アムステルダムでダッチ・デザイン

DSCF9633.jpg

オシャレな空間が広がるアムスの図書館

これまた、ずいぶん前の話になってしまったんですが、
最後の夏日だった9月末、久しぶりにアムステルダムに
出かけてきました。

メインプログラムは「友達とのおしゃべり」だったので(笑)、
特にどこに行こう、あそこに行こう、ていうプログラムも
なかったのですが、せっかくなので友達にお薦め場所を
案内してもらいつつ、、、アムス街中をぐるっと散策しました。

もう大抵の町を一人で歩きまわることができる、って
思うんですが、大御所アムスだけはまだちょっと…。
住んでいる日本人もいるし、大丈夫よぉ~ってとこなんでしょうけど、
「もし間違えて変なところへ入り込んでしまったら…。
もし偽警察に呼び止められたら…。」etc.心配はつきません(苦笑)。
あの放射状に延びる町並みってのもダメですね。
曲がって曲がって曲がれば元の場所、、、に辿り着かない(汗)!!
どーも迷いやすいんです。イマイチ良く分かりません。
ああ。でも、デン・ハーグもイマイチ良く分かりませんが…。
ユトレヒトだってくねくねしてるし。
、、、て、そんなんばっかりじゃないですか、ワタシ。

てなワケで、待ち合わせは無難に中央駅。
久々に田舎から出て行ったので、ごった返す人々が大きな
スーツケースを片手に英語を話しているのを見て、
「あー、なんか外国に来たみたい!!」と、
それだけでなんだか一瞬、旅行気分になりました。
スキポールも外国気分を盛り上げますが、アムス中央駅も
盛り上がりますな。

それにしても。
アムス中央駅周辺っていつ来ても、いつまで経っても、
工事中…。どうなってるんだろ?と思いきや、今、
町のど真ん中を横断する地下鉄を建設中なんですってね。
それでもって、その地下鉄が…当初計画していたより
難航していて、予算も工事期間も膨大に膨らんでいるんだとか。
なんでも、ゴールデンエイジの17世紀の家々が
地下に掘られた穴によって、ずぶずぶ倒れちゃうハメに
なって、「穴掘るな」運動に発展しているのだとか。
うーーーん、こりゃ、完成はまだまだ先そうですね(苦笑)。

私たちは、その工事現場を横断して、2007年に完成したという
「アムステルダム公共図書館」に行きました。
アート性溢れる空間として、日本の建築関係者にも有名だという
この図書館。

…いやぁ。ほんと、ステキな空間が広がっていました。
どこもかしこも、写真を撮りたくなってしまいます。
流行りのデザインホテルみたいな感じで、これが公共図書館!!
ていうのが、信じられないですね。


DSCF9635.jpg

お花のランプの下にあるのは、子供図書コーナー。
置いてあるソファが寝そべるソファで、親子が寝そべって
本を読んでいました。
図書館=寝そべって本を読んでOK、この発想に脱帽!!


DSCF9632.jpg

おしゃれなDVDコーナー(だったと思う。。。違ったかな?)
あ~、私だったら、マンガ置きたいな。なんかそういう空間。
(←意味不明)


DSCF9625.jpg

本がずらーっと並んでいるんですが、もうそれだけでオシャレ。
黄色と青の小さなランプが照らされていて、本がキラキラ
光っているんです。この写真だとちょっと分かりにくいんですけど。


DSCF9631.jpg

寝そべっていいのは、本を読むときだけじゃないよ。
なんと、こちらは、寝そべりソファと検索コンピュータ。
後ろにずらーっと並ぶCDも圧巻です。


DSCF9630.jpg

アート性溢れる検索コンピュータ。やっぱマックね。

どうです?ステキでしょう。
これを見ただけでも、アムスに来た甲斐があった、と思いました。
これを建築した人は、ほんと、楽しんでデザインしたんでしょうね。
こんなに自由な発想ってちょっとないもの。
我が町の図書館にも感動しましたが、こちらは比ではなかった(笑)。
恐るべし、ダッチ・デザイン!!

