緑の美しい季節

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緑の美しい季節となりました。我が庭もさまざまな花が咲き乱れ、眺めるのが楽しい日々が続いています。

この年になり、いろんな国を周ってみて確信したこと。それは、庭が美しい地域は治安がよく、人々も穏やかな人が多いということでしょうか。人の心って緑や花に伝染する…。庭のスタイルなど好き嫌いは多少あるでしょうけど、それでも、やっぱり美しい、いいな、と思う人間の気持ちは全世界共通なのでしょう。

ご近所を歩くときも、ヒトの家の庭を眺めながら歩くことが多いのですが、ある時までは美しかった庭が突如荒れ始める…。どうしたんだろう?と思うと、そのうち家が売りに出されていて、あぁ…この家、離婚しちゃったのかな、とか。

うちの窓から見えるお家はこじんまりと庭がいい感じで、長年おじいさんが一人で住んでいました。そのおじいさんは数年前に亡くなり、今は庭が…雑草に覆われています。次に越してきた人はいると思うのだけど、その人は庭に手をかけないのね。。。きっと。

私も今までいろいろ健康や心に問題がありましたので、やりたくてもできない…という時期がありました。今、こうやって少しずつ花と向き合っていける、というのは、いろいろ問題ありながらも最近は比較的いい感じにやってる証拠なのかな、と思います。本当に余裕がないときは種なんて撒いている場合じゃないですからね(^_^;)。

庭に出て、小さな(へんな)虫やテントウムシ、ハチなどに囲まれながら作業を行っていると、いつも小さな地球を感じます。庭の中にひとつの宇宙が広がっている、、、とでもいいますかね。

手ごわい雑草がいかにして周りに浸食していくのか、とか、弱い美しい植物がどうやってダメになって枯れていくのか、とか、毎日手入れしていると思うことがたくさんあります。

もっと具体的に言えば…

環境(土壌など)に合わない草花はどんなに手厚くしたって弱ってしまうし、逆に中国から最近入ってきた蛾はヨーロッパの小木を絶滅させる勢いで増殖していてまるで中国そのもののようだぞ…と思ったり。。。(苦笑)。ほんっと人間界に通じることがいっぱいあります。

こんな感じに庭に広がる生と死を目の当たりにすると、非常に謙虚になりますね。本来、人間はこういう謙虚な生き物なんじゃないかなあ…。

最近、日本のニュースに対する人々のコメントを読んだりすると、僻み、やっかみ等…ドロドロすごいなあぁ、と思ったり、自分もモヤモヤしてしまったりしますが、そういうときは庭に出て手入れをすれば、スーッと…小さな地球の一員に戻ることができます。

こういうの、ストレス解消っていうんですかね。

日本も、せっかく少子化で人口減少になっているのだから、みんな庭付きの家に住んでもっとゆったりした生活を過ごせるようになればいいのに…現実は、利益ほぼゼロでも仕事を引き受けて誰もがどんどん忙しくなって、庭付きの一軒家はどんどん空き家になって人々は狭いマンションに住み、せっかくコンピュータがこれだけ普及した世の中になったのに30年前と何も変わらず毎日都心のオフィスに通うべく必死に満員電車に乗り込んで、、、ほんと、政策がアホやなあ~と思います。

これも何十年も利権を得ている人の利益を減らさない方策のためなのかな、なんとなく最近はそんな日本政府の方針が見え隠れして若い人がかわいそうになります。

…あっと。最後は愚痴になってしまった。また、庭に行かねば…(笑)。

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オランダ流 叱らない子育て

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最近、叱らない子育て、なるものがあることを知りました。私は、子育ての本は基本読まない、〇〇主義という主義にははまらないタイプ(いうなれば臨機応変主義…)なので、自分自身が何かの子育て論に賛同したりすることはないのですが、ふと考えてみると、オランダは日本に比べて叱らない子育てを実践している国かな?と思ったので、それについて書いてみようと思います。

オランダにやってきて実際に日本人から聞く言葉として

「あんまりグズッている子供を見かけない」
「怒鳴り散らす母親を見ることはあまりない」

…こんな言葉が挙げられます。実際に、日本のお母さんは余裕なさそうだなー、と思うことは多いけれど、オランダのお母さん(もしくはお父さん)は小さい子供を3人を連れていてもけっこう悠長にしているイメージなので、これは本当なのだと思います。

じゃ、いったい全体どうしてオランダのお母さん(もしくはお父さん)はのほほーんと子育てをしているの?と考えてみると…。これは、オランダ人親の多くは、子供が親の言うことに素直に反応できるようになるまで「撤退主義」を貫いているからかな、と思います。

撤退主義…オランダでは、子供が小さいうちは無理して外出しません。行動範囲もとても狭いです。そしてほかの子供たちとの接触も極力避けています。

例えば、外へ行ったとしても、行く範囲が狭く、ほぼ同じところしか行きません。そして母親はその範囲内で徹底的に子供にやっていいこと・やってはいけないことを教えます。

「ここでは必ず停まる」
「ここは走ってもよい」
「ここに来たらお母さんを来るのを必ず待ち、お母さんがいいよ、と言ったら進んでもいいよ」

公園も誰もいなければ、一通り遊びますが、誰か子供がくるとすぐに撤退を選びます。その子が「順番」をきっちり守れるようになるまで撤退し続けるのです。他の子供と関わらないので、子供同士でケンカになったり、揉めたりすることはありません。なので公園も静かです。

