
今年は本当にいいお天気続きですね。
私は日本でオランダってどんなところ?と聞かれると、
必ず「天気がよければ最高の国です」って答えているんですが(苦笑)
こんなにいい天気だと…最高の国になっちゃうじゃないですか!
今は花が咲き乱れて春爛漫となっています。
って、昨日寒冷前線が通って少し寒くなってしまいましたけど…☆
先日、りすちゃんは無事補習校に入学し、新たなスタートを切りました。
3月の間は、かなり熱心に勉強し、2年生の漢字を制覇
(←とはいえ、熟語を筆頭にかなり怪しいレベルですが…)。
最後の週は、1週間でドリルを一冊終えるくらいのペースで、、、
どないしたのん?この子?!と私がビックリでした。
やればできるんじゃーーーーん。
こんなにできるんだったら、補習校行くことないじゃーーーん。。。と思いましたけど、まあ、それはそれ。これはこれ。。。(苦笑)
補習校に行くからこそ、頑張ったのでしょうしね…汗。
補習校は、今年はかなり人数が増えたようで、入学式では日本人に
酔ってしまいそうな感じでした。お友達も出来ると思うし、
楽しみです。
さて。
今月の初め、そのりすちゃんの教科書を取りに、デンハーグまで
行ってきました。
もうとにかく良いお天気で…。
こんな日は、歩きたい。歩くぞ。。。!!!!
と、なんと、行きは中央駅から全行程歩いてしまいました。
街を抜けると、どこもかしこも花が咲き乱れていたし、
気持ちの良い天気だし、かなりの距離でも元気いっぱいでしたよ。
行き先は、大使館を経て、ハーグ市立美術館というルート。
大使館からハーグ市立美術館は特に花がいっぱいで良かったです。
街でパンを買って行って、途中ベンチに腰をおろして
お昼ご飯にしましたけど、気持ち良かった~~。
こんな素朴なランチも、天気が良ければゴージャスに変身です。
(↑写真トップの風景を見ながらランチでした)
ハーグ市立美術館に行くのは2度目。
1回目はなんと10年くらい前に出かけたのではないでしょうか。
ともかくかなり古い記憶です。
今は、閉鎖中のマウリッツハウス美術館の一部作品がこちらに
展示されているため、かなり人気度が高いこちらの美術館。
ただ本来のメインは…モダンアートです。
ここのコレクションのトップはピエト・モンドリアン。
オランダの(世界の…?)モダンアート(抽象絵画)の巨匠です。
オランダは、、、フェルメールやレンブラントといった
黄金時代の巨匠が一番有名で、内外にその名を知られているんですが、
アート好きの人々にとっては、モンドリアンは絶対外せないのでは
ないのでしょうか。
いやー。
でも…かくいう私は、最近モダンアートをかなり見ているんですけど
以前よりはなんとなく理解できるようになったかな、とは思えど、
やっぱりよく分からない世界ですね。。。苦笑
印象派までの流れはよい。
キュビズムもなんとか行けるか?!?!
が、そこからですよ。。。問題は(苦笑)。
ピエト・モンドリアンも普通の風景から完全抽象画に移行した画家で
彼の作品の流れを見ていると、彼らが目指した究極のリアリティとは
まさに単純色化・線化なんですけど、これが究極のリアリティと
呼べるものなのかなあ。私は進化とは言えど、リアリティとは
呼べないんじゃないか、と思うんですけどねえ。
しかし、この進化。
やっぱり見る人・評価する人があってこそのアートなのだと思う。
認められなければ、広まる可能性さえないわけですから。
最近、私もクリエイティブに何かを考えていることが多いせいか、
こういうのを見ると、ちょっと複雑な気分になりますね。。。

建物からしてちょっとモダン。市立美術館。

有名なモンドリアンのヴィクトリ・ブギウギ。
購入当時、税金の無駄遣い!!とさんざん揶揄された作品。
今だったら、、、絶対買えませんね。

こちらにもたくさん…モンドリアン。
これらの綺麗な色遣いを見て…パッチワークの組み合わせを
考えてしまったワタシ。はははは、、、。

こういう意味不明の巨大作品を見るといろいろ考えてしまう。
この芸術家の家はこれが入るくらいに大きいのか?とか。
これを作っている間、ちょっと怖くなかったどうか?とか。
もし評価してもらえず、美術館に納入できなかったらどこに飾るのか?とか。
要するにどうでもいいことを、、、ぐだぐだと(苦笑)。

ここは、印象派の作品数は少ないけど、いい作品が揃っています。
こちらはモネの作品。いい作品!!!

デルフト焼きの部屋もあります。
個人的には、、、このデザイン、どうなのかなあ~と思いますが…。

驚いたのが地下階!!!
前の訪問時はなかった…この巨大な、巨大な芸術品。
なんと窓1つ1つが美術館の展示室になっているのです。


こんな感じに。
窓枠には番号も書いてあって、それをコンピュータで検索すると
箱の中に展示されている小さな芸術品すべてが検索できるしくみ。
す、すごすぎる!!!!!!!!
かなりオドロキました。
全部丁寧に見ていたら、、、日が暮れそうです。
というか、上のほう、高すぎて見られません。
中には、美術館に絵を見た来た人々の映像が動いている枠もあって
子どももこれを見たら楽しいと思います。
現に小学生のグループがこれを見に来ていて、皆、
「先生。これ、いい~~!!!」
と話していました。でも、先生は…
「これは見ていると時間がかかりますから、先に行きます。」
って無情に答えてましたケド…。
2時間ほどの滞在でしたけど、終わったら、、、悶々頭がすっきり。
たまに出かける美術館はいいですね。
楽しいひとりお出かけでした。

そらのおらんだ通信HPでもたくさんの観光情報を載せています。
是非こちらもご参考ください♪

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