オルフェイスの窓の町 - レーゲンスブルク

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サッカーCLの決勝はバイエルンが勝ちましたね。試合を見ていたんですが…なんちゅうか…ファンのマナーがいいですね!
特にドルトムントのファン。負けても応援し続ける姿に感動しました。これが、アヤックス対フェイエノールトだったら、ロンドンは大暴動ですよ(苦笑)。最近は、サッカーといえば、ファンのいざこざや移籍云々のことでいやぁな気分がしていたので、久々にさわやかさを感じました。

そういや、前回のバイエルンvsバルセロナは、ドイツ・レーゲンスブルクで見ていたんだっけ、ということで、書こう、書こうと思っていたレーゲンスブルグのことを書きます(笑)。てか。すでにサッカー自体がちょっと前の話になってしまいましたが…汗。

レーゲンスブルク…ドイツの古都であり、今や世界遺産の街でもあります。私は高校生の頃、「オルフェイスの窓」という池田理代子
の漫画を見て、ドイツといえば=レーゲンスブルク、という強い印象のあった街でもあります。

一度は行ってみたい、行ってみたい…と思いつつ。ここは、ちょっと一般的な観光ルートから外れているんですよね。わざわざここを目指していかない限り、ここには辿りつかない…微妙な場所に位置しているため、なかなか機会に恵まれず。行ってみたいという希望を持ってから何十年(?)もの月日が経ってしまいました。でも、ついに、ついに、行きましたよ。

今回の旅行では、ミュンヘンもノイシュバインシュタイン城にも行きましたが、一番の目玉は私にとってはレーゲンスブルクでした。
ドナウとレーゲン川が合流する街レーゲンスブルク。けっこう大きな街にもかかわらず、奇跡的に第二次世界大戦の大空襲を逃れたため、今でも古い街並みがほとんどそのまま残っています。お近くのニュルンベルクとかヴュルツブルクは空襲で街が破壊されて
いるため、メイン地以外は新しい街並みになってしまっていますが、ここはどこを周っても…なんというか古めかしい歴史を感じさせる雰囲気。。。イイ感じ~。

世界遺産に登録されているにも関わらず、「観光ルート」から外れているためか、団体観光客がほとんど…というか全然おらず。いるのは、ドイツ人観光客と思わしき人々ばかり。うーーん、ここは、ドイツ人にとっての古都なのかな~って、そんな気がしました。そのせいか、全体的に「しっとり」していて優雅で良かったですヨ。やっぱり、すごく綺麗な街並みでも、観光客がどどーんといると、どうもイメージが…てこともありますもんね。

そして、やたらの治安の良さにもびっくりしましたねー。すっごく高級なジュエリーショップとかアンティークショップも単なるガラス窓だし、CDやDVDなんかも店外にそのまま出してあるし。こんなん、ロッテルダムだったら、全部取られてしまうわ~~。と、つくづく思う私がいました。私ってば、治安の悪いとこに住んでるってそういうことなのね(涙)。


それでは、それでは、写真集です~。

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オルフェイスの窓にも何度も登場する風景。この橋は、ドイツで一番古い橋(1100年代)です。ゲーテがこの橋からの眺めを見て、感嘆したのだとか。確かに美しい…風景です。思いのほか、ドナウ川の流れが速いのにビックリしました。


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夜9時頃、電灯がつく時間を狙ってカメラをもって撮影に。りすちゃんがお供についてきてくれました。こんな時間に…と思いましたが、安全&安全…。


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本当は中州まで行きたかったんだけど…ちょっと歩かなければいけないのでここで断念。


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街中はこんな感じ。チェコやオーストリアの国境にも近いので、少し中欧の雰囲気がありますね。


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お店も、ドイツ伝統の民芸品などを売るところが多く、なんだかクリスマスマーケットのよう、、、。あとは、南ドイツのあの民族衣装を売るお店も多かったわね~。こういうお店がたくさんあるってことは、やはり観光客が多い、てことなんでしょうかね。


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ステキなアンティークショップが立ち並ぶ路地。


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ここの中にあるレストランがとても美味しかった~♪石畳が似合う街並みです。