私の甥っ子は小さいころ、落ち着きがなく飛び回ってしまうタイプでした。まぁ…普通男の子はそうだよね。なので義妹も撤退を貫いていました。

つまり…甥っ子が飛び跳ね始めたら、即!家に帰る!を実践していたのです。なので、毎日おばあちゃんの家に行くのですが、滞在時間はたったの20分…。我が家に来た時も、あわただしく帰っていきました。20分って、、、ちょっと日本じゃ考えられないかな。

行く場所も決まっていました。ロッテルダムの動物園とおばあちゃんの家。買い物には子供を連れては絶対行きません。休みの間行くのは、バンガローパークのみ。

つまらん生活やな~…正直、思っていました。積極的にお出かけしていた私からすると限りなくつまらない。甥っ子、姪っ子がかわいそうだな、とすら思っていました。

でも、大きくなった今は、義妹家族は海外も含めていろんな場所に行っています。今、思えば…そういうことだったんだな、、、と。かわいそうだな、と思っていた自分が恥ずかしいぜぃ…そう思ってしまいます、、、ハイ。

今も通勤途中に子供たちをたくさん見かけます。小さい子が思いっきり飛び出していくので「あ、あぶない!大丈夫かな?」と思いきや、その子はきちんとお母さんの言いつけを守って停止しなければいけないところに来ると、静かにお母さんを待っているのです。あー、ちゃんとそういう風に言い聞かせられてきているんだな、と改めて思います。

毎日年子らしき姉妹も同じトラムに乗ります。その子たちも、かわいらしくよく眺めていますが、うるさいと思ったことがない!どうしてかな~、と思いきや、同行する親(母親か父親のどちらか)が、彼女たちが座る席を決めているんですね。そして、その子たちが一緒に並んで座らないように細心の注意を払っているのです。

一緒に並んで座ると大騒ぎになってしまいますが、離れて座るので二人が接触することはありません。二人はお母さんの言いつけ通り、きちんと座っています。下車した後、いつもと違うことをするとき(直接学校に行くのではなく、スーパーに立ち寄るなど)、停車駅の少し前にお母さんが子供たちに

「今日は下りたら、まず手をつないで道路を渡って、そのあと、スーパーに入るからね。スーパーではこれを買うから、おとなしくしなくちゃダメよ」

と詳しく説明しています。前もって子供に言い伝えてあるので、その場に来て子供の思わぬ動作に「ダメダメ~!」「これをやったら危ないでしょ!!!」「先に行ったらダメでしょ!」なんて大声を出したりしないのです。

こうやって、親がきちんと子供に説明・伝えることによって、親子の絆が深まっていきます。その場の感情でがなり立てたりしないので、子供も安心して親を恐れることなく同等の立場で親に話しかけることができるのです。

オランダの子育ての基本はこれかな、と思います。…日本もこうやって子育てすればよいんだよ。。。そう言いたいけど、ちょっと待って?

こんなつまらない、親子だけの対話状態がずっと、2年も3年も続いたら親(日本の場合はほぼ母親でしょう)はたぶん参ってしまうでしょう。だって、ママ友は作れないわけですから(ママ友と接触、ということは、子供同士も接触してしまいます)。

オランダでは、お父さんとお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんが積極的に子育てに参加し、役割を分担することでそれぞれが子供の対話から離れる時間を持ち、その時間は買い物にいったりして羽を伸ばすことができます。ですが、日本は…多くの親がワンオペと呼ばれる状態ですからねえ。

そう考えると。日本で叱らない子育てを実践する、というのはかなり難しいことが分かります。

育児に参加するお父さんも昔より増えてきた、とは思いますが、まだまだ…こちらと比べるとダメですよね。母親も…今日は子供を置いて(父親に預けて)遊びに行こうよ、と誘ったとして、それを実践できる親がいったいどれくらいいるのか?ちょっと疑問です。

日本では、まだ育児の孤独さをママ友同士で支えあっているのが現状なのかなあ。本当は、頼るのはママ友ではなく、パパでなくちゃいけない、と思うんですけどね。核心はココですよ。

さて。我が家は…小さいころ、積極的撤退はまったくやっておりませんでしたので、ときどきドタバタの大変な事態が発生しましたが、中学生になった今は叱ることはほとんどありませんね~。勉強してなくても、テストの点数がひどくても、一日ずっとスマホ漬け、ゲーム漬けでも怒ったり叱ったりすることは皆無です。

叱るときは、もう決まっていて。

約束を守らない。
うそをつく。
ごまかそうとする。
他人のせいにする。

こういう時だけ。ともかく「自分の行動(言動)に責任を持ちなさい!!」ということは徹底しています。前はちょっと大きくなって、ずる賢くなったのか?けっこうの割合で「そんなことは言ってない!」「そんなの聞いてない」「覚えてない」と誤魔化そうとしていたけど、さすがに何度も雷を落としたので、最近はしなくなったかな。うん、成長を感じます。

まあ、その代わり、私もごまかせなくなっちゃったんで…別の意味で厳しいものもあるんですけどネ…(^_^;)。

明日は母の日。世の中のお母さんがステキな一日を過ごせますように。
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