スリナムという国

さて。今日はスリナムについて語る日でした。
スリナムという国の名前を知っている人、あなたはそれだけで
地理は得意、といえるに違いありません。ましてや、スリナムという
国を世界地図ですぐに指差せる人、これはもう、、、あなたは
何物ゾ?の世界です。。。といっては大げさかもしれませんが(笑)。

ちなみに私はスリナムはオランダに来るまで知りませんでした。
名前も、聞いたことあったかもしれませんが、記憶には留まって
いませんでした。でも、私、中学時代、地理は得意だったんですよ。
なんといっても卒業テスト、ただ一人の満点で私の回答が、
模範解答になったくらいですから♪…ああ。過去の栄光。。。

スリナムは元オランダの植民地で1975年にオランダから独立
しました。たった30年前のことなんですね。国民はオランダ語を
しゃべりますし、独立した今でもオランダとは大きな関係が
あります。なんといっても、オランダには、スリナムを母国とする
スリナム人がごろごろといますから。こうごろごろいるには理由が
あります。1975年の独立時、全スリナム人はスリナム国籍を
取得するかオランダ国籍を取得するかの二者選択の権利が与えられ
ました。多くのスリナム人はそこでオランダ国籍を選択し、
こぞってオランダに向ったといいます。ちなみに私の同僚も
家族とともにスリナムを出て、オランダに向いました。
彼女は今でこそオランダのオランダ語をしゃべりますが、
彼女が母親と話すときはイントネーションが違います。なんだか
アヤシイスリナムちっくな(?)オランダ語なんです。

スリナムにはインド系住民とアフリカ系住民がいます。アフリカは
どこだったかな。アイボリーコーストかどこかの国からの人が
多い、ということでした。最近は、中国人も多いです。
スリナムは中国に対し、土木関係の事業につく人にはビザなし
の渡航を認めているのです。多くの中国人はこぞってスリナムに
向かい、、、そして、最終的にはオランダに向おうとたくらんで
います(たくらむ、という言葉はよくないかもしれませんが。。。)
今、オランダには大量の中国人がいますが、彼らはどこから来たか、
というとスリナムからやってきたのです。思うに、私がやってきた
4年前よりずいぶん中国人の数が増えているような…?このまま、
抜け道ビザ政策が続けば、そのうちこの国は中国人だらけになって
しまうのでは…?などと、私なんかは思ってしまいます。

- つづく -

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インドに出かける同僚の話

この9月は例年より4度も平均気温が高かったそうである。
4度!!かなり大きい?平年は14度。今年は18度。。。かなり大きいよ!
8月は寒く、記録的な雨。そしてこの9月。。。なんだか、天気、
乱れているなあーーー。そういや、毎年行われている(いた)
大スケート大会ももう96年から(?)開催されていないんだから、
今年で10年。。。もうムリなのかもね。やっぱ温暖化?!

会社で私の前に座っている同僚が、バカンス、バカンス、と
もう2ヶ月も前からさわいでいる。来週、彼女はバケーションに
出かけるのだ。すっごく何年かぶりかに出かけるバカンス。
いったいどこに出かけるのかと思いきや、インド。
イ、インド~?!ちょっとオドロキ。じゃない?!

インドといえば、、、私のインドとの出会いは、マザーテレサで
ありました。カトリックの学校に通っていた私は何度も彼女の
ビデオを見る機会があったのです。そして、路上で死にそうに
なっている人を連れてきて、最期をみとるための施設「死を待つ
人々の家」のビデオは、まだまだ何も知らないティーンには強烈な
シーンでありました。世の中には、私の知らない病気があって
(ハンセン病のこと)道端にぼろきれのように横たわる人がごろごろ
といる世界なんて!まだ、日本以外の国を見たこともない私には
想像も出来ないショッキングな世界でした。
現実とも思えぬその世界。。。それがインド。

二度目にインドに近づいたのは、大学時代。大学時代といえば、
多くの学生がバックパッカーになって、あちこちの国をさまよう
時代であります。旅行が好きな私は3年生の時に中国に行きました。
西安からウルムチまで、、、それはそれは、オドロキと衝撃の
連続の旅でありました。10年前の中国は今の中国とは全然違い、
上海でさえ、マクドナルドもない完全な「異国」だったのです。
まあ、なんにでも馴染んじゃう私は、その旅行にもすっかり
慣れて、普通の旅では味わえない楽しさを知ったのだけれど…。

そこで出会った人々(日本人)にはかなりのツワモノがいて、
ウルムチの先、クシャなどを経て、パキスタンに渡り、最後には
インドに行くつもりの人がいました。く、今だったら、、、
かなりやばいかも?そのルート。。。その他、可愛らしい大学生
のお姉ちゃんも、かなりのつわもので、出会った年の冬には、
バングラディッシュに行ってしまいました。バングラディッシュ
からの絵葉書ってそうそうないかも。。。す、すごすぎる。。。

