男女格差がない社会を目指して

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クリスマスはだんなを家に置いて娘と二人でスペインのカナリア諸島のひとつ、グランカナリア島に行ってきました。娘が行きたい、行きたい、と言っていたことと、常春の気候でいいところ、と聞いたことと、トーマスクック社が破たんしてカナリア諸島の観光業が大打撃と聞いたこと等いろいろあって、初めてオランダの旅行会社で旅行を申し込んで行ってみました。

結果的には、すごく良かった~~💛

気候が…めっちゃ良い。私は暑すぎも寒すぎもダメ、という人間として一番弱いところにいるんですが(汗)、そんな私が心底心地よいと思いました。実際行って3日目くらいに普段いつも感じる不定愁訴のようなものがすーっとなくなり、最近の更年期障害?からくるフラフラ感も全部なくなり、最後はお肌がツルツルになってしまった、、、。マジか。

こんな気候のよいところ、もちろんEU国民が見逃すわけもなく、EUの寒い国々からここに移り住む人が何百万といるらしく、なんというかEU一究極の白人ワールドになってました(そのうち半分くらいが年金生活者カモ)。ここまで白人しかいない場所は、、、行ったことあったかな?て感じ。私はほぼどこに行ってもひとりぼっちのアジア人でした💦。よく探すといないことはないんですけれども…。EUの原則、人の移動の自由にのっとり民族は大移動しているんだなあ~なんて再確認しましたわ。

海岸に行くと、若い人も老人も素っ裸のところがいくつもあって、、、若いきれいな女性もトップレス…たくさんいたなあ。白人はある意味アグレッシブだからね。

それを見て、なんていうかねえ…日本の男性陣がよく言う「そんな恰好をしているほうが悪い」という普通に使われる言葉はやっぱり男性の勝手な言い訳に過ぎないんだな、ってしみじみ思いました。年末に詩織さんの判決もあったけど、それは、私がとてもうれしかったニュースなんですが、男女格差がない世界から日本を見ると、日本は本当にまだまだ発展途上の位置にあるな、…というか、むしろ進化するスピードが違いすぎてどんどん差がついてしまっているな、とそんな風に思うんです。実際に、男女格差は世界121位になったというニュースを聞いて、妙に納得しました。

そんなカッコをしているほうが悪い、スキがあるほうが悪い、てそれじゃあ、どんなカッコならいいわけよ?中東みたいに全身をベールで覆っていればよいワケ?そうだとすると、日本も中東もインドもあんまり変わらない、てことになってしまいませんか?悪いのは加害者であって被害者には何の落ち度もないはず。

それにしても、権力に守られた男というのはああもみっともないものなのか。山口という人の強気な態度を見て、本当に嫌気がしました。普通に考えて、奇麗で若く才能もある女子大生がオッサンとホテルに行きたいと思うかよ?自分にはそれだけ魅力があると考えているのだったら、本当に勘違いもいいところ。でも、人権派ジャーナリスト広河隆一も同様だけど、そういうことをしても許される世界がまだまだ日本には存在しているってことなんです。結果的には。

こういう世界を正していくためにも、男女格差がなくならないことには…ということなんですが、まず男女格差がなくなるためには、女性が高い地位に就くことも大事ですけど、反対に家庭に入る男性を認めることも大事なんじゃないかと、、、最近はそんな風に思っています。

ちなみにうちのだんなはいまだにプラプラとあんまり働いてませんけど(苦笑)、私はまぁ別になんとも思ってませんが、この話をすると日本人の方はまずいことを聞いてしまった!て感じの顔をされてしまいますね。かえって気を使わせてしまってすみません、です。でも、私の感覚から言えばですけど、うちの妻は実は働いてませんが、と言っても誰も何も言わないのにこれが男女入れ替わると突然反応が違うのはおかしな話なのです。

