
暑い日が続きます。日本も同様で、ついに熱射病で亡くなった児童もいるとか…。このまま世界的に局地的な天気が続くと、そのうち永久凍土が溶けて危険な菌も一緒に放出されパンデミックになったり…、暑さで穀物が取れなくなったり…、暑さでバタバタと人が死んだり…、こうやって人類は滅亡するんじゃなかろうか…なんて今までは想像しなかった映画の世界が近づきつつあるのでは、と憂う気分になります。来週はオランダも相当暑くなるようです。
さて、ついに子供の小学校生活が終わりました。最後のグループ8は進路を決めるテスト、キャンプ旅行とミュージカルしかやらない、みたいなことを聞いていましたが、うちの子もまさにその3つを最後にやって卒業となりました。
ミュージカルは…オランダの学校だし、どうせなんちゃってミュージカルなんじゃない?なんて思っていたけど、とんでもなかった。かなり本格的なミュージカルでビックリ!
うちの子は、地味~な役をやったのですが、その地味な役さえも…ちょっと、、、てなくらい、目は泳ぎ、体はぐらぐらの状態で、正直言うとあんまり向いてないのねー…て感じでした。娘が何か勘違いして「将来は女優になりたい」と言ったら、止めたほうがいいのかも、、、(笑)。
主演の女の子と男の子は、実生活でもカップルっていうのが、いかにも海外の学校っぽいです(苦笑)。先生も「ハイ、ここでチュー」なーんて演出したみたいで、、、いいのか、そんなんで。さすが海外やな。
その男の子はまあカッコいいんだけど、ADHDを併せ持つ男の子なのです。時々とんでもなく落ち着きのないこの男の子は、うちの子のクラスでは時々ぶっ飛んでる個性的な男の子、という認識だったらしく、うちの子も「ときどきすごくヘンだけど、すっごく面白いよ~」と言っていて、なんだろう…こうやってあっけらかーんと全員が認識していて、受け入れてしまっている状況っていいな、て思いました。
それにしても8年間は過ぎてしまえばあっという間でした。4歳の最初の頃は…先生にトイレに行きたい!という一言も言えず、大変な事態になっていたけど、今や正義感溢れる娘になりました。
あと3年もしたら、夏はお小遣い稼ぎ~…なんて言って夏はバイトに出かけてしまったりして、さらにあと3年経ったら、もう家から出て行ってしまうのかもしれない、と考えると、もう私の子育ての終了もすぐそこかもしれません。
ミュージカルの後、お友達のお母さんがSNSで「最初の学校の日、A(娘)と初めて学校の門をくぐった日を忘れられない。Aはあれから成長して、なんとステキな女性になったことか。」と書いておられました。ここに「女性(Dame)」という言葉を使うところが、なんというかオランダ人の親の心境を表わしているのかな、と。もう一人前の女性に近づいている…そんなイメージ。
Aちゃんはうちの子とは違う学校を選んでいるので、ここでいったんお別れ。8年間ずっと一緒だったので、今度こそ本当にお別れです。「今度こそ」というのは、うちの子はグループ5のときに、別の校舎校に転校することに決めたのですが、彼女は一緒に転校することを選んでくれたのです。親の私が日本人でオランダ語もロクロクできない怪しい人だったにもかかわらず、彼女のうちの子に対する信頼は抜群で、
「だって、りすちゃんがいない学校なんて考えられない。」
そう言って即決してくれたこと、本当にうれしかったなあ。今でも忘れられません。
夏休みは、当然宿題もなく、毎日楽しい生活を送っている娘(…)。今までは、夏休みのプロデュースも全部親がやらなくてはならなかったけど、今はどんどん予定を入れてしまうので、今年から様相がガラッと変わったなあ。
今度の新しい学校のクラスメートとの顔合わせもすでに済んでおり、それによると、22人中17人が女子というほぼ女子クラス状態だそう、、、。その中にすでに仲良しの子を見つけたようで、「新しく友達になったSちゃんが、もしかしたら私のベストフレンドになるかも~~」と言って、けなげに彼女のために時間調整している娘を見ると、ちょっと笑っちゃいます、、、。
でも、もうそんな時期なのかもねえ。思い起こせば、私も(女子中)受験で受験日に前の席に座っていた可愛い女の子にロックオンしちゃいまして…「彼女も学校受かったかな~」って入学が楽しみで仕方なかったという経験があります。( ̄∇ ̄;)ハッハッハ。ちょっと恥ずかしい思い出カモ。
Like Mother, Like Daughter (この親にしてこの子あり)
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