の選挙ながら世界の注目度が高く、日本でも大きく報道されました。もちろん、それはオランダの国家としての影響度が世界の中で増した、というわけではありません(苦笑)。ただ、イギリス、アメリカに続く選挙でこのまま世界中でポピュリズムが台頭していくのか?が焦点になったわけです。

そういう意味でPVV(極右政党)の注目度は高く、今回の選挙結果報道もPVV票が思ったより伸びなかったことを中心に報道しています。

確かに票は伸び悩んだといえますが、それはウィルダース党首率いるPVVが過激な論調以外にこれといった見どころがなく、今後の見通しなどをしっかり提示できなかったことにあるのではないかと思います。そもそも途中で外遊演説に出るの辞めてしまいましたしね。

今回の選挙を振り返って、わたしが一番注目すべきと思う点は、大政党であるPvdA(労働党)の一人負け、歴史的大敗北だと思います。今回38議席を大きく減らして9議席になってしまいました。PvdAは過去には50議席以上もった一大政党です。

いったい何が問題だったのでしょうか。この点は、まだ解明されておりません。ただ、現在までに分かっている点としては、


- この政党は労働者を守る政党だというにもかかわらず、ここ近年の大量解雇を守り切ることができなかった

- この政党こそが大量の移民をかつてオランダに連れてきて、彼らを優遇した張本人で有権者に嫌われる要因となった


つまり、過去に彼らが行ってきたことに対しオランダ国民はNOを突き付けた、と考えると、オランダはリベラル、とは決して言えないです。VVDが勝利したのは、あくまでVVDが右派に傾倒したからであってそれがなければPVVにもっと票は流れていたに違いありません。

ま、わたしはルッテ首相のほうがいいに決まっているので、結果にはとりあえず安堵しているのですが。


さて。少数政党ながら、今回初めて議席を獲得し、今後軽視してはいけない、注視していかなければいけない、と思われる政党が「(DENK) デンク」と呼ばれる政党です。

政党リーダーはトルコ系オランダ人で、もともとは上記のPvdAに所属していた政治家で、そこから分離独立しました。ここの政党が掲げているのは、

「融合」ではなく「お互いを認め合うこと」

というスローガン。

一見聞こえはいいですが、これはオランダにとっては脅威的なことです。

まず最初に伝えておきますが、以前にも書いたかもしれませんが、わたしは移民に対して、以下のような考えをもっています。

すなわち、移民・難民はその国に入国・滞在許可されたら誰もが住む権利があります。しかし、そこに住むと決めたらその国のルールに従って生きていかなければいけない。それは移民・難民を含む国民の義務です。

ところが、この政党を含め、多くのトルコ人がそうは思っていない、ということです。先日、トルコとオランダが揉めてごたごたしていましたが、この問題もすべてこの考え方の違いに原因があります。ちなみに、ごたごたしたのは、今回が初めて、ではなく、今までもずーーーーっとそうです。

トルコ人が法的に罪を犯した →
それによってオランダが法的に処罰しようとした →
多くのトルコ人が「わたしたちはイスラム信仰だからこの法律には従えない!」と抗議異議申し立て →
時にはトルコ政府まで乗り出してきて「われわれのイスラム教を尊重しろ!」とオランダ政府に注文をつける →
いちばんすごいときにはトルコ大統領自らが乗り出してきたことさえアリ

どうですか?オランダはこれに対し「内政干渉」といつも激怒しているのですが、わたしもオランダに賛成です。そもそもオランダの法に従えないならば、オランダに来るなよ!と思うんですが、トルコ人に言わせると、これが「人種差別」に値するんです。いやー、違うと思うんだけどな、、、。

そして、このDENKという政党は、「人種差別をやめてお互いを認め合う」つまりは「俺たちは俺たちの決めたルールでオランダに住んでいくから、好きなようにやらせてよ。そういうわけでよろしく」てな政党なのです。

こ、怖い。怖すぎる…。

今回この政党が初めて3議席獲得したことで、これからオランダの頭痛の種が増えていくに違いありません。トルコ政府に内政干渉させる道筋を作っていくでしょうからね。

ちなみにお隣ドイツは、たくさんの移民トルコ人が勝手なことをして警察を軽視する傾向にあり、これまた大問題になっています。法治国家としての立場が足元から崩れはじめているのです。

しかも、ドイツにはオランダより重石があります。それはかつてナチスドイツが国家的人種差別を行っていた国だということ。今でも多くのドイツ人は、人種差別者呼ばわりされるのを恐れ、トルコ人の勝手振る舞いをいさめることができない風潮にあるといいます。オランダよりも問題は深いのです。

一応、こっちは多少気遣っているにもかかわらず、、、トルコはなーんも理解しちゃいない。今回もドイツとオランダを「ナチスドイツの残党」呼ばわりですからね。トホホですよ。


まあ、こういう話を書くと、日本は絶対に移民を認めるな!!てな話になると思いますが…まぁ~日本はまだまだ大丈夫でしょう。だって、日本ってそもそもパスポート取得が一番難しい国ですからね、、、。それに、外国人が増えたといってもまだまだ全然少ない。うちの子ですら、日本に行くと(見た目のせいか?)外国人に振り分けられちゃいますから…。ハーフですら、外国人なのか?!?!日本のパスポート、一応持ってるっちゅうーねん!!

それより、早くなんとかしないと少子化で国家存続の危機になりますので、日本はそちらを心配したほうがいいと思います(汗)。

ラジオ土曜日まで聴けます

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この間の日曜日にお約束通りNHKのラジオに出演しました。ラジオは生放送だし、けっこう緊張しました…。途中でかなりとちった記憶だけが残り、恥ずかしいから絶対に自分では聴き直さないぞ、と思ったのですが、なぜか同僚(というか上司)と一緒に聞く羽目に…(苦笑)。そして、笑っちゃうことに、そのほうがさらに緊張したという、、、いまさら緊張したってなにも変わらんぞ?

でも、聴き直してみると、トチってはいるものの、ワケの分からない内容でもなく、自分でいうのもなんだけどけっこう「知られざるオランダ(?)」を話すいい機会になったかな?という気がします。

ラジオは次の放送前の土曜日まで聴ける、ということなのでよかったら聴いてみてください。

NHK ちきゅうラジオ

右のほうの「前回の放送を聞く」をクリックしていただき、2月26日の午後5時台を選んでいただくと、聴けます。午後5時7、8分頃から私の話が始まります。



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