上階にはカフェがあって、テラスでお茶を飲むことができます。
私たちは何もオーダーせず、眺めだけちょいと拝借~。


DSCF9626.jpg

この日は良いお天気でしたが、霞がかかっているのか?
全体的に白っぽい景色でした。
下を眺めれば、気持ちよさそうにボートが通り過ぎていくし。
こういう天気の良い日にはボートに乗りたくなるわね。
寒い日は、、、絶対にイヤ、だけど。

さて。お昼ごはんの時間です。下調べでいろいろ見てみたんだけど、
どうも「これ」というものが見つからず…。
お友達に頼んで、お友達の好きなところに連れて行ってもらうことに
しました。お友達の好きな場所は…アムスでも有名な場所。
↑の写真にも半分見えてます~。


DSCF9638.jpg

そう。見るからにチャイニーズなこのお店!!
「え、このお店~?運河クルーズで見たことあるよ~。」
見たことあるけど、行ったことなかったこの建物で
ご飯を食べるということで、私もちょっと興奮。

この日は私たち以外にも日本人の方々がいらっしゃり、、、
アムスで有名な中華なんでしょうかね。
私たちは2人しかいなかったのであんまり頼めなかったけど、
おなじみの飲茶をオーダーしてばくばく食べました。

おしゃべりに夢中になって、もしや今日はここで幕引き?
て勢いでしたが(笑)、なんとか途中で切り上げて、
イザ!アムステルダム散策です~。


DSCF9640.jpg

ひとりだとそそくさと通り抜けなければいけない通りでも、
この日は写真を撮っちゃったりして。
お天気もよく、ものすごい活気づいているので、
怪しい雰囲気もないけど、たまーにコーヒー・ショップとか
大きな窓に椅子が置いてあるお店(←飾り窓)とか通ります。

そういえば、この日は、あんまり大麻?の匂いがしませんでした。
アムステルダムといえば、街角ごとにぷおーーーんと匂う
あの独特の香り…。「あんまり匂わないねェ」と友達に言うと、
「週末がけっこうすごいかな」と言ってました。
まぁ、日本じゃ、街角で匂うってことはないわね(汗)。

大麻の匂い、といえば、思い出があります。
以前、りすちゃんと地下鉄に座っていたら、後ろに怪しげな
お兄さんが来て座ったのです。すると、強烈な香りが…。
や、やばすぎる、、、(汗)。
そこに3歳だかそこらのりすちゃんが大声で一発。
「なんだか変な匂いがするねェ~~!」
しょえぇーーーーっ。
もう私は、即座に思いました。
「あーーー、日本語で良かったぁ~~。」ってね(汗・汗)。
結局、お兄さんは即座に立ちあがってどこかへ行ってしまい、
事無きを得たんですけどね。

二人でべらべらとめどもなくおしゃべりをしながら、
歩いていきます。どこをどう歩いていっているのか…
私にはイマイチ分かりませんでした(笑)。
街角・街角ごとに「あ、ここ、見たことあるな。」
「ああ、ここね。」と思うんですが、地図を開けて
「さあ、今、あなたはどこにいる?」と言われても、
絶対に指せないような…(汗)。
やっぱり、放射状は苦手です。

この日は、本当に良いお天気で、どこも人・人・人。
こんなに混んでいる日にアムステルダムを歩いたことは
なかったかな、てくらいすごい人混みでした。
あー、でも、アムスにくると、いつもすごい自転車だな、
混んでるなって、思うんですけどね。

人混みをかき分けて、すーっと静かな空間へ。


DSCF9642.jpg

アムステルダム・ベギンホフ。
すごく久しぶりにきました。たぶん10年ぶりくらい?
観光客がうるさいので、そのうち門を閉めるっていう噂を
聞いていたので、入れないのかと思ってました(苦笑)。


DSCF9644.jpg

ベギンホフ内にある英語改革派教会の内部。
ここは、エリザベス女王陛下もいらしたことがある由緒正しき場所。
今でも英語で礼拝が行われています。

ほんと、町のど真ん中にあるのに静かでいい感じです。
外へ出てからの私たちの会話。
「こういうところに住むと静かで便利だからいいよね。」
「でも、お庭でひとりビールってムリなんじゃない?」
「あと、お庭でバーベキューとかさ。ムリだよねー。」
「お友達を招いてワイワイってさ。ご近所さんにも声かけちゃう?」
「きっと追い出されちゃうよ。」
「ある日、追い出しの手紙がポストに入ってるのかな~。」
「どうやって追い出されるんだろうね~。」
どうも、二人ともベギンホフに住む住民にはなれそうもありません(爆)。


DSCF9645.jpg

お友達お薦めのお店、Pylones (ピローヌ)
かわいいパリの小物雑貨ショップ。
置いてあるものすべてがカラフルでかわいらしい~♪
こんなん、、、日本にも進出しそうだねぇ~と言ってたんだけど、
帰ってからコンピュータで調べてみると、やっぱり東京の
輸入雑貨店が取り扱っているみたい。かわいいですもん。

ただ、私はこういうの、どうやって飾ってどうやって使っていいのか
分からず、うまく使いこなせないタイプ(涙)。
難しいんだよな~。

お店を出て、再びずんずん歩きながらおしゃべり。
天気が良いからフォンデル公園でおしゃべり、または、
思い切ってダイヤモンド屋さんに行くか~?!

