やっぱり起きてしまったベルギーのテロ

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またヨーロッパで痛ましいテロ事件がありました。
オランダのお隣、同じ言語圏である兄弟のような身近なベルギーで
このようなことになり…本当に残念です。
被害に遭われた方々に哀悼の意を表します。

さて。
一昨日からこのブログのアクセス数が急に増えました。
何も新しいことも書いてないのに?と思い、キーワードを見てみると、
「テロ ベルギー オランダ」なる言葉が連なっていました。
以前、パリのテロ後に書いた記事にアクセスされていますね。

以前の記事: パリの同時多発テロから考える オランダの現実 

このとき、長々と現実を書いたので、再び同じことを書くつもりはありません。
今もこれを書いた時とまったく同じ気持ちです。
オランダの事情もこのときとまったく変わっていないと思います。

この記事でベルギーの事情を少しだけ書いたのですが、、、
ベルギーについては、その後も日々が経てば経つほど
「不安、、、大丈夫か?」感が募っていったので、
今回テロが起こったと聞いて、厳しい言い方ですが、
「ええー?」というよりもむしろ「やっぱり」「起こるべくして起こった」
という感想を持ちました。

パリのテロの後…
フランスは年内くらいには落ち着きを取り戻しつつあったのではないかと
思います。あれだけの悲惨なテロ状況なのだから、さぞや混乱状態だろう
…と思いきや、意外や意外に「封じ込めた」感があったので、
さすが、、、やっぱりフランスは大国なのだな、やればできるんだ!
(といったら失礼ですが…)と私の中ではむしろ評価が上ったのです。

一方、ベルギーは…
どんどん評価が落ちました。一度、テロの可能性がある、とかなんとか言って
全てをシャットダウンするような状況になったでしょう?
あのときの大捜索で色んなことが大きく動くんじゃ?と思ったにもかかわらず
見事に空振りで、この国は、、、今、必死になってるけど、いや、
必死になってますという姿を見せているけれども…
そもそも根本的なテロ防止力が整っていないことをヒシヒシと感じたのです。

年末もたしか突如行事が中止になったり、容疑者が捕まったり解放されたりして
テロに遭ってないベルギーがこれだけいつまでもモタモタとしている
事態が異常でしょ?いつまでやっているの?とそんな風に思っていたのです。

以前の記事にも書きましたが、ベルギーは長年に渡り、
色んなことが野放し状態でした。
野放し期間が長すぎて、さまざまなデータが真っ白な状態で、
さらにそれをチェックする機関も整っていない状態で、
さて、テロが起きたから今からどうにかしようぜ?と言って
急にじたばたしても、もうそれは遅いのです。
10年真っ白なデータを作りあげてしまったら、その期間を
さかのぼってデータを作りあげるのは並大抵なことではないのです。

以前、アメリカで9月11日のテロが起こった後のことですが、
私はFBIの何十万にも及ぶ膨大な(氏名)リストを見たことがあります。
ええ?あんた、いったい何をやっていたの???と思われそうですが、
大したことやってません。普通の会社員です。
ま、今だって、FBIのmost wanted なんてリストがネットに載っている
くらいですから、あんまり大したことないリストなのかもしれません。
ウィキリークスだったら、こんなんいらん!とゴミ扱いかもしれません(汗)。
でも、あのときは、なんというか、私は唖然としました。
天下のFBIがこれだけ焦っているのか???
私のような異国に住む一会社員がリストをチェックしなきゃいけない程
アメリカは独自データを持ち合わせていないのか~~?って。
だから、あのテロもやっぱり起こるべくして起こったのだと思います。