大学にもインドにいった人は何人かいて、「好きになるかキライに
なるか、どっちかだな。けっこう強烈~…。」などと感想を
述べていました。お腹が弱い私は、絶対いけないだろうなー、、、
などと思っていたものです。

そんなインド。家族8人か何かで団体旅行を計画している我が
同僚。いったい何をするのだ?!話を聞いてみると、これが、また、
しかし。オドロキなのだ。まあ、彼女はインド系スリナム人
でヒンズー教徒。プラス、ヒンズー言語が話せるので、私みたいな
人が旅行するのとは話が違うのかもしれないが、旅行中、家族で専用
ハイヤーを雇い、ショッピングを楽しんだり、美味しいインド料理の
レストランにいったり、5つ★のホテルに泊まってのんびりしたり、
南のほうの大自然の地域やお茶の栽培地域を訪れたり、豪華客船を
借り切って海上で一泊したり、、、特にショッピングはすごく楽しみ
にしていて、アクセサリーも欲しいし、美しい絹布も欲しいし~!!
絨毯も買っちゃおうかなー…と。。。話を聞けば聞くほど、いったい
どこのインドの話をしているんだ?!という気分になってくる。
インドで豪華な美味しいレストラン?!ショッピングーー???

とにかく彼女の話は、今迄私が頭の中で描いていたインドとはほど遠く、
なんだか全然違う世界なのである(まあ、ニューデリーの事情は
かなり私の想像に近いものがある、と彼女は話していたけれど。)
そして、それだけ豪華な旅行をしても、たったの1500ユーロ(20万円)
だ、というのだから、ますます、ええええーーー?とオドロキなのである。

なーんだか。いろいろ知っている!と思い込んでいる自分だけど、
やっぱりまだまだ世界は広いのだなー。そうそう。彼女から、
聞いたスリナムの話もこれまた、面白い世界なのだよ。

- つづく -

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鍼治療

先日は久しぶりにロッテルダムを中心に活動している日本人婦人会に
参加してきた。りすちゃんを連れて…。りすちゃん、婦人会デビュー(?)だよ。
うるさくしたら、どうしよう、、、などと思っていたけど、大丈夫だった。

昼食は皆でゆっくり食べたかったので、だんなに会社を早退してもらい、
りすちゃんを連れて帰ってもらった(ちょうど彼女の検診日でもあった
ので、ついでにそこにも行って貰った)。…て、こう書くと、トンでもない
母のようだよな。我ながら…そう思ふ…(苦笑)。まぁ、だんなが
やさしく提案してくれたので、今回は甘えちゃいました。

私はその後、鍼灸&漢方のお店へ。やはり、どーにも体がイマイチ、
改善せず、どーもバランスがくずれっぱなしだなあ、と思われるので、
高いけどちょっと自分の体をいたわってみよう、、、と大決心したのだ。
育児も、そんなわけでそれ程頑張ってやっている、とも思えないのに、
この疲れはいったい何?やっぱり、産後のなんちゃら、なのかなーーー、
と最近はそんな風に思うようにしている。

日本では鍼灸は受けたことないので、比較できないのだが、ロッテルダム
の鍼灸はまず舌を見て、そして脈を測って病状を判断する。特段ここの
症状が云々、、、と説明したわけでもないのに、「目が乾くでしょう」
「ここが悪いわね」などきちっと分かっているのにはいつも驚かされる。
今回は、英語ができない中国人お姉さんだったので、ほんと、説明が
必要なくてよかったよ…。

その日は鍼を腕に&丸いガラスを背中に当てる、という治療、そして今日は、
足への鍼、という治療。「足三里」の鍼は本当によく効く~…!体の何かが
ぐおぉぉぉーんと動く感じがしたよ。

治療室で寝ていると、時計の針の音、そしてほのかに香る漢方の匂い。
何か子供の頃を思い起こさせる空間である。小さい頃、誰かの家の匂いが
こんなんではなかったかな?古いおうちの匂いなのかな?…などなど。
ロッテルダムのこんな場所で、昔の頃を思い起こさせる空間に出会うとは
なぁ~…なんて考えていたらすっかりリラックスできたようだ。

貰ってきた漢方…これがまたすごくまずい。鼻をつまんだって、全然
効果なし、のまずさだ。見た目もどろどろ、超まずそう…。
頑張って飲んで、、、効果あるといいなぁーーー。

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がんばれ、ナターシャ


オーストリアで誘拐され8年もの間監禁され、先月無事保護
されたナターシャ・カンプシュさんのインタビューが昨日
テレビで報道されていた。このニュースはオランダでも連日
大きく取り上げられており、昨日も彼女のインタビュー全部が
特集となって報道されていた。

