
小さな町 - ハッテム(Hattem)
またまた、ブログの更新ができぬまま、
日々がずるずると過ぎていきました。
ま、今日から気分を新たに、、、!!ですワ。
って何度こんなセリフを言っているのかしらねェ…。
まあ、あんまりアテにしないほうがいいのかも(汗)。
この週末は1泊2日で、ちょこっと秋の週末旅行に行ってきました。
宿はずいぶん前に取っていたのですが、どこに行って何をするのか、
ということを決めておらず、直前になって何をしよう、何ができるの?
と、必死に調べるハメになりました(苦笑)。
秋の黄葉を楽しむのが第一目的だったんですが、黄葉はちょっと
早かったかしらね。あと1週間、2週間、、、うーーん。
でも、お天気は素晴らしい秋の青空で、オランダでこんな青空の中、
旅行できるなんて、幸せ!!と思いました。
私たちって、ほんと、、、ツイてることが多いです♪♪
初日には、ハッテム(Hattem)という小さな町にある、
アントン・ピック ミュージアムに行きました。
ここは、前日に急きょ行くことに決めたんです。。。はは。
アントン・ピックはオランダの挿絵作家ですが、日本でもシャドウボックス
やクリスマス・カードなどでよく知られているようですね。
ちなみに私は最近まで知りませんでした(汗)。
ブロとも、makisuke☆さんが、以前こちらを訪れているのですが、
そのときは、「知らんな~」と思った記憶があります、、、(汗)。
Makisuke☆さんのブログ →
Anton Pieck Museum アントンピックミュージアムところが最近はオランダでも大ブレークらしく、去年は本屋で
彼専用のクリスマスカード・コーナーができていて、
ほう、なかなか、と思ったのです。そして、ご縁なのか何なのか
だんなが今年のカレンダーに彼の絵のカレンダーを選んできたので、
私の頭の中にしっかりと刻み込まれた、というワケです。

ドアや窓枠のヒドコード・ブルーが可愛らしいミュージアム。
これは、裏側です。車が、、、邪魔だなあ。

アントン・ピック ミュージアムへの入り口。
可愛らしい小さなドアがいい感じ♪
ミュージアムは、他のミュージアムと共同となっていて、
他のミュージアムの建物を抜けた中庭の向こうにアントン・ピックの
ミュージアムがあります。
どちらもかなり小さな規模のミュージアムです。
この日は、団体がいたのか何なのか、、、やたら混んでいました。


彼の絵を見ていると、ヨーロッパっていいなぁ、、、ステキ、って
思っちゃいますね。ヨーロッパらしさとおとぎの国がミックスしたような…。
そういえば、子供の頃、私が想像する外国ってこんなんだった気がする。

こちらは、エフテリングの本の挿絵。
白雪姫の有名な場面ですね。
「鏡よ、鏡!!この世で一番美しいのはだあれ?」

彼の仕事場の様子…。

展示室はこんな感じ。
彼のスケッチや油絵を見ても、相当な才能を持っていると思うのに、
オランダの批評家たちは「彼は画家ではない」と言っていたそうです。
イラストレーターの扱いだった、てことでしょうか。
日本でも、美しい絵を描くマンガ家は「芸術家」扱いされませんが、
そんなんと同じってことなんでしょうかね。
なんか、、、そういうカテゴリー化ってイヤだわ。
ちなみに、、、生前の彼もけっこう頑固な人だったのか?
「ミュージアムを作ってもいいけど、自分が住んでいる町に人が
来るのはいやだから、全然関係ないトコロに作ってくれ」と要望し、
このハッテムにミュージアムが作られたようです(by だんな談)。
彼が亡くなったのは1987年なので、だんなも記憶に残ってる、
て言ってました。この頃からオランダに住んでいる日本人は、、、
あんまり数は多くないかもしれませんから、日本人で
彼の記憶があるって人はあんまりいないかもしれませんが…。

これらの絵を見て、りすちゃんも何か感じとって欲しい、と
欲張りにも思いましたが…まったく興味ナシ(汗)。
子供コーナーで黙々と遊んでいました、、、。ま、いいんだけど~。

中庭からは、くるくる回る風車も見えました。
時間があったので、小さなハッテムの町も散策しました。
可愛らしい町でした。

小さなマルクト。

マルクトには、古い教会があります。
ただし、内部は夏の間、平日しか見られません、、、。

マルクトには、井戸の手押しポンプもありました。
りすちゃんに「ちょっとやってみたら?写真撮ってあげる」
と言ったら、彼女はハマってしまい、延々とやってました(汗)。

も、もういいよ~。終わりにしようよ~…。
踏ん張った足が必死さを物語ってますね…苦笑。

カフェにて。
今回は、学校から借りてきたクマくん「Flip」と一緒。
Flip君については、また別の機会に。。。
彼は、オランダでは超有名人(←有名クマ)なのだ。

ミュージアムの裏手にあった風車も見に行きました。
この日は、一般公開中でした。
風車で挽いた小麦粉が売られていたので、いつもOPENなのかな?