オランダは、今、情報管理とそのチェックがすごいことになっています。
ある意味、共産社会か?KGBか?と皮肉りたくなるくらい…。
正直、プライバシーなんてまったくないのでは?くらいに
個人番号(いわゆるマイナンバー)はあちこちでチェックされ、
共用されまくってます。意外なところからデータが流れてくるので
「ええ?ここでも共用されているんか?」と深く考えるとビックリしますよ。
ええ、深く考えないほうがいいです。。。私たちは丸裸(汗)。
個人口座だって、資産だって、仕事だって、給与だって、
住所だって、病歴だって、、、すべてデータ化されてます。
もちろん渡航歴だってね。
せいぜいタンス預金くらいですよ。把握されていないのは(苦笑)。

これだけデータが流れまくっていたら、悪いことに流用されちゃうんじゃないの?
と言いたいところですが、これだけオープンだとデータはあまり価値はありません。
しかも、悪いことをしようとする人のデータだって流れまくって
いるわけですから、あんまり悪いことはできません。
特にそれが移民だったら確実に追い出されますから。

プライバシーの侵害だ!とか、自由が侵されている!etc.と叫びたいですが、
これは確実にオランダのテロ防止につながっている、、、そう思います。
そう思うと、これは仕方ない、諦めるしかない、、、そう思います。
いや、でも、盗聴されてたら怖いね。危険リストに載っている人は
盗聴されているのかもしれないけどね、、、。
でも、町中の公共機関にはほとんどカメラがついてますよ。
盗聴はされてないけど、監視はしっかりされています。

こういう風に考えるとオランダって、怖いな~と思いますが、
反対側のお隣、ドイツはさらにすごいらしいですよ?
たぶんオランダが倣っているのはドイツなのではないかと。
ま、最近までこの国は二つに分かれてお互い敵国だったわけですから。
お手の物、とはいいませんが、いいノウハウは持ち合わせているんでしょう。
まー、最近移民が大量に入ってきて、追いつけていないところはありますが
短期間ですぐに状況を完全制覇できる力と財力は持っていると思いますね。

一方、日本の状況はどうでしょうか。
日本は島国だし、移民がもともと少ないし、日本語が非常に特殊な
言語である上、ほとんどの日本人の外国語能力が乏しいため外にデータも出にくい、、
という条件でいえばとびきりいい条件を持ち合わせていると思います。

ただ、今後のテロ対策としてはどうかな?
こういうガチガチのオランダに住む私が日本に行くと、、、
正直ユルユルだなーと思います。
たぶんデータ管理でいえば、ベルギー以下なのでは?
立地がいいから、日本語という特殊言語のお陰で、なんとかなっている。
それだけです。

- 空港の入国管理
これは甘いですねーーーー!!ちょっと怖いのよ。私。
日本は機械も相当昔のものを使ってますね。
人の目、人間の直接のチェックでなんとかなってますけど、
これが膨大に外国人がやってきたら確実にパンクしますね。
それに一度入ってしまうと、足取りがつかめないのは大変問題です。

- 土地の売買
ちょっと前に書きましたけど、外国人への土地の売買もまったく問題なく
バンバン行われています。恐ろしいです。転売に転売が続いたら、
誰がその土地・ビルの持ち主か把握できなくなりますよ?
そういう状況がテロリストの巣・ネットワークを作るのです。

- マイナンバー?プライバシー?
ちょっと前にマイナンバーが導入されて、副業がばれる、、、なんて…
平和なことを言ってましたね。ま、日本は、過激主義のテロリストは
いませんけどや○ざ等、悪い人がいっぱいいるし、
権力者がそもそも黒っぽいし(汗)、何もかも見えるオープンな
マイナンバー制度なんて取り入れようもんなら、
まずはそういう権力者たちがストップするのかもしれませんけどね。

ベルギーは自由でいい国だと思います。
ただ、この自由が、、、今のこのヨーロッパでは機能しない自由さであった、
そういうことだと思います。

「自由に」武器を手に入れることができる「自由」は危ない「自由」
「自由に」イスラム過激思想の本が手に入る「自由」は危ない「自由」
なんでも自由じゃダメなんです。
そんなの当たり前じゃん?って私なんかは思いますが、
ベルギーはこの当たり前のことができていなかった。

