オランダで自転車 ~ デ・ハール城とさくらんぼ

先日の週末も自転車日和の良いお天気。
…で。またまた張り切って出かけてきました。


DSCF4532.jpg

(最近のりすちゃんのポーズはいつもこれ。)


こちらに駐在している方は、オランダの祝日の少なさに
嘆いていらっしゃることと思いますが、、、
なんといっても我が家は毎週が週休3日!
お出かけするのに不都合なことはありません。
ま、毎週出かけると、お金ピーピーになるくらい、でしょうか(涙)。

実は、私のオランダ熱は少し前まで、かなり冷え切っていて、
どこにいっても別に感動することもなくなっていたのです。
どこにいっても同じ店ばっかじゃん。
どこにいっても同じような煉瓦の建物ばっかじゃん。
そらのおらんだ通信なる「通信」HPを持っているハズなのに、
こんな心意気じゃ、みなさんにご紹介したい場所も
あるはずがありません。正直、困ったなー、と思っていたのです。
どっか行くなら海外(オランダ外)、そんな風にね、思ってしまっていて。

しかし、自転車を始めてから、自転車ルート紹介の本を
たくさん読むようになって、目線が変わってきました。
電車や車、バスで「目的地」に行くのではなく、目的地に
行くまでの道のりを楽しむ、ていうのかな。
実際「目的地」よりも「過程」のほうが、感動することが
多かったりして…。結局、旅行やお出かけって、そんな
ものなのかもしれません。

だから。。。
今、私の中では、オランダで行きたい所がたくさん!
次回はどこにしようかな~、とワクワクしている自分がいます。

==========================

だらだら前置きが、長くなりましたが。
今回出かけたのは、「デ・ハール城」

ここは、2002年、私がまだオランダに来たばっかりの頃、
一度、行きました。
でも、この頃は、まだ現在のように観光地化されていなくって、
私が出かけた日も、なんとお休み!!!
ただ、アンティーク鑑定のテレビ番組を収録中、とかで、
遠くからわざわざ来たのだから、と、建物内に入れてもらえた
という、とってもスペシャルな思い出があります。
ただ、そんな経緯から、このお城の歴史、とかには全然
触れていなかったのね。

さてさて。

今回は、自転車を電車まで持ち込んで出かけました。
NS電車まで自転車を持ち込んだのは、今回初めてだったのですが、
まず、ロッテルダムでの乗り換えなど、けっこう大変。。。
自転車って意外と重たいんですもの。
こっちの人って、自転車をひょい、と持ち上げるように運んでます
けど、やっぱり基礎体力の差?!(涙)
私の場合は、ふらふら、と自転車に引きずられるよう!!!
あー、なんか様にならないよな。。。涙

電車を乗り換えて、ユトレヒトの手前にあるVleutenという、
聞いたこともない駅(←住んでいる人が読んでいたら、すみません)で
降りて、ここからデ・ハール城は、約3キロの道のり。
自電車だと、けっこう近いです。

さすが、お城があるような地域は、豊か(リッチ)なのか、
通り過ぎる家々もお庭も、うっとぉぉぉりするくらい素敵。
あー、素敵、素敵、素敵!!!

興奮しつつ、自転車をこぐと、あっという間にデ・ハール城。
やっぱり自転車だと、近い!!

DSCF4546.jpg

今はバラの季節…。


ここは、公園内はOPEN時間内はいつでも入れますが、
屋敷内を見学しようと思ったら、ツアーに参加しなければなりません。
ツアーは約50分、1時間に一回の割合でスタートします。
小さい子連れで、50分って、結構つらいんじゃ…と
思ったけれど、とりあえず申し込んでみました。

ツアー込の入館料は、一人8ユーロ(子供5ユーロ)。
私たち二人はミュージアムカード保有者で、タダ。
…で、りすちゃんの5ユーロだけ払って中に入ったのでした。
なんか、、、変な感じ?!

ちなみに、2002年とかなり変わっていました。
入り口受付に建物が追加され、ミュージアムショップがあるし、
今は結婚式も大々的に受け入れているらしく、
彼らのレセプション場所みたいなのも作られている!!
なーんか、ビジネス化してるなぁ~。


DSCF4540.jpg


ちなみに、このデ・ハール城。
2005年から10年まで、大改修工事中です。
現在も、、、表玄関が、、、こんな感じ。
あちゃ!!!