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教会の塔を見上げる。


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少しだけどローマ時代の遺跡も残っています。


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ここから先は、「オルフェイスの窓」の世界~。

漫画の舞台となる音楽学校のモデルとなった建物、「トゥルン・ウント・タクシス城」です。このトゥルン・ウント・タクシス家は、ヨーロッパの郵便事業を開拓した(?)名家です。昨年末、ブリュッセルの教会で彼らの大きなお墓を見ましたが…もともとはハプスブルグ家ゆかりの人なんですね。

それにしても、ドイツもオーストリアも皇帝が廃止されたにもかかわらず、一方で、こうやって皇帝一家並みに莫大な財力をいまだに持ち続ける一家もいるんですね~。。。


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じゃじゃじゃーん。この辺りが、あの「オルフェイスの窓」ゆかりの窓だと思います。ガサゴソと木の枝をかき分けて撮りました(爆)。
でも、同じことをするオル窓ファン日本人もけっこういるのではないでしょうか~(笑)。


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裏正面からの風景。ここも漫画で多数使われてますね。


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イザークがベートーヴェンの皇帝を弾いた場所。大きな道路のすぐそばにあるので、ちょっとイメージと違ってましたケド。


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私のイメージは、どちらかというと、こちらかな。広大なトゥルン・ウント・タクシス城のお庭内にあったあづまや。

ともかく、緑がまぶしく、街のどこを歩いても中世を想像させる雰囲気が溢れ、池田理代子さんがこの町を選ばれたのも、なんだか「納得」!という気がしました。実は、私…この漫画を読んだ影響で、大学でドイツを選択してしまったという…かなりのマニア(?…笑)。この漫画を読まなかったら、この町を訪れることもなかったと思われるので、やはり「縁」かもしれませんね(笑)。

今回、有名な橋のたもとのソーセージ屋さんに行けなかったのと、このトゥルン・ウント・タクシス城の内部見学が出来なかったのが
心残り!!クリスマスマーケットもさぞや綺麗なんだろうな~。またこの辺りを旅することがあったら…是非、大回りしてでも立ち寄りたいと思います。


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そらのおらんだ通信HPでもたくさんの観光情報を載せています。
是非こちらもご参考ください♪

133.gif オランダ観光はこちらから → オランダ観光
133.gif ヨーロッパ各都市の観光情報 → とっておきのヨーロッパ
133.gif ヨーロッパ旅行記はこちらから → ヨーロッパ紀行

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コメント

いい街並みですね。

行きたくなりました。

交通手段は車で行かれたのですか?

こんにちは♪

素敵な街ですね~!
写真を見て、子供を叱りすぎて荒んだ心が和みました。。。

いまさら言うのかって!?感じですが、
やっぱりヨーロッパっていいですね、うふふ(笑)

目の保養になりました!
素敵な写真ありがとうございます!!

私も行ってみたいですぅ~(´Д` )

☆ ブンタさん、

ありがとうございます!とてもステキな街並みでしたよ。

うちは車を運転しないので、もっぱら公共交通機関利用です(汗)。
レーゲンスブルグはICEも止まる街で、ニュルンベルクからは1時間、
ミュンヘンからは1.5時間、ミュンヘン空港からはバス乗り換えで1.5時間です。
今回私たちは、ミュンヘン空港まで飛行機で行き、その後はお安い
バイエルンチケットを使ってのんびり旅を楽しみました。

☆ すとろべりーふらわーさん、

おお。こんにちは!
子供を叱りすぎて荒んだ心って…。。。汗
学校生活がはじまり、いろいろ時間に余裕がなかったりしますよね。

ヨーロッパ…懐かしく思っていらっしゃるようで何より!
今年は寒かったり雨ばかりだったり…いろいろ「うーん」ですけど、
近くに気軽にいける逃亡先(?)が多数あるのは魅力ですよね(苦笑)。

☆ Rietjeさん、

おお。お久しぶりの方々のコメントが続きますな~。
うれしい限りです♪

実はカメラを買い換えまして…(とはいえ、またもやコンデジです)
新しいカメラで撮ったので、果たしてどうか!?という感じだったのですが、
みなさん、喜んでくださる写真が撮れて良かったです。

まあ、カメラの性能・私の腕前云々の前に…
この街並みが美しかったのがもちろん一番大事な要因なんですけど!

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