…って、ぜんぜん違う選択肢じゃんね(爆)。

ワタシ、ダイヤモンドやジュエリーはあまり興味ないんですが、
見るのは大好きなんです。って、誰でもそうかしら?
女二人だったら、気軽に入れるかなぁーなんて思ったんですが、
やっぱりダイヤモンド屋さんとしては、買う気な人に来てもらいたい
らしいですね(苦笑)。当たり前ですかね。。。
お友達がちょっと詳しいので、あれこれ聞いてみたら、
やっぱりちょっと敷居が高そうだったので、とりあえず
辞めておきました(苦笑)。

ちなみに、今は中国人がばんばんとダイヤを買っていくんだそうです。
何カラットもの巨大ダイヤがどーーんと売れていくそうな。
そのノリ「あ、じゃあ、ワタシ、これとこれ!」みたいな…。
すごいなあ~。でも、彼らの旅行(中国からの観光旅行)は、
買い物・買い物・買い物、で、せっかくヨーロッパに来ても、
買い物しかしないんだそうで、、、。
こういうのってあんまりうらやましくないなぁ~(苦笑)。

なんか聞けば聞くほど、バブルの頃に日本?って感じがします。
日本も、ちょっと前まで、世界の町の高級ショップのお得意様で…。
ここ、アムステルダムでもダイヤをばんばん購入していった
日本人がいっぱいいたんだろうなあ~。

あの頃、日本人は「世界を買った!」なんて浮かれていたけど、
今の中国人ツアー客を見て、私があんまりうらやましいと思わないのと
同様、きっとあの頃も、海外の人は日本人をうらやましいと
思わなかったのかなー、なんて、今更ながらそんなことを
考えてしまいます。きっと浮かれていたのは日本人本人たちくらいで。

ヨーロッパに住んであちこち訪れると、その文化遺産に圧倒されますし、
美術館に行けば貴重な美術品の量に驚きますし、
有名な絵画一点や二点が日本に流出したところで、
痛くも痒くもないということが分かります。それをマスコミが
「日本は世界の文化遺産を買った!」みたいに騒ぎ立てて…
あの頃は私もなんだかすごい!なんて思ってましたケド、結局、
本当はあんまり大したことなかったのでは、なんて思ってしまうのです。

あの頃、買われていったダイヤは今、日本でどうしているんでしょうか。
母から子へ、子から孫へ…と代々の遺産になっているとステキですけどね。

あーー、なんだか話がずいぶん変な方向へ…(苦笑)。

そんなこんなでダイヤ店にはいかず、私たちは、フォンデル公園へ。
この日の公園は、、、イベントでもあるの?ってなくらい、
ババ混みでした。ほんと、人・人・人。
皆、手に飲み物を持って、芝生に座りこみ~~。
私たちは、公園内のカフェで、まだまだおしゃべり。
女っちゅうのは、、、いくらでもしゃべれますな(笑)。


DSCF9648.jpg

この日は、夏日のように暑かったけれど、
公園内はかすかに黄葉していて、やっぱり秋が近づいてる?
そんな感じでした。

この日は、結局アムスを出たのが夕方6時過ぎで、
家についたら夜8時過ぎてしまいました。
最後は小走りし、急いで帰ってきました、みたいにアピール
したけど(←ムダムダ)、玄関を開けてくれたりすちゃんが
「ママー、何やってたのー。遅いよ~。」
と、喝!!母はしょぼーーーん、です(苦笑)。

ま、それはともかく。
お友達とおしゃべり、という目的が達成できて楽しい有意義な
日でした。このお友達、こちらに来てから、本当に災難続きで
私だったら絶対に日本に帰ってるよ!!て感じなんですけど、、、
彼女は会うたびにたくましくなっていって…。
すごいなァ~。この日も、またまた私のほうがパワーを
もらっちゃいました。どーも、ありがとう♪♪
(←って、これ、読んでるかどうか、、、びみょーだけど(汗))



line_10.gif

オランダ情報ブログランキングに参加中です↓。
薔薇の画像をぽちっとクリックしてくださるとうれしいです heart3.gif

クリックしてね♪ありがとう♪
にほんブログ村 海外生活ブログ オランダ情報へ
にほんブログ村
いつもありがとうございます。
関連記事

コメント

非公開コメント

月別アーカイブ