いつも思うけど、羽根がくるくる回っているのは怖い。
この日、説明してくれた人の話しによると、怖いのは本当らしく、
1ヶ月前くらいに、子供が風車の羽根に叩き付けられて
亡くなったのだそうだ、、、ゾゾゾッ。
むやみやたらに羽根に近づかないほうがよいと思います。はい。
そんなこんなで…。
たった数時間の滞在でしたが、なかなか充実した時間でした。
どこかその辺りへお出かけの際、ちょこっと寄られるのがいいかも。
ちなみに、ハッテムの町はズウォレ(Zwolle)の近くです。
公式WEBサイト(オランダ語のみ):
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更新もせず、すっかりランキング熱が下がってきてますが…(汗)
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コメント
ホント日本語と同時学習している状態で、どっぷりオランダ語のオコチャマたちに混じって・・・
ですもんね!素晴らしい~♪おめでとうゴザイマス♪
そしてホントにツイてます!
我が家が行った時は雨模様だったのにー。こんなに晴天に恵まれるとは。笑
街の散策なんてしませんでしたもん。
なので、なーんにも無かったというイメージ。小さい街でしたしねー。
アントンピックの描く絵って、古き良きヨーロッパ。ってイメージですかね~。
やっぱりやっぱり好きですよ、私。笑
それにしても、懐かしい絵~!!!
大学時代、シャドーボックスを習っていました。
習い始めの頃は、ピーターラビットの絵柄でいくつか作品を作ったんですが、それ以降は全てこのアントン・ピックさんの絵で作っていました。
オランダ人だったんですね!知りませんでした。アメリカ人だと思っていました。。。
今見ると、どうみてもヨーロッパの絵ですね(笑)。なぜアメリカだと思っていたのか謎です。
あの時作った作品はどこへ行ってしまったのか・・?
手元には1つも残っていません(笑)。道具も含め、結婚した時に整理してしまったのかな・・?
懐かしい思い出です。
ひゃー。
忙しいのに、さっそく飛んできていただいてありがとうございます。
ほんと、ほんと。天気は…この週末前後だけが良いお天気で、
先週なんかに予定を組んでいたら大変なことになってました(汗)。
お天気に恵まれて何よりでした。
小さな町でしたが、のどかな感じで、こういうのもまた良し、って
思いましたよ。小さな町の小さなミュージアムで、いい感じでした。
飾られていた絵も、いいものばかりで、彼の描いたアムスの場所に
実際に行ってみたいなーなんて思いました。
旅行先のスケッチも、何気ないシーンなんですが、それがまた
良くて。ああいう場所をぱぱっと選び出せる才能がやっぱり
すごいですよね。私には、残念ながらナイ…。
朗読コンテスト、頑張ったみたいですよ。
最近いつのまにか単語が読めるようになっていたんですね。
私にも美しい発音を教えて欲しいデス。。。苦笑
へぇーーー。大学時代にシャドーボックス~、、、。
なんだか高尚ですねぇ。私は、その頃、そんな言葉さえ知りませんでした。
ていうか、あれを見ても、「作る!」ていう発想はなかったです(汗)。
で、作品は行方不明~?!もったいないですねー(涙)。
どうせならお一つでも譲っていただきたかった、、、。
アメリカやカナダも過去の英国統治時代を振り返るような
ノスタルジックな絵ってありますよね。実は、私もそんな
アメリカやカナダのノスタルジックな絵が好きだったりするんです。
確かにアントン・ピックもそれ系かも?
しかし、よぉく眺めてみれば、彼の描く町並みは、
「オランダ」の町並みが多いかも。ミュージアムには、
大きなアムスの絵を描いた油絵なんかもあって、
ここに行ってみたいな~、なんて思いましたよ。
ピーターラビットのシャドーボックスもステキそうですね~☆
エフテリング
こちらで質問させていただいていいものかわかりませんが、よろしくおねがいします。
オランダにある「エフテリング」という遊園地🎡はいかがでしょうか?旅行書を探してもなかなか紹介されていません。
アントンピック の世界に憧れてヨーロッパであの世界と同じような場所があれば訪れたいのです。
ご返事頂ければと思っています。よろしくお願いします。
Re: エフテリング
こんにちは。はじめまして。メッセージありがとうございます。
エフテリングは遊園地としては小さい子から大きい子まで楽しめるオランダでは一番の遊園地です。
しかし…アントンピックの世界にあこがれて…というと、ちょっとそれは全然違うかもしれません(汗)。
むしろユニバーサルスタジオのハリーポッターコーナーのほうがずっとアントンピックの雰囲気があると思います。
アントンピックの世界はやはり寒い冬にヨーロッパ(各地のクリスマスマーケット)を訪れるのがよいのではないかと思います。
日が暮れたあと、ポッと照らされた光はなんとなくあの時代・あれらの作品に通じる気がします。