DSCF4543.jpg


本来ならば、ここからのシーンはうっとりするほど
素敵になるはずだけれど…改修中の跡が。。。ムムム。


DSCF4547.jpg


お庭は英国スタイル。
とても広い敷地で、どこもステキぃぃぃ…。
ふふふ。

さて。
時間になったので、建物内に入ります。
ツアーはオランダ語での説明。
オランダ語が分からない人は、英語の説明紙を借りることができます。
もちろん、私は、、、!!!
…英語。とほほ~。

この英語の説明文もかなり長く、英語が得意な人じゃないと、
この限られた時間で、読破は難しいと思います。。。

というわけで。
↓に、私が興味をひかれた部分の簡単な説明を。



「デ・ハール城について」

私が、一番驚いたのは、ここのお城は今も当主を持つ個人のお城、
だということです。これだけ大々的に、ミュージアムとして、
結婚式場として、お城がビジネス化されていますが、
それが可能なのは、このご当主が、ここに住んでいないから!!
普段は、ロンドンに住んでいて、9月の1カ月だけ、ここに住むのだそう。
うわー、つまり、ここは、お金持ちの別荘だった、というわけですね。
世の中には、金持ちがいるってもんだけど、、、。
にゃーんか、こんな金持ちだと、けた外れっていいますか~…。
今も個人(デ・ハールさん)のお城のため、内部での写真撮影は
一切禁止になっています。

そのため、基本的には9月は一般公開はされていないようです。
ただし、2010年までは改修工事のため、ご当主さんもこちらには
滞在されないのだそう。

そういえば、、、私が2002年に出かけたのは、9月!!
あのとき、中に入れたのは何故?…と考えてみるのですが。
どうやら、9月でも、何かイベントがある際は、城をOPENするようです。
そのとき、ご当主さんたち家族は、お隣のシャレーに泊まって
いるんだとか。

こう考えてみると、私たちが9月に入れたのは、奇跡のよう?

さて。
このデ・ハール城は、15世紀からずっと、現在の当主のご先祖、
van de Haar van Zuylen(ファン・デ・ハール・ファン・ズイリン)によって
所有される城でしたが、何世代かのち、家族は南オランダ(現在の
ベルギーだったか?)に居住を移したため、当主が住まない城と
なってしまいました。

それでも、17世紀までは、家族は1年のうち何度か(9月)お城に
滞在していたのですが、17世紀以降は、誰も訪れることなく、
結局その後、19世紀まで、200年間という長い間廃墟となっていました。

19世紀の終わり。
そのとき、当主となったエティエンヌが、当時莫大な資産を保有していた
ロスチャイルド家の娘と結婚したことから、長い間忘れられていた
このデ・ハール城が再建されることになります。
彼らは、祖先がずっと保有してきたこの城を、かつてと同じような
テイストで再建し、かつての祖先と同じように1年に1回(9月)、
ここに滞在する伝統を再び始めたのです。
この9月に滞在するという伝統が今も受け継がれているのです。

建物内は、かつてと同じようなテイスト、
つまり中世の雰囲気で纏められています。
中世の雰囲気…つまり、薄暗い雰囲気、ですね。
一体450キロもする豪華なシャンデリアとか、タペストリーとか、
とても豪華ですが、ヘット・ローその他のお城と比べると、、、
やっぱり全体的に暗い…!!!
ちょっと怖い感じで、中世の城のムード満点です。

かつて007で有名なロジャームーアも滞在したという「男性の部屋」
なんか、、、暗いし、中世のムード満点の装甲した騎士や長い剣が
飾られているし、、、豪華な部屋だけれど、ここに滞在してもいい、
って言われても、なんだか滞在したくないぞ(怖いぞ)…。

と、思っていると、部屋の天井には、つららのような飾りが…。
何かと思えば、UFOキャッチャーならぬ、ゴーストキャッチャー
なのだ、とか。うわー、ますます滞在したくない…汗。

りすちゃんは、ツアーの間、比較的静かにしていたのですが、
どうやらガイドのオランダ語が分かるようで、ガイドがゴースト
キャッチャーの話をしたところで、
「もうここはいやだ。おばけ怖い~。外に行こうよ~~。。。」
と、ばたばたと暴れていました(汗)。
最後に見たピンクでまとめられた明るい部屋「女性の部屋」
以外は、暗くって怖かったみたいです。。。
そりゃ、そうよね~。

以上が、私の中に残ったこのデ・ハール城の歴史です。


外に出ると、隣の教会では結婚式が行われていました。
どうやらリッチな結婚式らしく、カップルはスーパーカーまで
借り受けしていたなあ。このデハール城とスーパーカー。
どっちかというと4頭だての馬車とかが似合うような
気もしましたが…。

お城の庭を探索し、その後、城下町の小さな町、
ハールツィイレンス(オランダ語だと、どちらかというと
ハールズイリンス?)に向かいました。
van de Haarとvan Zuylenの二つの名前がまじりあって、
この複雑な名前になったようです。。。