ま、私もフルタイムで働いてないので、、、お金に余裕がないのは事実なんですけど…💦。本音を言うと、彼が週1~2日、私が週3~4日働ければ十分かなあ、なんて思ってます。ビジネスセンスは私のほうがいいので(笑)。稼ぎがいいけど、家に全然帰ってこないような旦那は私にはまったく合いませんし。ま、本音の本音では、稼ぎもよくて、家のこともどんどんやってくれて「キミがいるだけで僕は幸せだから一緒にいてくれればそれだけでいいよ!」なーんて、私を自由にさせてくれる人だったらサイコーだけど…そんな人はいなかったかなあ~…てそれだけの魅力が自分にはなかっただけか(笑)。

日本は今は女性もかなりハードに働いてますけど、男女ともに働いて忙しすぎて子供にしわ寄せがいってしまっているのを見るのは本当にしのびないです。子供にしわ寄せ、といえば、共同親権のない日本は離婚数激増でこれもさみしい子供が増えてしまっている原因となってますよね。離婚して貧困になると分かっているのならなぜ共同親権を採択しないのか?て思いますけど、これも、結局は男性が政治や経済を動かす男女格差がある日本ならではの選択なのでありましょう。

子供の面倒を共同に見るって、子供からすると天国ですけど、大人からすると子供の受け渡しとか…割と面倒くさいシステムですからねえ。少なくとも今の日本の男性陣にかかってくる負担は非常に大きい。今まで子供の面倒見なさすぎでしたからね。でも、これを採択すれば子供は劇的に幸福になると思います。

なんてったって、離婚によって親が一人になってしまうことがない!二人に育てられるので母、父二人の影響を受けることができますし。その父、母が結婚すれば、自分にかかわる大人が増えるのでさらに色んな人の影響を受けることができます。共同親権は離婚によって家族が増えるけど、単独はどんどん減っていくイメージかな?お金も同じで、貧しくなるのではなく…むしろ豊かになるってイメージ?!

…たとえばオランダの離婚した親の子供は、夏休みは3週間、3週間で父母交代になるんで、うまくいくと、子供は母と3週間他国へバケーション、父と3週間キャンプ…みたいな感じに楽しい体験がハーフじゃなくてダブルになるんですよ…たまにうちの子が羨ましがってる、、、いや、そこは違うだろ、と思うけど…💦。

話がちょっと子供のことに逸れてしまったけど、でも、日本はなんだかどんどん余裕がなくて、寛容性に欠けて、みんなでいがみ合っているようなイメージになってしまってるけど、、、男女格差がなくなれば、割と生きづらいと思うことは少なくなるんじゃないかなーって思ってます。でも、多くの人は今なお昭和な家庭像が当たり前すぎて、男女格差があることで何が弊害があるのかすら気がついていないという現実。議論の論点が「保育園が足りない」とか…ピンポイントすぎて、まだ社会に影響を与える大きな全体像につながっていないなあーと感じます。

実は男性しか活躍しない社会っていうのは、結果的にものすごく損をしている社会なんですよ。それはもう…学術的にも証明されているんです。日本ではまったくメジャーにならない「人的管理論」というマネージメント論理がありますが、実は私はそれを学ぶためにアメリカ留学しちゃったくらいなんですが…色んな人種、男女、階級の人が同じ会社でうまく働いていけるような環境を作ることはその会社にとってとても有益なんです。いろんな格差が存在する中で生きる人全員にとって有益なビジネスを生み出そうと努力することによってもっとも最適なビジネスが誕生する、考えてみれば当たり前のことなんです。

でも、日本は…こういう視点がまったく欠けていて、多くは男性年配者によって支配されているので、それ以外のひとにとっては全然良いシステムが誕生しないというワケ。

いよいよ少子化が加速化してきて、今後日本は変わっていかなければいけない、、、崖っぷちが近づきつつあります。2020年が始まりますが、この一年、少しでも変わっていけばよいなあ~と願ってます。そのためには、政治が~、とか、社会が~、とかじゃなく…一人一人の意識に変化が生まれないと。。。!日本はもう良くならない…と日本人全員が思っていたら絶対に良くなるわけがないので。

そのために私ができることは何かな?最近はそんなことを考えていますが、それを実行できる年にできたらいいな、と思っています。

では、では、皆様にとってよい一年になりますように。
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