情報をしっかり管理していくシステムを作りあげるのは、
数年でできることではないと思うし、これから彼らは体質を変えて
10年、20年と頑張っていかなければいけないのだと思います。
そうしないとほかのヨーロッパにも迷惑がかかるしね。
いや、すでにかけまくってますね。

パリのテロ後は全てのヨーロッパがごたごたした感じだったけど
今はベルギー以外の国はかなり落ち着いている気がしますね。
オランダはどうですか?といいますと、、、まったく普通ですね。
今も大きなイースターコンサートが通常どおり行われています。
こういうコンサートはテロの不安があると真っ先に中止されてしまうので
特に危険情報も入っていないのだろうと思われます。

また、、、オランダ人は、今、V&Dの一掃大バーゲンに夢中です。
私も本日行ってまいりました。いや、、、すごかったです、、、。
こんな経験初めてかも。デパートが混沌とした倉庫状態…
私は昼過ぎに行ったのですが、すでに嵐は過ぎ去った…
みたいにすごいことになってました(汗)。
スーツケース4箱分、大袋10袋分etc.大量購入している人も山のようにいて
(←こういう風に大量買いするのはイスラム系の人たちとか、、、
白人系オランダ人は絶対にしませんね)
なんとビックリ!!!お会計に1時間半もかかりました!!!
ありえへーーーーんって…(汗)。
でも、皆、皮肉を言いつつのんびりと待っていましたよ。
これもまたオランダらしいです。

これからはオランダは春の花の季節(今はめっちゃ寒いけど…)。
旅行を計画されている方々もいらっしゃると思います。
駐在員でこちらに来られる方もいらっしゃると思います。
心配かもしれませんけど、絶対大丈夫!という太鼓判も押せませんけど…
でもまったく変わらない生活が続いてますので
ヘンにビクビクしないでくださいね。



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「あさが来た」の主人公が活躍した時代のヨーロッパを堪能する

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日本で大人気のNHK連続テレビ小説「あさが来た」。
まったく追いついてはおりませんが、多少見ています。
うちの子も好きで
「今日は(補習校で)パチパチはんをやったよー」とか
「それは、びっくりぽん!」とか言います。
パチパチはん、、、って、、、見てない人にはさっぱりですよ(汗)?
(ちなみにソロバンのことです…)

人気な理由はもうこれしかないでしょ。
イケメン男子2人が支えてくれてあさは仕事に専念できる!
仕事に生きる現代女性の憧れ…ではないでしょうか(笑)。
ちなみにイケメン男子かどうかは?ですが、我が家もそれに近い状態に
なっとります、、、。最近、私は家での居場所がなくなってきた(汗)。
父子でいっつもべったり、オランダ語でぺちゃくちゃ、、、
もう何の話か分からんがな。
世の中のお父さんって、こんな状況なんですね、きっと…。
一緒に頑張りましょう(涙)!!

さて。
先週末は久しぶりに家族3人で近隣町を散策してきました。
我が家は3人で出かけることは、今はほとんどありません。
仲が悪いわけではありませんが、子供が超絶嫌がるのです(汗)。
ママ OR パパと出かけたい、と。なぜ3人だとダメなんですか?

…たぶん、微妙に言葉が関係しているのかなー。
我が家は微妙な3か国語でしゃべっているので、
3人が3人とも十分理解できる共通言語がないのです。
こんなんでよく家族やってるね。
← ハイ、ごもっともなご指摘でございます(汗)。
まあ、傍から見ているとヘンかもしれませんが、
これが日常だと別にヘンだとも思わないんですけどね。

最近どうしても再訪したい場所があったので、、、
だんなと子どもを誘って出かけてみました。

出かけた場所は「Huis van Gijn」。
ドルドレヒトにある古い邸宅ミュージアムです。
ここは私がまだ来て6カ月くらいの頃に行きました。
もう13年前?
すっごく良かった記憶があるんですが、
なんせヨーロッパに来てすぐなので、
ヨーロッパモノに慣れてなかっただけの可能性もアリ、、、
もう一度見てみたかったのです。

結果、、、。
やっぱり、素晴らしいところでした!!