DSCF4529.jpg

DSCF4526.jpg


どの家も、デ・ハール城のトレードマークの白と赤で
飾られていて、かわいらしい雰囲気。
半分観光地の村って、感じ。。。

今回、私たちはここの村の中にあるカフェ 't Wapen van Haarzuylen
で、遅い昼食をとりました。

食べ物&味は、、、至って…普通。
建物は中もなかなか趣があっていい感じでした。
写真は、、、まったく撮るの忘れてました。

先ほどのウェディングのレセプションがここで行われていて、
私たちが出る頃には、大賑わいとなっていました。
かわいいドレスを着た女の子たちがいて、りすちゃんは
どうやら目が奪われたよう。。。
今までスカート大嫌い、ドレスなんてもってのほか、だった
りすちゃんが次の日、かわいいふりふりのスカートを
見つけて勝手に着て「プリンセス!」と、喜んでいました。
すっごい変化!!(←母、うれしい♪)

カフェタイムを終え、再び、自転車に乗って、GO!

このあたりは、さくらんぼをはじめとするフルーツの産地。
特にさくらんぼ農家はたくさんあるようです。
Vleuten方面から、ハールズイリンス村に入る前にも
さくらんぼ果樹園があって、さくらんぼが買えるようですが、
私たちはルートを間違えて、そこには行きませんでした(汗)。

でも、デ・ハール城から隣の街(村?)、Harmelenに向かう
途中にやけに賑わっている農家SHOPを見つけ、
おぉ~、と、興奮しつつ、お店へ。(←大げさな)


DSCF4552.jpg


ここは、さくらんぼやいちごなどのフルーツや野菜の他、
ジャムやはちみつ、果汁シロップなど、いろんなものが
たくさん置いてありました。自転車、という限られたスペース
でなければ、かなりのモノを買ってしまいそう…。


DSCF4551.jpg

りんごも多数置いてあったけど、今の季節、収穫できるのかなあ?


DSCF4550.jpg


手作りアイス(←たぶん)もありました。
家族みんなで、もちろん食べましたよ~。
りすちゃんなんて、アイシェ、アイシェ、と大興奮!!
いちごが特に美味でした。

椅子に座って食べていると、りすちゃんと同じ年くらいの男の子が、
なぜか私たちのテーブルにやってきて、一緒に食べていました。
男の子は、りすちゃんに構ってもらいたかったようですが
りすちゃんの神経はすべてアイスに注がれており、
男の子は完全に無視。

…子供にはいつもついてっちゃうのに…珍しい。
完全に「花より団子」なりすちゃん。

結局、さくらんぼ500グラムだけ購入して、農家SHOPを後にしました。
500グラムで4ユーロだったので、けっこうなお値段、かも。
だって、今の季節ならば、スーパーで2ユーロで売ってるもんね。
…でも。収穫場所が分かっている、取れたて新鮮、だと思えば…(?)。
なんてったって、このSHOPの隣が、さくらんぼ果樹園!(写真下)
ちなみに、このお店は、ここだけでなく、すぐ近くの別の場所にも、
大きなさくらんぼ果樹園を持っているようです。


DSCF4553.jpg


その後、そのままHarmelenの街へ向かいました。
ここは何があるってわけでもないようですが、
多くの家が、きれいな芝付きの前庭を持っていて、
コンクリートで固められた家だらけの我が町とは大違い!!
英国にでも来ちゃったか、と思いました。
気持いい~、と思いつつ、自転車を飛ばしました。


DSCF4555.jpg


最後は、道を間違えながら、、、元の駅へ。
今日の自転車はこれでおしまい。
寄り道ばかりで、走行距離は、あんまり、、、なかったんじゃないかな。

帰りの電車では、りすちゃんは、
りすちゃんよりちょっと小さな女の子を連れた12歳くらいの
女の子&男の子たち3人連れと一緒に、電車の中でジャンプしたり、
(日本だったら、考えられないな。。。マナー云々で…汗)
りすちゃんと同じ名前を持つ30歳のおねえさんとおしゃべりしたり、
オランダならでは、の電車での出会いを楽しんでいました。

誰か来るとすぐに、「Hello!私の名前はりすちゃんよ」と
声をかけてしまうので、母は、ちょっとどきどき。
ま、ちょっと前までは、日本語で「あのね、あのね」と
声を掛けていたので、うわー、勘弁してくれ~汗、だったんですが、
今はオランダ語なんで、、、どきどき、くらい、かな(笑)。
幼稚園では、固まってるくせに、、、ワケの分からんりすちゃんです。


うわー、、、本当に長いブログ(3日間かかってる)。
ここまでたどり着いた貴方はえらい!!…って感じね。
長い文章を読んでくださって、ありがとう。


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