私はご飯を作りながら、、、時折画面を覗きにテレビの前に
たった程度なので、どのような話だったのかは定かではないのだが。。。

彼女の姿を見て、驚いた。
「8年間もの長い間」「監禁」「狭い部屋(この部屋の様子も
もちろんテレビ報道されている)」「異常な男との同居」、、、
こういった単語から想像する彼女の姿は、哀れで、疲れ果てて、
落ち着きがなく、容貌もやせこけているか、どこかに一部(虐待に
よる)あざがあるか、、、などなど、とにかく「悲惨な姿」、いや、
もっとひどくいうと「私たち一般人とは違う哀れな姿」しか
想像できなかった。ところが、テレビに映し出された彼女の
姿は私の想像のどれも当てはまらないほど、美しく、目も澄んで
きれいで、洋服もその全体像も女優さんのように素敵だったのである。
座っている姿もしゃべっている姿も実に知的で落ち着いていて、
彼女がカフェにでも座っていたら間違いなく誰もが振り返る
くらいなのだ。私の中で想像していた「哀れなナターシャ」の像は
完全に打ち消され、悪夢から生還した「力強い女性」の姿がそこにはあった。

もちろん。彼女の心は、大変な問題を抱えていることであろう。
「ストックホルム症候群(異常な状況下、犯人に同情や連帯感を
持つこと)」という深刻な心理現象が見られるという。無理もない。
監禁されて、外にも出られず、たえず異常な男がすぐ後ろで監視して
いたら、、、どんなに鉄のように強い精神だって壊れてしまう。
それでも彼女はいつか自由になる日を夢見て、そして最後に逃げ出す
ことに成功したのだ。

もしこの事件が日本で起こっていたとすると、18歳の少女の姿は
もちろん、名前さえ知りえないことであろう。被害者(少年犯罪の場合
は加害者さえ)のプライバシー云々の関連で(しかし、一方で大事な
情報は隠しておきながら、マスコミや情報掲示板などで、あること
ないことを噂され、結局隠れていることは難しいのだが)。
私は別に被害者の名前を知りたいとも思わないし、プライバシーも
大事だと思う。だけど、今回、このオーストリアの少女を実際に
テレビで見て、目に見えない情報だけで想像し、自分で勝手に
判断してしまうのは、現実を知ることとはまったく違うのだな、
とつくづく思った。日本で、このインタビューが報道されたのか
どうかは知らないけれど、もしされていないのならば、ぜひ報道
してほしいと思う。日本で起こった事件ならば絶対実現するはずのない
被害者が語る言葉なのだから。

10歳から18歳という夢のように楽しい少女時代をある一人の男に
よって壊されてしまったナターシャ。もうこの時代は戻ってこない。
悲惨ではあるけれど、テレビに映る彼女を見て、彼女ならきっと
大丈夫。失われた8年を嘆き悲しんで生きていくのではなく、
これからの未来を生きていけることだろう、と思った。
がんばれ、ナターシャ。

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親の思う通りには…

ちょっと前のある夏の日の話。

ドイツのベイビーカタログ「ベイビーワルツ」の帽子の
ページにはうれしそうににっこり笑ったベイビーモデルたちが
勢ぞろい。そのうれしそうな顔が、帽子のかわいらしさを
さらに際立てている。「あぁ~!可愛い!!」と、ついその中の
一つに飛びついてしまった。こちらでは、可愛い!と飛びつく
ような可愛いベビー服はあんまりないので、、、(というか。
それは私のいつもいくお店、C&AやHEMAには、、、の話なのだが。)
つい、さっそく購入することになった。

ムフフ。到着した、しました~。赤い可愛い帽子。
ほんと、かわいいかも~。さっそくりすちゃんに被せてみた。
まぁ~。かわいい!!カタログのベイビーたちにも負けない、
可愛らしさだわぁ!!

…と喜んだのもつかの間。彼女は、にーっと私に笑いかけ、
むんずと帽子を掴んで、それを頭から剥ぎ取り、床にぽいと落とした…。
がーーーーん。

負けじと再び帽子を被せ、頭から剥ぎ取らないように、
リボンを結んでしまうと…。ぎゃーーー!!と狂わんばかりの
大絶叫での大泣き。がーーーーん。やっぱ、ダメ?

結局、一瞬かぶったところを写真に納めただけで、それを被って
お出かけする機会もないまま、本日に至っている。
かぶればかわいいんだけどなあ~。なんでよ!!りすちゃん!!

ま。どーせ天気も悪くって、帽子を被るような機会もなかったしね、
と自分に言い聞かせている私なのだった…。いやいや。まだ、
諦めたワケではないのだが。。。


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プロフィール

そらのくも

Author:そらのくも
オランダ生活も15年目に突入しました。

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