お城や昔の大邸宅を開放しているところはたくさんありますけど
中はやけに現代的になっていたり、がらーんと何もなかったり、、、
ヨーロッパモノに慣れてくると、次第に面白いところと
そうでないところが分かってくるんですよね。

このHuis van Gijnは「あさが来た」の主人公が生きた時代、
すなわち19世紀の終わりくらいにこの家の持ち主であった
Simon van Gijn(シモン・ファン・ハイン)の生きた世界を忠実に
保存しています。

たくさんの調度品も多数飾られていて、、、自由に見られるので
アンティーク好き、小物好きには溜まらないです♪
私もゆっくり見たかったけど、、、りすちゃんが、、、(汗)。
やっぱり誘わなかったほうがヨカッタ?!?!(汗)

19世紀の終わり、というと、西欧で有名だった方はエリザベート皇女。
オーストリアの皇女ですね。何度も宝塚でミュージカル化されてます。
ウィーンにあるこの方の住んでいたお城も行きましたが、
同じような年代なせいか共通点を感じましたね。

たとえばバスルームとか。
お水がじゃーっとでる水道なんて、この当時にすれば最先端で、
こういうものを取り入れて生活するのがカッコよかったんでしょうね。
このお家でも、もちろん最先端を取り入れて、
1882年にはお湯が出るバスルームを完成させたそうです。
トイレも同時期に最先端のモダン式に変更。
ちなみに他の金持ちオランダ人の邸宅では1910年くらいに変更
されているそうで、そのことからも、このシモン・ファン・ハインさんという方は、
ともかくもモダンで新しいものを取り入れるのが大好きだったようです。

絵画じゃなくて写真を飾るのもこの時代の最先端の特徴。
この家にももちろん写真が飾ってありました。
そして、セントラルヒーティングシステムも!!!
玄関に入ったら暖かいなんて、当時は画期的なことだったでしょう!


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スタディルーム。
ヴィクトリア女王か?と思われるような亡き奥様の絵が飾ってあります。
ヴィクトリア女王ももちろん同じ年代を生きた方。
当時の上流階級の方々は、皆、こんな髪型だったんでしょうね。

ちなみに暖炉の近くに上から垂れ下がっているものはベルボタン。
電池で動くものだそうです。これもきっと最先端ですね!


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当時キッチンは大活躍。
暖かいお湯、ストーブ、アイロン…すべての最先端のものを動かすために
一日中キッチンストーブは活躍しました。
この写真は…ちょっと…ストーブじゃないところ映してますけど(汗)。
ストーブで燃やしたものは、、、もちろん石炭!
この家ではもちろん最先端の石炭ストーブが取り入れられていたのです。
あさが取り憑かれた魔法の黒い石である石炭はこの家でも
大活躍だったのですね。


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美しいダイニングテーブル。
このシモン・ファン・ハインさんはかなりのグルメで、定期的に
公式ディナーが催されました。メニュは自分で考え、自分でメニュカードを
書くという徹底ぶり。この方、本当にハイカラさんだったんでしょうね。
ディナールームの先にはサンルームもあって、優雅な生活が思い浮かびます。


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セントラルヒーティングで暖められた廊下には多数の調度品が
飾られていました。


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調度品のひとつ。


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こちらはオールドファッションな応接間。
モダンとオールドが程良く取り入れられている家なのです。

この時代にイギリスに行かれた五代様は、こういう世界を見たんですね。
ほんと、、、当時のあの日本から行ったとなると、、、びっくりぽんや!!!(笑)

多数の美しい時計がチクタクと音を奏でてていて、
この空間はまさに19世紀の空間そのものでした。
つかの間の19世紀のヨーロッパの優雅な邸宅でのひととき。。。
ちょっとしたお出かけに、、、お薦めですよ!!!


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